コラムの中で、今回のプロジェクトが紹介されています!

 

http://www.muji.net/lab/living/121212.html

 

内容を一部抜粋すると…

 

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インドでは、生理用ナプキンがなくて多くの女性たちが困っているといいます。市場で売られている生理用ナプキンは高すぎて、一般の人には使えません。そもそも都市からはなれた農村部には、届くこともないのだとか。生理中に学校に行けなかったり、畑仕事ができなかったり、また不衛生な布などを使って病気になったりすることもあるようです。


そこで立ち上がったのが、インド南部タミルナドゥ州コインバートルに住むムルガナンサン氏でした。簡単な訓練を受ければ誰もがつくれる「生理用ナプキン製造機」を開発。ひとつの村でひとつの機械を独自につくることで、その地域の人たちがナプキンを安く手に入れられるようにしたのです。そしてさらに価値あることは、その村に雇用が産まれ、女性が収入を得られるようになること。そのことによって、子どもの教育費が稼げるようになるという連鎖を起こしたのです。彼はこの機械をインドの隅々まで届け、ナプキンの使用を促しながら、地域の女性たちが貧困から立ち上がれるよう支援し続けています。


実はインドでは、こうした地域に根ざしたさまざまな技術の開発が生まれています。「グラスルーツイノベーション(草の根イノベーション:インドの経営大学院の教授、アニル.K.グプタが提唱)」と呼ばれるこの活動に共通するのは、大量消費、大量生産といったモデルではなく、限られた資源や制約の中で、地域の規模に合わせたビジネスモデルをつくっていくということ。そして貧困からいかに脱していくかということをテーマにしている点です。

 

こうした草の根イノベーションと海外企業の市場参入の仕方を比較すると、いろいろなことを考えさせられます。それは、世界の中の1割の国の経済発展モデルをそのまま輸出していいのか、ということです。


すでに経済発展を成し遂げた先進諸国は、今、資源の問題や人口縮小、高齢化、少子化といったたくさんの課題を抱えています。新興国も同じ方法でいけば、世界中の国が経済発展をした後に、すべての国が同じような課題に直面することになってしまうでしょう。本当は、先進諸国がなし得なかった経済や社会の仕組みを新興国の人々と一緒に考え、そのモデルを先進国が見習っていくことが必要なのです。

それぞれの国や地域が、他の国に依存せずに、安心して暮らしていく仕組み、自立できる仕組み──それが本当に必要なのは、経済発展をした先進諸国の方なのかもしれません。

 

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残り15日,よろしくお願い致します!

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