ご支援いただいた皆さま、誠にありがとうございました

堺 アルフォンス･ミュシャ館のクラウドファンディングを応援してくださったすべての皆さまへ

　10月27日からスタートした当館のクラウドファンディングは、昨日12月24日23時をもって終了いたしました。
　本プロジェクトは、ミュシャの作品《クオ・ヴァディス》を再考する意味でも、堺のじゅうたん織りの伝統技である「堺緞通」の伝承を後押しする意味でも、きっと歴史的な試みになるという強い想いを持ちながら企画いたしました。しかしながら一方で、コロナ禍でたいへん厳しい状況の中、果たして皆さまにご支援いただけるのか不安も抱いておりました。

　すでに大阪刑務所には制作を承諾いただいておりましたので、まずは制作にかかる最低限の費用150万円が集まることを祈りながら準備をすすめておりました。

　しかしながら、開始早々4日目にしてその目標をクリアして緞通の制作が決定

し、また当初最終目標としておりました300万円にも早い段階で到達することができました。全国のミュシャファンの皆さまの想い、伝統技の継承への願いや歴史的なロマンへの共感、刑務所の取り組みに対する応援のお気持ちが寄せられ、最終的にはサードゴール：500万円を遥かに上回るご支援をいただくことができました。職員一同感謝の気持ちでいっぱいです。

　今回のクラウドファンディングにおいて、皆さま方からたくさんの支援や応援のお言葉とともに、本プロジェクトや当館に対する大きなご期待をお寄せいただきました。
　これから、皆さまお一人お一人からお寄せいただいた想いやご期待に応えるべく、これまでにない堺緞通の制作と、その過程を記録する動画や図録の制作、《クオ・ヴァディス》の詳細な作品調査をすすめてまいります。

　また返礼品のお届けなど、皆さま方へのお礼の準備も進めてまいります。
　今後の取組につきましては、支援者の皆さまにお送りする「プロジェクトレポート」をはじめ、引き続きREADYFORページ内新着情報や当館のホームページ、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム等で順次お知らせさせていただきます。
　これからも本プロジェクトをはじめ、当館の取組において皆さま方からの応援やご支援をいただけますようよろしくお願い申し上げます。

　この度は誠にありがとうございました。

2021年12月25日

堺 アルフォンス･ミュシャ館