メンバー医師赤司より

プロジェクトメンバーの赤司良平です。
先日、鹿児島で開催された日本心血管インターベンション学会（CVIT）地方会に参加してきました。会場ではACS（急性冠症候群）についてのセッションが数多くあり、医師や看護師さん・臨床工学技士さんなどのメディカルスタッフの皆さんが日々の取り組みを熱心に発表されていました。
なかでも心に残ったのは、「この街を守るカテ室から～地方で戦うインターベンション医のリアルとCVITの使命～」というセッションです。夜間や休日の医療体制を維持することが難しい地域がある一方で、それでも地域の命を守るために懸命に活動されている姿が紹介されました。
特に、今回私たちのプロジェクトにご寄付をいただいた島原のI先生のご発表は大変印象的でした。先生は、医師1名とメディカルスタッフのチームで365日体制で心筋梗塞患者さんの救命に尽力されており、その強い使命感に深く感銘を受けました。また、直接お話しする中で「この取り組みに期待している」とお言葉をいただけたことも、大きな励みになりました。
この経験を通じて、すべての地域で救急救命士の方々の心電図読影能力がさらに向上し、ACS患者さんが安心して救急医療を受けられる環境を実現したいという思いをあらためて強くしました。今後も皆さまの温かいご支援に応えられるよう、活動を続けてまいります。