本プロジェクトをご覧いただきましてありがとうございます。実行者の大石です。

 

沢山の方々からご支援を頂いております、本プロジェクトも残すところあと1週間となりました。本プロジェクトへご支援を頂けました事に感謝と御礼を申し上げます。

 

ここで、少しだけ私がこのプロジェクトを始めた想いを改めてお伝えできればと思います。

 

2010年6月に日本ファンドレイジング協会に入局した私は、入局と同時にこのプロジェクトの元である、寄付教育事業(現在は、社会貢献教育事業)の立ち上げと展開を担当することになりました。

 

立ち上げ当時は、同様の寄付に関する教育プログラムを探しても皆無で、広く知られるような一般化されたプログラムはありませんでした。

 

代表と当時の先輩スタッフと共に、試行錯誤しながらプログラム案をつくってはみたものの、学校の現場で実践した経験など一度もなく、ましてやネットワークや伝手もあるわけがなく、本当に出来るのか実施する現場も決まらないまま事業を前進させるべくもがく日々が続いていました。

 

そんな私たちの取組みを知って、学校教育現場を紹介してあげようと、お声掛けして頂く方が現れ、パイロットケースで初めての取り組みを行ったのが、2010年12月の福岡県北九州市と埼玉県鶴ヶ島市でした。

 

北九州では小学校と高校、鶴ヶ島では中学校で行わせて頂き、フィードバックを受けてプログラムを修正し、また行わせて頂くという現場をお貸し頂きながらプログラムをブラッシュアップしていくことの繰り返しでした。

現場でトライアンドエラーを繰り返させて頂けたことには本当に感謝しかありませんでした。

 

その後、寄付の教室を基本プログラムを、福山、名古屋、島根などの地域でも少しずつ展開させて頂けるようになりましたが、まだまだ1回試しにやってみるという域を出ませんでした。

 

2014年からは、もう一つのプログラム、社会貢献をすることの意義を対話を通じて深める「社会に貢献するワークショップ」もつくり、更にプロラムに幅が出てくることで、少しいろいろな学校からご関心をお寄せ頂く機会が増えてきました。

 

2015年からは、これらの知見とプログラムを元に、プログラムを提供コーディネートできる人材を育成するための研修事業「社会貢献教育ファシリテーター研修」を開始し、延べ人数で300名が受講し、これまでに41名が21都道府県で活躍するに至りました。

 

最初の研修には42名の方々がご参加くださり、それまで行ってきたことに関心を持ち一緒に広げて下さる仲間がこんなにいらっしゃったんだということに、驚きと嬉しさが入り混じり、研修のはじめで感極まったこともありました。

 

2017年からはこれらを仕組みとして教育現場と連携しながら展開していくにはどうしたら良いか、核となる学校やコミュニティ財団、社会貢献教育ファシリテーターと連携しながらモデルケースを地域ごと作っていく取り組みを進めてきました。

 

そして、いまやっとこれまでの取り組みが少しずつ理解され、協力参加してくださる学校や教員、社会貢献教育ファシリテーターを中心とした担い手が一つになったプラットフォームをつくる動きが始まりました。

 

何も形のなかったところから、沢山の方々に助けて頂き、一歩一歩ここまで進めてくることができました。まだまだ、道半ばではありますが、普通の生活の中でその人らしい社会貢献が出来るようになるには、やはり子どもの時の成功体験と自分の価値観で選んで参加するという経験が不可欠だと確信しています。

 

日本の学校教育では、学習指導要領外の新しい取り組みを全国的に一斉に展開することは容易ではありません。

 

しかしながら、現場の学校や教員の中では、確かに子どもたちに社会と接点を持たせ、自分の役割が社会にありそれを通じて自信を付けさせたいという想いが出てきています。

 

希望する学校に、確かな体験を届けるために、このプロジェクトを立ち上げて挑戦しています。この想いが少しでも多くの皆様からの共感を頂けることを願っています。

 

大石俊輔

2010年12月、寄付の教室パイロットケースを初めて行わせて頂いた北九州

 

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