国立新美術館|時代を映す、挑戦的でダイナミックな展示をこれからも
寄付総額
目標金額 10,000,000円
- 寄付者
- 489人
- 募集終了日
- 2025年1月31日
“国立”なのになぜクラファン?展覧会コストは5年でどのくらい増大? ― 国立新美術館が寄付を募る理由
クラウドファンディング開始から約1か月。現在ご支援は約60%、支援者様の数は180人を超えました。
金額はもちろんのことですが、支援人数がひとりずつ増えていくことに心強さを感じ、届く応援コメントも館内でひとつひとつ、ありがたく拝見しています。
一方で、今回の取り組みに対する疑問の声や「なぜクラファンなのか?」「本当に資金が足りないのか?」等、このプロジェクトに至った背景を詳しく知りたいという声もいただいています。
そこで、よくいただく4つのご質問について、あらためてお答えしたいと思います。
よくいただく4つのご質問
Q. 国立新美術館は、マンガやファッションなど入場者数を集めている展覧会も多く、成功しているイメージ。本当に資金が足りないの?
Q. 展覧会の開催コストは具体的にここ5年位でどれくらい増額している?
Q. 国立新美術館がクラファンをしなければならない状況について、館としてはどう感じている?
Q.「国立」と名のつく施設なのに、国が予算をつけないの?
国立新美術館を運営しているのは「独立行政法人国立美術館」です。独立行政法人とは、公共性の高い事業を安定的かつ効率的に実施するために設立された法人です。維持管理費や人件費など、館の運営に関わる基本的な予算は国からの交付金で賄われているのと同時に、自分たちで収入を確保していくことが館の事業運営においては非常に重要となっています。
当館でも、企業協賛やユニークベニュー(美術館という特別な場所をイベントなどに貸し出すこと)などの施設貸出収入、外部助成金を得るなど、多角的な収入源の確保に継続的に取り組んでいます。
展覧会の予算も例外ではなく、館の目指す質の高い展覧会を開催するためには、ときに基本の予算に加えてさらなる資金を確保することが求められます。展覧会「リビング・モダニティ」においても、充実した展示を作っていくために、さまざまな企業からご協賛をいただくなど、必要な予算の確保を進めてきました。
その上で、2階の展示室で挑戦する〈ロー・ハウス〉の原寸大展示については、見ごたえのある展示を目指しながら、より多くの方にご覧いただける無料観覧を実現するために、さらなる資金を必要としており、今回初めて広く一般の方からご寄付を募ることを決めました。
Q. 国立新美術館は、マンガやファッションなど入場者数を集めている展覧会も多く、成功しているイメージ。本当に資金が足りないの?
展覧会にはその都度さまざまなステークホルダーが関わっており、収支構造もさまざまです。例えば、メディアと共催し多数のスポンサーと作り上げる大規模な展覧会と、館が自主的に企画を進める展覧会とでも違います。展覧会の開催体制によっては、入場料収入やグッズ売上、協賛収入などが、必ずしもすべて「館の手元に残る資金」に直結するとは限りません。
また、収益性だけにとらわれず、国立新美術館として取り組むべきだと考える展覧会 ― 新しい表現を試みた作品や若手のアーティストを紹介する企画、テーマ性をもって多彩な作品で構成する総覧的な企画など ― に取り組む中で、そうした企画こそ広く多くの方にご覧いただく機会とするために、観覧料をなるべく抑えたり、ときに観覧無料にしたりします。
今回の〈ロー・ハウス〉原寸大展示も、ミ―ス・ファン・デル・ローエの思い描いた計画案を初めて体験できる貴重な機会と、その魅力を多くの方と共有するために、無料観覧にすることとしました。
国立新美術館の企画力と展示空間を生かした充実した展示を実現し、それを多くの皆さまに届け続けるためには、今後も寄付を含めた多彩な収入源を模索していく必要があると考えています。
Q. 展覧会の開催コストは具体的にここ5年位でどれくらい増額している?
円安や物価高等の影響を受けて、5年前の同規模の展覧会と比較するとかかるコストは5~6割増しになっています。具体的には展示施工費や海外からの作品輸送費用、また働き方改革の影響もあり、展覧会の運営には欠かせない展示看視、警備などの経費も増大しています。
国立新美術館は、博物館・美術館としては国内最大規模の施設です。延べ床面積49,830㎡は、サッカーコート約7面分。施設の維持管理や展示の制作、運営においても、コスト変動の影響を大きく受けます。安定的に施設を運営していくためには、多角的な財源を確保することが、重要だと考えています。
Q. 国立新美術館がクラファンをしなければならない状況について、館としてはどう感じている?
国立新美術館として、今回のクラウドファンディングは「致し方ない最終手段」というよりは「今後の館のために必要な挑戦」だと捉え、ポジティブに取り組んでいます。
クラウドファンディングは、「一般の方々から」広く「寄付を集める」ための手段です。
当館では、これまでもコスト削減やさまざまな手段での資金確保に奔走してきました。そして、さらなる多様な財源の確保に迫られる中で、こうした個人の方々からのご寄付は非常に強固で大きな力になります。今回のクラウドファンディングはその第一歩目として短期的な資金調達だけに留まらない意義ある取り組みだと考えています。
本プロジェクトは国立新美術館をご支援くださる方々とつながるきっかけという点でも、新しい挑戦です。
当館では、これまで個人の方とつながりを持つ機会が限られていました。他の博物館・美術館にあるようなメンバーシップ制度などもありません。
その背景として、当館がコレクションを持たない館であるということも影響していました。しかし、無色透明だからこそ提供できる「国立新美術館ならでは」の多彩な展覧会をさまざまに企画してきたことは、当館の強みでもあります。そんな国立新美術館らしさに共感し、応援したいと思ってくださる方々は、これからの当館の運営を支えるとても重要な存在であり、そうした方々とのつながりを大切にしていきたいと考えています。
このクラウドファンディングを一つの契機に、これからも館の経営の持続的なあり方や、国立新美術館を応援いただける仕組みをどのように作っていくか、前向きに模索していく予定です。
国立新美術館の新しい挑戦にご賛同いただけましたら、どうかご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
▶今回のご支援の使い道について、詳細はこちら
ギフト
15,000円+システム利用料

【一押し】【限定グッズ】大判トートバッグ
●オリジナル大判トートバッグ
国立新美術館のイラストとロゴが印刷された大判トートバッグ
サイズ:横約550mm×縦310mm×マチ180mm
素材:リネン(麻)とコットンの混紡生地
●お礼状
●リビング・モダニティ展招待券1枚
●展示室・HPへお名前掲載(ご希望の方のみ)
●寄附金領収書
- 申込数
- 121
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
10,000円+システム利用料

【限定グッズ】外観モチーフハンドタオル
●外観モチーフハンドタオル
国立新美術館の外観をイメージしたウェーブがデザインされた、非売品のハンドタオル。赤色または青色いずれか1枚をお届けします(色はお選びいただけません)。
サイズ:約26×24.5cm
今治タオル
●お礼状
●リビング・モダニティ展招待券1枚
●展示室・HPへお名前掲載(ご希望の方のみ)
●寄附金領収書
- 申込数
- 67
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
15,000円+システム利用料

【一押し】【限定グッズ】大判トートバッグ
●オリジナル大判トートバッグ
国立新美術館のイラストとロゴが印刷された大判トートバッグ
サイズ:横約550mm×縦310mm×マチ180mm
素材:リネン(麻)とコットンの混紡生地
●お礼状
●リビング・モダニティ展招待券1枚
●展示室・HPへお名前掲載(ご希望の方のみ)
●寄附金領収書
- 申込数
- 121
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月
10,000円+システム利用料

【限定グッズ】外観モチーフハンドタオル
●外観モチーフハンドタオル
国立新美術館の外観をイメージしたウェーブがデザインされた、非売品のハンドタオル。赤色または青色いずれか1枚をお届けします(色はお選びいただけません)。
サイズ:約26×24.5cm
今治タオル
●お礼状
●リビング・モダニティ展招待券1枚
●展示室・HPへお名前掲載(ご希望の方のみ)
●寄附金領収書
- 申込数
- 67
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年3月

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