全3回に渡るクラウドファンディングご支援への御礼
この度の「森鴎外『舞姫』執筆の旧居 根津神社への移築プロジェクト」では、最終章含め全3回のクラウドファンディングを実施させていただきまして、延べ1,186名の皆様から、総額3,875万円という大きなご支援を賜り、お蔭をもちまして、無事完成を迎えることが出来ました。
ここまで見守り応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます。
この度の移築プロジェクトは令和4年10月から始まり、2年9か月を経て、令和7年8月1日に竣工祭を執り行うことが出来ました。
ご支援いただきました全てのコースのリターンのお届け及び実施も完了いたしましたので、以下のとおりこの度の収支についてご報告をさせていただきます。
◎ご支援いただいた金額(全3回のクラウドファンディング合算)
ご支援総額 38,750,000 円
システム利用手数料等 7,164,740 円
差引ご支援額 31,585,260 円
◎移築にかかった総費用
鴎外荘解体 1,276万円
木伐採・伐根、石材移動・処分 1,837万円
地盤調査・測量 130万円
既存塀解体・仮囲い設置 779万円
設計・監理 4,338万円
池撤去・造園工事 2億 64万円
建築・外構工事 3億1,729万円
機器類・その他 645万円
合計 6億 798万円
結果的に総工費は当初見込みより大きくなってしまいましたが、今後末永く残していくために妥協せずしっかりとした建物が完成したと思っております。
完成しました建物の名称は、「第二客殿(舞姫の家)―森鴎外旧居・旧赤松家住宅―」とさせていただきました。森鷗外が舞姫を執筆した家ということはもちろんのこと、この家は元々、赤松則良氏(森鷗外の最初の妻登志子の父)が持ち主であったという歴史も名称の中に込めております。
当面は神社の客殿として、神社の催しに活用していきますが、将来的には一般公開をする予定でおります。まだ時期は未定でございますが、一般公開の準備が整いましたら、お知らせさせていただきます。
この度のクラウドファンディングを通して、鴎外荘移築のこと、根津神社のことについて、これまで接点のなかった方々にも広く知っていただく貴重な機会となりましたこと本当に有難く思っております。多くの皆様より温かいご支援を賜りましたこと改めまして深く感謝申し上げますとともに、皆様の益々のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
根津神社 宮司 内海康人









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