プロジェクト終了報告

2017年03月29日

教師育成セミナーが無事に終了しました!

 

2017年3月10.11日に実施したteachers skill up grade seminar が無事に終了しました。

皆様のサポートがなければ、教育を良くする一歩を歩むことができていなかったと思います。この場をお借りして、心より感謝を申し上げます。

セミナー終わりに記念写真

 

ネパールの農村で活動を始めて3年。大きな壁がありました。それは、どんなにteacher trainingがあろうとも「学校とは」「教育とは」という問いに対して教師自らが向き合わなければ教育は変わらない、学校は良くならないと痛感していました。

 

今回のセミナーでは、様々な地域から総勢70名の先生方がドゥリケルに集い、様々なトピックのもとディスカッションや講義が行われました。

 

実は大きなハプニングもありました。ネパールはまだまだ政情が安定しないのが現状です。時々バンダとよばれるストライキがおこります。バンダが起こるとバスなどの公共交通機関は停止してしまいます。

 

3月8日に3月10.11日はネパール全土でバンダが起こるというニュースが入って来ました。10日に来る予定の先生たちがバンダで来れなくなる心配がありました。急遽予定はしていなかったものの9日に学校終了後前泊をしてもらえるよう手配をしなんとか半分の先生たちが集まりました。

 

幸いにも、10日は雨がひどくカトマンズではバンダが起こらずいつもよりバスは少ないものの通っていました。朝から続々と先生たちが集まり、当初予定していた先生たちが全員集合しました。

 

10日のセミナー内容は以下の通りです。

•teachers can change 

•role of head teacher 

•teachers can make a difference 

•how parents are involved in the school

•role of teachers 

•how to use the calculator presented by CASIO

 

教師の役割とは何か、子供とは何か、学校とは何か、というテーマから自分自身の学校で起こっている問題などを先生たちが共有します。その後、専門の先生より学校運営や、教師というプロフェッショナルな仕事について、また子供のやる気を引き出す方法などの講義が行われました。

生徒のモチベーションを上げるためには

 

Teachers can make difference という活動をネパール全土で行なっているMr. Mohan 氏が語りかけます。

 

教師の大切さについて語る

 

自分が教師であることに誇りを持っている人は拍手をしてください

 

まばらな拍手。

 

ネパールでは、教師の社会的地位がまだ低く、教師のモチベーションが上がらない、教師というプロフェッショナルな仕事に関しての誇りを持てない先生方が沢山います。

 

講義の最後にもう一度語りかけます。

 

すると、会場を包み込む大きな拍手がありました。

 

一人ひとりが、「学校とは何か」という問いに向き合いディスカッションを行いました。

ディスカッションでは、学校・教師は勉強を教えるところである。実はそれ以外の回答が出なかったのです。

 

「学校とは」「教師とは」について語る

 

学校や教師は勉強を教えるだけではなく、人を育てる場所である。「人を育てる」とはどういうことなのか。人を育てるということに関して学校と地域、家庭とかどのように連携し合えば良いのかという様々なアイディアを学びました。

 

2日目の朝

9時から始まるセミナーにほとんどの先生が8時前には集合していました。1日目と先生方の表情が変わったように見え、「Good morning!!!」と気合の入った挨拶から始まり続々と前の方から座っていく先生たち。また、先生同士の会話も多くなり賑やかなムードで2日目が始まりました。

 

2日目は以下のトピックのもと行われました。

・educational policy and practice 

・natural disastar education and how to get student's attention with limited materials

・English teaching methods for active learning 

・Action planの作成

 

最近変わった教育システムについての講義

 

2日目は日本から大学の先生をお招きし、2015年に地震が起こったネパールでどのようなメカニズムで地震が起こるのか。またさらに、ブッダの生まれたネパールで仏教と理科を組み合わせた面白い講義をしていただきました。

 

 

またTAPが力を入れている英語教育に関しての講義では、ネパールの子供達が苦手とする自分の意見を伝えることができるproduction activitesを小・中・高のレベルに合わせてどのように行うことが良いのかなどを様々なビデオを通して行いました。

 

セミナーの最後には、今回のセミナーで学んだことを生かしつつどのようなことを自身の学校で行っていくのか、また一人の教師としてどのようなことを行っていきたいのかというプランをたててもらいました。

 

2日間という短い時間ではありましたが、「今までこのようなセミナーはなかった」「私たちの学校にも是非来て欲しい」という声をたくさんいただきました。

 

セミナー終了後、参加をした学校を対象に学校訪問を行いました。

バスが通っているふもとまで村から2時間かけて歩いてバスに乗ってきてくれた先生たちが非常に多くいました。そしてそのように遠くから来てくれた先生方の方から今後学校をこのようにしていきたい、という話をしてくれました。

仮設で勉強をしているラムチェ村の子供達

時には夜9時を過ぎるまで校長先生と、他の先生たちのモチベーションを上げるにはどうしたら良いのか、学校が大きくセミナーで教わった授業参観をどのように行えば良いのかのアイディアを共に練ったりもしました。

 

ここからが始まりです。

先生たちと協力しながら、約1年後どのような変化が生まれるのか今から楽しみです。

皆さまからご支援いただいた資金は全額セミナー開催のために使用させていただきました。

会場・プロジェクター・3日間の全教師・スタッフ宿泊代・食事代:470000ルピー

文具・certificateなどの印刷物代:62650ルピー

教師の交通費諸経費:177500ルピー

講師陣への謝礼:30000ルピー

 

リターンにつきましては、5月末をめどにお送りする予定ですので楽しみにお待ちいただければと思います。

 

70人という実に多い教師の方々が参加をしてくれました。今まで、そのようなセミナーに参加をしたことがない先生もいれば、さらに学校をよくしようと奮闘している先生など実に様々な先生たちが2日間にわたり教育と向き合う機会をいただきました。

 

「自分がセミナーに呼ばれたのだ」「学校の代表として参加をしている」そんな意識が今後の学校運営に大きな意味を持つと信じています。


今後も私たちの活動は続いていきます。

詳しくは、facebookページをご覧いただければと思います。

 

最後に、このような機会をいただきTAP-smile for Nepal-一同心より感謝を申し上げます。