
支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 104人
- 募集終了日
- 2023年7月21日
活動ブログ⑤ ゴミ山で働いてみる
現在、NFC KUMAEのクラウドファンディングに挑戦しています!詳しい内容はリンクをご覧ください。応援よろしくお願いします🤲
https://readyfor.jp/projects/nfc-kumae-kakouzyou
2023.7.14
今回のブログはゴミ山についてです。センシティブな内容で、政府も隠したい事象、間違った情報を発信してしまう可能性のリスクがあるので、詳しい事実よりも、あくまで僕がゴミ山に入り込み、その時に感じたことや主観ベースに書きます。
そんな今日ですが、ゴミ山での仕事を手伝ってきました。
休憩所にて大量のハエにたかられながらメモを取りました。
僕は何回かゴミ山で働いています。以前は週一で、現在は時たまに。
同情のためではありません。
単に知りたい、自分がどう感じるか確かめたい、何かに繋げたいためです。
自分に興味があったらなんでもやってみる、経験だと思っているためです。
働いてる時間は役に立とうとしっかり働きますが、時間も限られているのでそんなに助けになれてません。ゴミ山で働く人には悪いですが、自分の経験のための時間となっているし、知りたいからだと公言しています。
Kumaeで活動する身として、自分たちがやりたいこととして、ゴミ山で働かざる得ない人がいる中で村に仕事の選択肢を作りたいと言いながら、
ツアーで案内もしながら、
村の人から話は聞きつつも、ゴミ山に入ったことない、一緒に働いたことがないのは、自分自身を許せなかったからです。
ジャーナリストなどの影響で、規制が厳しくなり、現在なかなか部外者が入れない状況です。外から見てても案内してたら笛を鳴らされたり、捕まったら罰金を取られるようです。
Kumaeの関係性のもと、僕はゴミ山に働きに行く村のスタッフのご夫婦に連れて行ってもらっています。
ゴミ山でなぜ働くかは、生活のお金を、村の他の仕事(農業や大工)より効率よく稼げるからです。
単純にゴミ山がなくなればいい訳ではなく、生態系があります。約300人の方が働いていると聞きました。
村の仕事の中心である農業や大工の仕事は季節にも左右され、賃金は低いです。
ゴミ山は1日のうちいつでも働けて、毎日、一年中ゴミは運ばれてくるので安定した仕事です。
しかし、働く上でのリスクや人権は多大なる問題です。
実際にどう働くのか。
1日に多い時で200トン運ばれてきます。ゴミ収集車を待ち伏せ、大量のゴミたちを漁り、プラスチックやペットボトル、缶、瓶など中心にお金になるものを探す競争と分別。
袋に集めて、タイやベトナムに仲介業者を介し売ります。
暑くて、常に嗚咽するほど臭くて、ぐちゃぐちゃで、危険で、めちゃくちゃ大変。究極に汚い仕事。
吸うと体に良くないダイオキシンガスもあります。医薬品や産業廃棄物がそこら中にあります。それも拾います。トラクターに轢かれそうになります。
政府非公認の仕事なので、病気怪我などの命の保証はありません。

漁って缶やペットボトルを見つけた時の喜びはありますが、やり甲斐は皆無。誰からも評価されない。好きとか合ってるとか、そんな観点はない労働。
生活のお金のための重労働。と僕は感じました。
生活の中で何も考えず簡単に捨ててしまうけど、どれだけゴミが出ているかを実感します。
ゴミを出すことが、経済を回すことが悪いことだとは思わないです。
この時代に生き、資本主義社会の中で便利な世の中で生きる僕は、欲に蓋をしたい訳ではなく、経済によりかかり助けてもらい生きています。仕方がないことです。
しかし、経済が発展することで増え続けるゴミの数々が示すのは、
歪みを感じます。
その末端がこの地だと思わされます。
あたりは美しい自然ばかりで、それとは対照的すぎる景色に、社会構造を一望している気分になります。
ゴミを燃やすことで電気エネルギーにする焼却炉がなく、ゴミは溜まっていく一方のカンボジア。
村では次のゴミ山となる土地に20mくらい深さの穴が掘られています。
ゴミ山からにじみ出る汚染水は食べ物に影響したり、健康被害を及ぼす可能性もあります。
こんな部外者の僕を、普通だったら「何しに来たんだ?」になると思います。
しかし、村の人たちはそんなに悪い目をしないです。
むしろ、気軽に話しかけてくるのがカンボジア人。垣根がない。
アドバイスや教えてくれます。細かくこれはモイキロなんぼでとか、これはいらないとか、分別の仕方とか、何気ない会話とか。
僕はこの人たちがすごく見えます。境遇を受け入れ力強く生きているからです。
良い意味でも悪い意味でも、自由で、自分次第で、お先ではなく目の前を生きているように見えます。
繋がりやコミュニティを大事に、豊かに生きていると僕の目には映ります。外国人である僕を温かく受け入れてくれます。
でも、彼ら当事者の気持ち、背景はどこまでいってもわからない。
↑テントで休憩
という僕は、選択肢がたくさんあります。
「生ぬるく生きてきたなぁ、おれは。」
様々な生き方の選択肢が与えてもらった以上、やっぱり何か自分のやりたいことで、できることをしたいな、成し遂げたいな、それが面白いと思います。
前までは、世にあふれる不条理、いわゆる社会課題とされるものを画面だけで見たり、映画を見たり、話を聞いたり、講義やディスカッションを受けたりしたら、可哀想とか、そう思わないとダメなんじゃないかなとか、貧困とか環境とか大きい情報だけで捉えて課題意識を持たないといけないと、「こうあるべき」に圧倒され憂鬱になったりしてました。
違和感・哀しさ・怒り・虚しさ・自己犠牲みたいなネガティヴな感情で覆い考える、そんな自分がいましたが、それは苦しい。
カンボジアに留学した時に、ポジティブな面をたくさん感じて、行ったこともないのに偏見や括りは良くないなと感じるようになりました。ネガティブに概念だけで判断するのを疑うようになりました。
しかし、世間が伝えるように問題は溢れている。その矛盾やギャップに右往左往していました。
いまは、現場で肌で感じたり、考え方が変わるような話を聞いたりして、ポジティブな面も、現実の受け止め方も、見方が変わりました。
身の丈にあった自分のやりたいアクションで、こんな自分なんかでも介在することで何かできるかもしれないと思うと、ワクワクするようになりました。
まだまだ言語化が甘く何言ってるか自分でもわからないですが、(笑)
経済が回りゴミが出続ける社会だけでなく、村の生活には違う経済の回り方のヒントがあるとも思います。足りないからこそ、自分たちで何とかする力が半端ないです。
きた当初からずっと、アンルンピー村って良いな、心地いいな、面白いな、村は可能性だなと思うことが大半です。
でも最近ゴミ山で働いてみて、やっぱりこの背景があるからこそ、村で価値を作り上げてみたい理由かもと思うようになりました。
どうなるかわからないけど、それらが僕のいまの活動の原動力であり、村に行く理由であり、楽しさです。
この結果、社会の何かが変わるかというと、そんなことはないと思います。もっと失敗もすると思います。でも、成功正解わからずとも、自分にとってやった方がいいなと思います。
向き合うとその裏には、自分への承認欲求たるものがあるかもしれません。でもそれって別に正義じゃないかなと最近思ったりします。
カンボジアの村は仕事の選択肢が少ないけど、日本人は仕事の選択肢が多すぎて、世間体に縛られ、悩み、身動きが取れず苦しむ人がたくさんいると思います。
そんな骨頂であった僕は、自由に選択でき行動できるこの環境で、活動をしています。
リターン
3,000円+システム利用料

プロジェクト応援①
応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
5,000円+システム利用料
NFC KUMAE応援セット
●NFC KUMAEのサポーターである証の8nanarsステッカーと8nanarsTシャツを送らせていただきます。
●応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
3,000円+システム利用料

プロジェクト応援①
応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
5,000円+システム利用料
NFC KUMAE応援セット
●NFC KUMAEのサポーターである証の8nanarsステッカーと8nanarsTシャツを送らせていただきます。
●応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月

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