プロジェクト概要

1,000年以上続く伝統製法から作られるお茶「阿波晩茶」

日本では珍しい「発酵茶」であり

微生物「乳酸菌」を使って発酵させる技法で、さらに希少性が高い。

 

しかし今その伝統が閉ざされる危機を迎えています

 

徳島県に帰って初めて気づいた「阿波晩茶」の魅力。このままだと10年以内になくなる現状を変えるため、私たちが生産し、広くその魅力を伝えていきたい!

 

はじめまして、Ochariteaの伊東と申します。私は徳島県出身ですが、都会に憧れ、大学から関西へ出たのち、約10年間、関西、東京で暮らしていました。しかし、家業の関係で泣く泣く徳島へ戻り、約8年が経過しました。

 

徳島の生活に慣れないまま過ごす中で、いつも飲んでいるお茶、「阿波晩茶」に目がとまりました。このお茶、都会ではみたことがなかった。。。気になった私は、ネットで情報を集めました。すると、日本では珍しい「発酵茶」という分類で、さらに微生物で発酵させるとのこと。しかもその微生物は「乳酸菌」で、1,000年以上前の製法を受け継いでいます。

 

 

それを知ってから、産地に入り、農家さんのお茶づくりを茶摘みから手伝い、ネットで得た情報をひとつひとつ確かめました。それと同時に、このお茶が置かれている状況(生産者の高齢化、後継者不足による絶滅危機等)も理解していきました。

 

後継者がいないということは、地方が守ってきた伝統や歴史がまたひとつ失われていくことです。簡素化・人工化・量産化された食品が溢れていく中で、自然の中で生産し、先人たちが引き継いできた伝統食品が消えていくことは、日本の食文化にとって本当にいいのでしょうか。

 

そんな想いが強くなった時に、30年放置されていた茶畑と巡り会いました。

 

30年放置された茶畑が「茶の森」化していた様子。木は高いものでは、2m前後に成長。

 

雑草が絡みつき「森」になっていた茶畑を、私の熱意に巻き込まれた後輩達が約10日間かけて愛情込めて整備し、約1年弱経った今、茶葉が成長してきています。

 

荒廃した畑を整備するのは一苦労。暑さ、蛇、蜂と戦いながらの過酷な作業
整備完了。太陽の光をしっかりうけれるようになり、茶葉はすくすく成長しております。

 

私たちの夢は、煎茶文化の中に「発酵茶」というお茶のジャンルを日本で確立し、「阿波晩茶」がその代表となること。そのために、今年から生産、販売を行います。

 

ただ、農業素人な上に、真夏の過酷な状況の中で生産を行います。農機具が不足していたり、発酵に必要な木樽も手に入っていません。生産に必要な道具や準備品を調達するための資金が40万円不足しております。どうか皆様、応援をよろしくお願い致します。
 

高齢化、後継者不足でどんどんと荒廃していく茶畑。そして、徳島県民でさえ、若者になればなるほどその存在を知らないように。

 

「阿波晩茶」の魅力は多く、お茶の木は無農薬で育っており、できたお茶はカフェインレス。妊娠中で飲み物制限があるママはもちろん、卒乳した赤ちゃんが飲んでも大丈夫です。私もこのお茶で育ってきました。また、乳酸菌が作用して発酵するので、整腸作用、アレルギーの抑制等の効能も期待されています。

 

しかし、「阿波晩茶」が置かれている状況は厳しい。後継者不足といった地方農家にありがちな課題に加えて、真夏の暑い時期に発酵を行うため、高齢の生産者には体力的にも厳しい。さらに、代々からのお客様に直接販売するスタイルが中心なので、過酷な状況で生産し、生産量も年々減少しているにも関わらず、価格は変動なくほぼ一定、かつ、一般市場には出回らない。これまでのやり方が、販路拡大の思考を締め付けている部分も見受けられます。

 

また、PR、ブランディング力が弱いため、徳島県民でさえ、本来のお茶の魅力に(私もそうでしたが)、さらに存在すら知らない人が増えております。これも残念なことです。日本において「発酵茶」という分類は本当に珍しく、品質も徳島県民が立証しているからこそ、このままひっそりとなくなってしまうのは惜しい。


これまで伝統を続かせてきたからこそ、細く長く未来へ繋いでいきたいし、そうできる産物の一つだと思います。

 

ママも赤ちゃんも阿波晩茶育ち。新しい命とともに、阿波晩茶は引き継がれてきたのです。

 

1,000年以上続く伝統製法の中には、先人たちのロマンと愛と乳酸菌が詰まっています!金色に輝くお茶に、その深みを感じてください。

 

文献によると、「阿波晩茶」は旧ビルマのお茶と製法がよく似ているとのこと。諸説ありますが、徳島県の南西部と旧ビルマを繋いだのは、空海。空海が派遣され帰国した際に何かのきっかけでもたらしたのではないかという説。それが事実だったら、時空を超えて今、1000年前と同じ食文化で繋がっていることになります。

 

また、「阿波晩茶」最大の特徴は木樽発酵。実は樽も代々受け継いでおり、古いものだと、大正・昭和初期のものを修理しながら各農家が引き継いで使用しています。製法だけではなく、生産に関わる道具も伝統を受け継いでいます。木樽から聞こえる発酵音は神秘的。発酵が終わった茶葉を一気に天日干しすると、発酵独特の酸味のある香りが広がります。お湯だし、水だしでお茶にすると、綺麗なゴールド色になり、渋みがなくまろやか、爽やかな風味が口の中に広がります。

 

煎茶でもウーロン茶でも紅茶でもない、独特の味わいをぜひ皆様にお届けしたいですし、整腸作用が期待されるので、効能面でも体感していただきたいです。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
木樽の中で発酵している様子。樽の中でドクンドクンと心臓の音のように、発酵音が響きます
ゴールドに輝くお茶は縁起もいい。渋みもまったくありません。

 

地方産物は、熱意と工夫で守っていけると証明したい!そのためにもまず、生産・製法の継承が必要なのです。

 

阿波晩茶の様々なロマンに魅せられて動き出したプロジェクトですが、夢が叶ったら、この取組みは、伝統産物を後世に残す取り組みの事例の一つになりえると思います。

 

10年間都会にでて、農業素人かつ、他に自分の仕事をしながらは無理だと思われるかもしれませんが、Uターンだからこそ、地方がもつ産物の魅力が実感できます。地方に根付いている「こうしなければいけない」「こうあるべき」という固定概念の枠をいったん外して、ひとまずやってみる、やりながら考えていくことが大事ではないでしょうか。

 

このプロジェクトには、これまでの人生で出会った年齢、職業もバラバラの全国の仲間がサポートしてくれています。生産地では、役場の農業振興課の担当者、地元温泉の支配人がパイプ役となり農家さんを筆頭に、地元の方々を繋いでくれました。そのおかげもあり、初年度の今年は、茶摘み以降の生産工程をベテラン農家さんが指導してくださります。この1年で畑の復活から生産までの体制がようやく整いそうです。

 

一緒に動いてくれている後輩・坂東(右)と地元のドン(中央)とドンの友達(左)
少しずつ応援してくださる方も増えてきました

 

あとは、私たちが生産するための道具を揃えるだけ。手作業中心で、人手も足りないので、大量生産はできません。でも伝統を守るため、一歩を踏み出したい、そしてご支援してくださる方には、私たちの作るお茶をいち早くお届けさせていただきたいと思います。地方産物を守るため、お力を貸してください!

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
阿波晩茶存続のため、休暇を使って徳島、東京、福岡から終結した Ocharitea の仲間たち

 

◇◆◇ご支援金の使用用途◇◆◇

皆さまから頂いたご支援金は、お茶の生産のために大事に使わせていただいます。

・農機具・木樽購入、修繕費:30万円

・生産合宿費用:5万円

・作業のため県外から来徳する5名の仲間の交通費/滞在費支援:5万円

 

 


最新の新着情報

このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)