カンボジア・シェムリアップの村にコオロギと胡椒の加工場を作りたい!
カンボジア・シェムリアップの村にコオロギと胡椒の加工場を作りたい!

支援総額

1,554,000

目標金額 1,500,000円

支援者
104人
募集終了日
2023年7月21日

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2023年07月15日 19:03

活動ブログ④やってみて好きになった養鶏

前回は農業を中心に余白だらけのKumaeStadiumを作っていく様子でした。前回ブログ↓

https://kumae.net/posts/blogitsukinfckumae3

 

今回のブログは養鶏についてです。養鶏については、長い時間やってること、取り組んだ事象が複雑に重なる部分があって、最初に言うと長くなります。

鶏のこと、村の環境、ゴミを循環させること、発酵飼料のこと、コンポストのことを中心に綴ります。

興味ある方は全部読んでほしいですが、あまり興味がない方はさーっとをお勧めします笑

 

 

 

 

さて、はじまりはじまり。

 

人生初の鶏

 

村の活動の中で既にあった養鶏。僕が来た当初は約20匹で、雄が8割。笑

雄ばかりでは卵を産むことができないので増えません。比率は逆です。(笑)

 

わずかに生き残っていた雌鶏が卵を温めはじめており、
これから、といった現状でした。

活動を始めて数日、だんだんと雛が生まれてきました。

 

僕は何も知らないので、雛が育つ場所を作成したり、とにかく毎日餌をあげる役割をしました。

 

 

 

 

 

なんとなく養鶏しながら、食べ物をあげてるとシンプルに浮かぶ感情は、

『鶏、オモロかわいいな。笑』

特に好きなのは、卵を温めてる親鶏の姿と、鶏や雛たちが勢いよく餌を食べる瞬間。愛くるしい。

 

デカ雄ドリはたまに突いています。闘鶏もいたので、たまに戦ってました。雄ドリ同士の縄張り覇権争いも、男のロマンを感じました。雄鶏は多いとよくないのが自然の流れなのか、負けた鶏は勝手に身を引いていきました。。

 

それぞれの鶏に性格があって面白い。笑

 

死んでしまうことも多いので、埋める瞬間には、さまざまな感情が介在し、命のありがたみを実感する日々でした。人もいつ死ぬかわからないよな。。ありがたいな。。

 

僕は野菜を育てるより、なかなか日本で経験できない養鶏の方が面白く、やってみて好きになりました

 

 

継続してみて

 

 

しかし、半年間してみて、雛が生き残らずダラダラと失敗ばかりし、なかなか増えない現状が続いていました。

 

Kumae Stadiumの養鶏は平飼い養鶏です。地鶏を育てるのは、結構難しいです。自然現象に晒されるからです。

その代わり、ブロイラーのゲージの中でコントロールされ育てられる鶏とは違い、敷地内で自由に駆け巡りストリスフリーで、自分たちで嘴で地面から栄養を一日中探し摂れるので、肉の質感や味があって、栄養価が高い良い鶏が育ちます。

 

 

村の人から学びはするものの、長年自分たちで勉強したり、試行錯誤してる村の人でさえ増やすのは容易ではありません。

 

村の人たちは生活のすぐそばに牛、豚、鶏を育てる習慣があります。自分たちで絞めて捌いて食べたり、売るためです。犬も絞めたり、カエル、蟹、魚もその辺でとって食べたりします。生活が自然に近く、美しいなと思いました。

 

 

 

話を戻すと、

僕がきてから、半年、1年と大きく向き合う機会がありました。

 

 

『ちょっと本格的に養鶏の対策を考えないと。』

 

 

村の人から聞いたり、調べたりして、改善点は沢山ありました。

  • 養鶏場がボロボロ

  • 卵を温める環境が汚く、虫が沸いていた

  • 雛の育つ環境が不十分

  • 病気

  • 食べ物

  • 外敵

  • 盗人?

 

 

昨年の8月に養鶏場を新築しました。

 

村のバナナペーパー工房スタッフ、大工さんに手伝ってもらい作ってもらいました。

屋根の素材は乾いた椰子の葉を割いて重ね、竹で作られた糸で縫い合わせたものです。

支柱は木と竹です。

村の人たちの手仕事が活かされています。普段から自分たちでなんでもやりくりしてしまう村の人たちの知恵が集約された養鶏場です。

この村の人たちのすごさに僕は圧倒され、どんだけ生ぬるく生きてきたんだろうと実感します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この大きく綺麗になった養鶏場で、ある程度の数が増えました。雛が大きく成長し、次なる命を温め始めるようになり、親鶏が雛を守り、どんどん増えるんじゃないか?と今後の兆しが見えていました。

 

 

 

 

しかし、雛の生存率は低かったり、卵が孵らない、明らかに盗まれた?というほどに死骸がなく雛が減る日など、まだまだ不十分でした。

 

 

 

それを象徴するかのように事は起きました。昨年の大晦日に起きました。

土地内に犬が侵入し、増えかけていた鶏、雛たちが大虐殺されました。

携帯を持っている村の人から早朝に送られてきた酷い景色。

 

 

ここから改革を始めます。

 

そのタイミングでひなごっち(後々ブログで紹介します)という事業を始めました。そしてスタッフを1人雇用して協力してもらうことにしました。ボンエムという方なのですが、最強です。

 

このボンエムとともに、村のスタッフにも手伝ってもらいながら、スタジアム内の養鶏場が進化してゆきます。

 

まずは卵の温める場所を蟻などの害虫から守るため、タバコの薬草を使ったり、掃除を行いました。

 

次にスタッフに犬侵入防止のドアを作ってもらい、盗人対策として鍵を作成。

 

次に育雛箱、育雛ゲージを作成。いつも通り安いパレット木材で。

生まれたての雛たちが育つ場所です。

体温調節ができなかったり、ネズミなどの爬虫類の天敵、他の親鶏にやられます。その外敵から守るために作りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その次に、養鶏場外に、柵で囲った鶏舎を作成。雌鶏が無精卵を産むスペース(生卵生産目的)、ひなごっちのコミュニティプラン(10匹単位で購入するプラン)の雛たちが育つ場所として機能しています。

村で購入し伐採する竹と、資材屋さんで買う柵で囲い、大活躍パレット木材を解体して駆使した小屋を村の工房スタッフ数名と一緒に作りました。

昼夜問わず安心して日光や砂浴びをでき、雨から凌げる場所もあります。外で育てるに素晴らしい場所になりました。

 

 

 

 

 

 

こんな風にスタッフと共に作ったり、自分で作ったりする過程がやはり楽しく、学びが多く、村の活動の醍醐味です。

これからもまだデッドスペースがあるので、作っていく予定です。

 

 

牛タン屋のお店の仕事があったり、市内の生活があった僕だけでは、なかなかスタジアム内をしっかり整えられませんでした。

しかし、スタッフがいまは餌を与えてくれたり、見て整えてくれることで、成果が徐々に上がっています。それでもまだまだ雛の生存率は60%くらいです。

 

 

 

発酵飼料とコンポスト

 

時系列は少しズレますが、最後に。

鶏の身体が作られる、卵も作られる上で重要な、食べる餌について。調べたり考えたりする中で改良を行いました。

普段食べているのは、村の近くの市場で買える米と雛用の餌、空芯菜だけでした。

ビタミンと食物繊維のため、空芯菜は必須です。

そこから開発しているのは、発酵飼料とコンポスト。

 

「養鶏」「循環」「生ゴミ、フードロス」「ゴミ山」がキーワードになり面白そうと思い取り組みました。

 

 

シェムリアップ(大半が市内から)全てのゴミが集まる山がある村と、市内を往復する立場として、ほんの少しでもゴミの行き着く選択肢を作りたい。

 

まずは自己満ですけど、せめてもの自分たちが運営するお店、お世話になってる人のお店の生ゴミとフードロスを価値に変換し活かすことができたら、気持ち良いし美しいし楽しいだろうなと考えました。

生ごみは、ゴミ山で働く人のお金にならないものです。

また、燃やすのにエネルギーを1番費やし、CO2やダイオキシンを排出します。

村では土に捨てますし、見てたら生ごみなんてもの、存在するのかなっていう感じです。養殖する際に出る鶏糞や牛糞も集めて肥料にしたり売ったりしています。村から循環を学べます。

市内は分別もされないし、生ごみは出ていて、ゴミ袋行きです。

いまは自分の半径ですが、まずはゼロから仕組みを作りたいのと、続けてみたいなと思っています。

 

 

  • ミミズコンポスト

パレットの木でコンポストを作りました。夜の牛タン屋で出る生ごみを分別し、持って帰って、朝村にバイクで運んで箱の中に掘り込んでます。カフェでもらえる、消臭・乾燥・害虫避け効果があるコーヒーカスをたまに一緒に入れ、土を被せています。ミミズは土を媒介して有機物を分解します。土の神様です。ミミズが増えれば鶏の良質な餌になります。ミミズは高蛋白で栄養満点、鶏の大好物です。なので、生ごみ→ミミズを実現したいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 発酵飼料

米糠で発酵させる飼料です。鶏が大好きでタンパク源となるものとして、市内の日本人経営ラーメンバーYokohamaの狐塚さんに、鶏白湯やとんこつラーメンのスープを作る際の出がらしをいただき入れてみたり、

卵の殻を強くするカルシウムとして、市内のオイスターバーで出る貝殻のゴミを勝手に拾って村に持っていき、砕いてに入れてみたり、

村にて落ちてる柑橘を砕いて入れて混ぜてみたりしました。

また、スタッフのボンエムが開発してくれたのは、牛タンの残肉と皮をゆがいて殺菌し、細かく切ったものを入れたり、バナナの茎の繊維を細かく切って一緒に入れたりしています。

 

 

 

 

 

まだまだ未完で、改良する必要があります。ミミズが少ないので増産する方法の改善、もっとタンパク質を効率よく生産できないか、飼料は発酵の仕方を変えてアルカリ性にし、身体を強くできないかと思索中です。まだ勉強不足です。

 

 

 

 

と、養鶏にまつわることで長々と経緯とやったことを書きました。

 

 

いまは親鶏約10匹、大きくなってきた雛70匹、雛20匹と、だんだんと増えてきました。

 

しかし、まだまだ増やしたいし、売り方も考え増やしたいです。今事業としてはひなごっちだけ。

課題は山積みです。知れてないこともたくさんあります。

 

とにかくまだ試行錯誤の余地だらけで、アップデートしたいなと思っています!

 

 

鶏をその場で絞めて捌いて食べれるので、ぜひツアーで訪れてください🤩

リターン

3,000+システム利用料


プロジェクト応援①

プロジェクト応援①

応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年9月

5,000+システム利用料


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NFC KUMAE応援セット

●NFC KUMAEのサポーターである証の8nanarsステッカーと8nanarsTシャツを送らせていただきます。

●応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。

申込数
37
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