みんパピ!第2回クラファンのプロジェクト終了報告です。
ご支援いただいた皆さまへ
今回のクラウドファンディングでは、1,953名からの総額19,134,000円のご支援をいただきました。
2回目のクラウドファンディングにもかかわらず、ファーストゴールを大幅に上回るご支援をいただけたことに、メンバー一同より改めて感謝を申し上げます。
いただいたご支援をもとに、この1年間で行った活動として以下の8点を報告いたします。
7月の中間報告と重複する部分もありますがご容赦くださいませ。
いただいたご支援は、我々運営メンバーの活動資金には充てず、下記活動に必要な資金に使用いたしました。
改めて、ご支援下さった皆さまへ深く感謝申し上げます。
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<活動目標1:団体の基本的な運営の維持とアップデート>
①ウェブサイトの更新・拡充
【更新情報】
・ホームページのトップページを大幅に更新しました。それに伴い、利用者様が読みやすいカテゴリー分類を作成しました。
https://minpapi.jp/
・リーフレットおよびフライヤーの申し込みフォームをトップページのバナーに設置しました。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfkOwKj08jRUs78m4qOX9rcYGSQ1H-e72bA3ydU_RlEAoEMNw/viewform
・A5サイズリーフレット【産婦人科クリニック用】の利用方法のページを更新しました。
https://minpapi.jp/hpvv-non-medical-personnel-pdf/
・ハガキ大フライヤー【小児科クリニック向け】の利用方法のページを更新しました。
https://minpapi.jp/hpvv-medical-workers-pdf/
【HP概要】
ホームページを作成して以降のデータは以下になります(最初の公開からの通算)。
2020年の活動開始からこれだけ多くの方にご覧いただけたことを本当に嬉しく思っております。
・ホームページ利用者数;1,257,377 人
・ページビュー数;2,128,217 PV
・閲覧地域:ほとんどはアジア(ユーザー数1,244,913)ですが、米国からも8,161人、ヨーロッパから4,285人、オセアニアから1,076人ほど閲覧して頂いています。
第2回クラウドファンディング終了後の2021年12月から2022年11月まででよく読まれているページのトップ3は以下の通りです。
まだご覧になっていない方は、この機会にぜひご覧ください。
(1) 性交渉の経験があってもHPVワクチンの効果はありますか?
https://minpapi.jp/hpvv-effect/
(2) ワクチンと予防接種の意味は厳密には違う?正しく理解しよう!
https://minpapi.jp/vaccines-immunisation/
(3) 予防接種の副反応、有害事象、副作用それぞれの違いについて
https://minpapi.jp/side-effect-adverse-event-side-reaction/
②ポスター・フライヤーのアップデート・無償提供
これまで無償配布していた説明用ポスター・フライヤーを、2022年4月時点の最新情報を踏まえてアップデートしました。
なお、2022年11月30日時点での配布枚数は、合計23万枚程度となっております。
・フライヤー 149,673枚
・リーフレット 89,260枚
・送付施設 1,113施設
これだけ多くの施設から資料請求をいただけたこと、メンバー一同とても嬉しく思っております。
ぜひ、引き続きご活用をいただけますと幸いです。
<活動目標2:教育現場や医療機関、自治体などに向けた情報提供の強化>
③教育現場へのアプローチ
(1) みんパピ!・KNOW ★ VPD !協働プロジェクト「 中高生のための HPV プロジェクト 」
①中高生向けの啓発ポスターの配布
・説明資料配布数:全国の中学校10,200校、高校5,300校
・発送日:2022年6月6日
②希望のあった学校への啓発資料(がんとHPV)提供
・申し込み学校数 152校、40,457部(2021年は92校、21,742部)
・期間 ~8/31
▼2022『中高生のためのHPVプロジェクト』授業資料の無料提供について(NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会ウェブサイト)※現在は終了
https://www.know-vpd.jp/news/2022hpv.php
(2) 保護者向けPTA講演会
・長野県佐久市立岸野小学校 2021年10月23日
・長野県佐久市立臼田小学校 2021年11月19日
・金沢市PTA協議会 2022年2月19日
・長野県佐久穂町佐久穂中学校 2022年10月13日
(3) 養護教諭・学校教職員向けオンラインセミナー
・主催:NPO法人 VPDを知って、子どもを守ろうの会、一般社団法人 HPV についての情報を広く発信する会(みんパピ!)
・後援:厚生労働省
・タイトル:「今、知っておきたい 子宮頸がんとHPVワクチン最新情報」
・実施日:2022年3月24日
▼2022『中高生のためのHPVプロジェクト』養護教諭向けHPVセミナー(NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会ウェブサイト)
https://www.know-vpd.jp/news/hpv.php
(4) 学校からの説明用資料請求・提供
・全国109施設
・提供枚数:27834枚
④全国の産婦人科医への啓発ポスター配布(日本産婦人科医会経由)
キャッチアップ接種の周知のため、日本産婦人科医会と協働しキャッチアップ接種啓発ポスターを作成しました。
1997-2005年度生まれのキャッチアップ接種対象者は、月経痛などでの受診や子宮頸がん検診で産婦人科を受診する機会がある世代なので、産婦人科外来に啓発ポスターを掲示することも有効と考え、全国の産婦人科医へ啓発ポスターを送付しました。(合計で約1万7千枚)
⑤自治体との取り組み
現在、大阪市、株式会社Godotと連携して子宮頸がん予防啓発事業を実施しています。
▼プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000106742.html
取組(1):100日間のTwitter啓発 (#ヒトパピつぶやこSNS投稿100日チャレンジ)
2022年11月24日から3月4日の国際HPVデーまで100日間、4と9のつく日にTwitterにてHPVや子宮頸がん、HPVワクチン、子宮頸がん検診等に関する正確な情報を発信しています。医療系インフルエンサーや大阪市すこやかパートナーを中心に拡散を依頼し、広く一般市民に向けて情報を広めることを目指します。
以下のアカウントと発信をフォローしていただけますと嬉しいです。
アカウント情報:
・アカウント名:【公式】大阪市×みんパピ!@子宮頸がん啓発チャレンジ
・ユーザ名: @Osaka_Minpapi
取組(2) :YouTubeライブ (緊急生配信!そこが知りたい子宮頸がんとワクチンのこと 第1回)
12月4日(日)21時、HPVや子宮頸がん、ワクチンや検診に関する素朴な疑問にこたえるYouTube対談ライブを行いました。
▼視聴ページ(YouTube)
https://youtu.be/zrw4jO217v8
キャッチアップ世代の大阪市若手職員や、定期接種対象世代の子どもを持つ父親でもある大阪市職員、関西圏を主軸に活動するHPV啓発団体Vcanの医学生等を迎え、対談形式で上記テーマについて理解を深める場にできたと思っています。
開催時間内での総視聴者数は305人でした。ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました。
取組(3) :YouTubeライブ (緊急生配信!そこが知りたい子宮頸がんとワクチンのこと 第2回)
2023年3月4日(土)国際HPVデーに、YouTube対談ライブ第2回を開催します。詳細企画中ではございますが、定期接種対象者やキャッチアップ世代の方々、その保護者のみなさまにご関心を持っていただけるゲストをお呼びし、対談形式でHPVワクチンや子宮頸がん検診等について知識を深める場とすることを目指しております。
<その他>
⑥研究活動
(1) 「小児科医を受診した母親の意思決定に関する小児科医向けフライヤーの有効性」:英語論文が査読付き医学雑誌「Vaccine」に掲載されました。
みんパピ!が作成・全国提供した、「安全性」を重要視したHPVワクチン説明フライヤーの重要性が評価され、学術論文として認められました。
▼論文ページ
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264410X22008611
(2) 株式会社JMDCの保険者に対して「HPVワクチンや子宮頸がんに関する情報提供が接種意向に与える影響」:調査・分析中です。
⑦啓発イベント
(1) 高校生アイデアフェス
2022年7月25日から8月7日にかけて、子宮頸がんについて話すことを友達の間で流行らせるためのアイデアを考える第2回高校生アイデアフェスが開催されました。
対象者は全国高校生で、みんパピ!は昨年に引き続き、インプットセッションへの登壇と審査員で協力いたしました。
今後も、当事者である若い世代や学生の取り組みを、みんパピ!はサポートして参ります。
▼第2回 高校生アイデアフェス 開催レポート(LAVENDER RINGウェブサイト)
https://drive.google.com/file/d/1mRkmfzd2aDNrOxqH-9NnuG1FpDr9hhIh/view
(2)「Hellosmile Special Roomie Roomie!みんパピのお時間」公開収録イベント
2022年11月5日に、サンリオピューロランドにて400名を無料招待した啓発イベントが開催され、みんパピ!もご協力させて頂きました。サンリオさんやダンス&ボーカルグループ「BuDDiiS」とのコラボにより、子宮頸がん予防にこれまで関心のなかった方たちにも知って頂くきっかけとなりました。
▼イベントレポート
https://www.buzzfeed.com/jp/kanakoinaba/hellosmile-event
(3)2023年6月25日予定(愛知小児科医会市民公開フォーラム)
場所:名古屋市栄オアシス21
愛知小児科医会と共催でHPVワクチン啓発に関する市民公開フォーラムを予定しています。
⑧パブリックスペースへの大型広告やオンライントークイベント
2022年3月から4月にかけて、各種イベントデーに合わせた大型広告による啓発活動やトークイベントを実施しました。
(1) 3月4日(国際HPV啓発デー)
みんパピ!は昨年に引き続き、国際パピローマウイルス学会の公式パートナーとして、3月4日の国際HPV啓発デーに啓発活動を展開しました。
渋谷駅の大型スクリーン(渋谷ハチ公前広場に位置する巨大屋外広告ビジョン)に、国際パピローマウイルス学会が制作し、みんパピ!が翻訳・吹き替えしたHPVワクチンの啓発動画を放映しました。
「One less worry」(心配事を一つ減らそう)をキーワードとし、若者の街である渋谷においてHPV感染症やHPVワクチンについての啓発動画を放映することで、若い世代に「予防できるがん」の情報・知識を知ってもらうことを目指しました。
(2) 3月7日〜13日(国際女性デー関連イベント)
合同会社DMM.comが主催したDMMオンライン展示会イベントにて、みんパピ!代表の稲葉医師がメッセージとともに、東京駅 中央通路の電子広告に掲載されました。
なお、本企画では、主催のDMM.comさんのご厚意により無料で広告を掲載いただくことができました。重ねまして、深く感謝申し上げます。
▼掲載メッセージ
「知らなかった」という理由で死なないでほしい。
子宮頸がんは予防できます。
▼イベントページ
https://online-event.dmm.com/lp/femtech/event/?photo=22
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活動終了報告は以上となります。
2022年4月から本格的に積極的勧奨が再開され、キャッチアップ接種への費用補助が開始となりましたが、実際にどの程度接種が進んでいるかはまだ明らかではありません。
また、2023年4月からは9価ワクチンが定期接種に盛り込まれることが決まりました。HPVワクチンに関する政府の動きが加速していますが、定期接種対象者や保護者の方にとっては、正確かつ最新の情報を把握し接種等の判断をしていかねばなりません。だからこそ、正確でわかりやすい情報提供をより多くの方に届ける重要性が増しています。
みんパピ!は、「皆さんに、科学的に正確な情報をまずは知っていただきたい」という活動開始当初からの思いで、引き続き活動して参ります。
今後ともご後援頂けますよう、どうぞよろしくお願い致します。
みんなで知ろうHPVプロジェクト