支援総額
目標金額 200,000円
- 支援者
- 31人
- 募集終了日
- 2013年8月31日
唐門の修復に迫る!!〜肆〜
「唐門ってどんな風に修復されるんだろう?」
これまでの「唐門の修復に迫る!!」はこちらから☆
今回は『屋根』です!
檜皮葺(ひわだぶき)屋根:
35年程といわれる耐用年数を迎え、台風で穴が開いたり、
苔が生えたりなどしていました。
〈材料〉
檜(ひのき)の皮:
木が立ったまま皮を剥くことができ、剥くと一旦赤くなります。
表皮の下にある甘肌(水を送る役割を果たす)をきれいに残して剥くと、
10年後にはまた表皮が生えてきます。
再生可能で、優秀な材料。30〜35年も保つそうです。
杉(すぎ)の皮:
木を切り倒して皮を剥くので、1回きり。
檜の半分で15年くらい保ちます。
これらの木の皮を加工されて、屋根になります。
その方法は、
皮ごしらえ(加工すること)と呼ばれ、
何枚かの皮をつなぎ合わせて作ってから葺くことを言います。
〈道具〉
a.手斧(ちょうな):軒付け(屋根の木口(こぐち))をキレイに削る。
b.屋根屋包丁:皮ごしらえで使用。削るのにも使用する。
各皮の合わせ目に傷を入れてくっつける。
(=針の無いホチキスのような役割。力を加えると取れる)
c.金槌
(かなづち、通称:やねかな ※屋根屋さんが使う金槌は特殊な形をしているから):釘は、竹釘を使用。竹釘の片側は斜め、反対側は垂直になっている。
一度に何本も口に含み、一本ずつ垂直の方を口から出し、
それを掴んで金槌で打ち込み、最後は頭を折るようにして抜けにくくする。
【職人さんにインタビュー】
Q.檜皮葺(ひわだぶき)屋根には、どんな特徴がありますか?
A.軒付けは、厚い方が格式は高くなります。
京都御所では、それを二段に積む『二重軒付け』になっているんですよ。
唐門の軒付けの厚さは30cmで、屋根の厚さは約10cmです。
皮の厚さは一枚1.5mmで、これが約60枚重なりますので約10cmになります。
屋根の曲線は、雨の流れを考えてつけてあります。
屋根の厚さは約10cmありますので、
均一に締め付け仕上げないと凸凹(でこぼこ)ができ、
そこに水が溜まるので痛みやすくなります。
ですから、完成前に水をかけて流れを確認することもあるんですよ。
いかがでしたか?
色んな知恵と技術が尽くされて、尚、美しい唐門の屋根は
こうして作られていたんですね!!
支援募集終了まで、あと5日となりました!
二条城を美しく、未来へ伝えたいという
沢山の人々の思いを実現させるため
このプロジェクトに力を貸してください!
よろしくお願いします!!!
リターン
1,000円+システム利用料
①イベント「二条城で楽しむ古典芸能」公式HPに氏名掲載
②二条城オリジナルポストカード(2枚)
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
3,000円+システム利用料
①イベント「二条城で楽しむ古典芸能」公式HPに氏名掲載
③二条城オリジナル一筆箋(1冊)
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 86
5,000円+システム利用料
①イベント「二条城で楽しむ古典芸能」公式HPに氏名掲載
④二条城オリジナルクリアファイル(2枚)
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 88
8,000円+システム利用料
①イベント「二条城で楽しむ古典芸能」公式HPに氏名掲載
②二条城オリジナルポストカード(2枚)
⑤2013年9月22日開催「二条城で楽しむ古典芸能」ご招待券(1枚)
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 36