
支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 104人
- 募集終了日
- 2023年7月21日
活動ブログ⑦ ゼロからのコオロギ養殖とと試行錯誤
前回は1基目をとりあえず作って、どうしようもわからずローカル養殖農家を探しに行く記事でした。前回記事↓↓
https://kumae.net/posts/blogitsukinfckumae6
さて、ここからが養殖事業チャレンジの本当の始まり。
できるだけ安くするという言い訳で、造りを甘えたり、知らなかったり、詰めが甘い、妥協の数々が僕の失敗を呼びます。
第1基
作りかけだった1基目。当時一緒に活動していた将伍さん、手伝ってくれたカンボジア人共に作った基でした。
養殖農家の基に近い形に修正しました。
造りは、
パレットの基を解体せずつなぎ合わせて、竹で地面を作り、ビニールで内側を張り、トタン屋根で雨から守り、蚊帳を被せる構造。
何万個と産み付けられている卵ケースを養殖農家から購入しに行き、養殖開始。
卵を10日ほどで孵化させ、餌を与えて基地の中で養殖していく流れ。
しかし、問題発生。次の日に村に行くと、、
「ん?うわ!」
養殖基に大量の赤蟻がよじ登り、コオロギの卵をテクテク自分たちの巣に運んでいました。
赤蟻は人間を噛みます。膿ができるような毒持ちです。
痛みに耐えながら、大量の蟻を慌てて始末しました。
「くっそぉ」
対策を考え、卵を孵化させるのは発泡スチロールでやり、成虫になれば基に戻せばいいではないか?と考え、購入しに行き実験しました。無事、量は少な目になってしまいましたが孵化させることができ、蓋を開けて養殖開始。
「よし、いいぞ」
しかし、日に日に減っていくコオロギ。なんでやろう。。
この時は原因がはっきりとわかりませんでした。
しかし、事実として養殖農家とは素材や造りが違ったので、基を作り直す必要性があると考えました。
「よし、新しいのを作ろう。」
第2基
資材を調達し、2基目を作成し始めました。養殖農家の基を完全に真似るとお金が高くなると思ったので、パレット木材を解体し駆使して、ビニールを張りました。
物理的に蟻がよじ登れないように、洗剤ケースを半分に切り、そこに洗剤と水を浸したところに養殖基の脚をつけた仕掛けを施し、コオロギがよじ登って逃げないようにセロハンテープで滑らせる仕組み、コオロギが餌を食べれたり、隠れたりできるような竹と藁を駆使し作成して完成。
「これでいける!」
また養殖農家から実験として少ない量で購入し、養殖開始。
しかし、卵が孵っても少なくなる。卵すらも孵らない始末。「なんで...」
見たことあるような黒いウ●コが。
「爬虫類が入ってる。」
侵入できない作りになっているはずでしたが、養殖農家を真似てない部分の甘い造りのわずかな隙間から、入ってきているのでした。
修正して、更に2回くらい実験しましたが、ダメでした。
内装をコオロギ養殖農家が使っている板にしました。よく天井に使われているものです。ジョキジョキ切り大きさを合わせて、端はシリコンで塞いで、基にはめ込みました。
それでもダメ。笑
「詰めが甘い、もっと考えないと。」
「妥協」
素人が再現するにはこの悪い癖をどうにかしなければいけない。
この時、
どうして進まないのか、どうして失敗するのか、どうするべきなのか
自分でまず考えて向き合って、そこから相談したり壁打ちしたりしないと、
ずるずるいったり、また同じ失敗をする。
それに恐れてたり、エネルギーを注げず逃げてました。
成長するには、その一つ一つに向き合う必要があるなと感じました。
また、村の人に聞いても、コオロギの養殖は難しいよと言われていました。
先人が難しいのに、やれないかなと挫けそうになりましたが、後述する、コオロギで作りたいモノがあったため、諦めませんでした。
話は戻り、養殖場の建設。
Kumaeの長期インターンとして、自分の好きな武器である写真を中心に「伝えること」をテーマにNFC KUMAEでの活動もしてくれていたゆうなちゃんに言われたのは、「最初はコピーでもいいですよね、オリジナルでやるよりも、もう完コピした方いいかもしれません」
その通りだなと思いました。
自分なりに要素を抑えれば、安い素材で、より楽にできると勘違いしていました。
素人がやるには、妥協せず、完璧にコピーをまずして、そこから何か付け加えるのが順序だと気づきました。
これまでの要素を振り返ると、
-
暑過ぎるので遮光するために遮光カーテンの設置
-
激しい雨季の嵐を凌ぐ竹&トタン屋根の作成
-
蟻がよじ登れない仕組み
-
爬虫類が入ってこれない仕組み
-
コオロギが逃げない仕組み
-
コオロギが共食いしないように、隠れれる場所もある育ちやすい仕組み
-
水や餌を食べれるように
この要素をクリアしたもので、いけるはず。その造りは養殖農家に隠れている!
「よし、3基目を作ろう。全てを聞き出し、コピーだ!」
第3基
まず竹とトタンで屋根を作り、遮光カーテンを取り付け、
パレットの木、板を一面ずつ取り付け、つなぎ合わせて、、、
内装を作り、、完成!
夏だったので、学生が少しずつカンボジアに渡航し、村に遊びにきてくれる人が増えている時期でした。ゆうなちゃんはじめ、面白がって手伝ってくれたり、アイデアをくれる人のおかげで進んで行きました。
「よし、これでいける!!」
卵を購入し、実験開始。
1週間後、無事に孵った!!
これで成功だと思っていました。6回目にしてやっとだ。
しかし、ホッとしていたのも束の間。
「ん?何の穴や。」
蓋の蚊帳を噛みちぎられているではないか。そこから爬虫類がが侵入し、あっけなくまた黒いウ●コが取り残されていきました。
「ぉぉおおおおおおい!!誰やねん!」
正体は、ネズミ。ネズミや爬虫類にとっては無料の絶品バイキング。
ネズミが噛みちぎれない素材を使った強い網で、蓋を作成しよう。
コオロギ養殖農家はそんなことしてませんが、仕方ない。
その策を講じ、やっと成功しました。結果、養殖農家の基より厳重になりました笑
2基目もスタッフのボンエムと修正して要素をクリアし、コオロギが育っています。
めちゃくちゃ遅くなりましたが、遂に生産可能となりました。生産拡大も可能です。
書くのにも労力がかかるくらい、
ポンコツぶりを存分に発揮し、計6回の失敗。
「こんなことしてどうなるんやろう…」と疑い落胆ばかりでした。
それでも試行錯誤して、原理原則を導き出せた時、うまくいった時の喜びは半端ない。
自分の足で資材を調達し、自分の手で作り上げる。自分の足で学ぶ場所を探し、鳴き声とノウハウを耳で聞き、匂いを嗅ぎ、食べたり、手で触ってみる。再現していく。このような経験はゼロでしたが、この過程が自分を強くしてくれている気がして楽しかったです。
ゼロから自分で作り、その先の価値を作れるかもしれないと、高揚感に満ち溢れていたのがモチベーションとなりました。
次はこのコオロギで浮かんだアイデア、現段階で作りたいモノです!
リターン
3,000円+システム利用料

プロジェクト応援①
応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
5,000円+システム利用料
NFC KUMAE応援セット
●NFC KUMAEのサポーターである証の8nanarsステッカーと8nanarsTシャツを送らせていただきます。
●応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
3,000円+システム利用料

プロジェクト応援①
応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月
5,000円+システム利用料
NFC KUMAE応援セット
●NFC KUMAEのサポーターである証の8nanarsステッカーと8nanarsTシャツを送らせていただきます。
●応援の感謝を込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年9月

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