徳島産 乳酸菌発酵茶「阿波晩茶」を日本の発酵茶代表に育てたい

徳島産 乳酸菌発酵茶「阿波晩茶」を日本の発酵茶代表に育てたい

支援総額

614,000

目標金額 400,000円

支援者
51人
募集終了日
2017年8月31日

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プロジェクト本文

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【御礼:ご支援いただきました皆様へ】

 

8月8日からスタートしましたが、公開から6日で達成できましたこと、心から御礼申し上げます。達成後も継続してご支援をいただき、達成率133%を超えております。皆様のお気持ち、本当に嬉しいです。

 

 

茶摘みから発酵工程を終え、天日干しを迎えたと同時に、去る23日、24日に展示会へ初出展致しました。(その様子はまたブログにて)

 

その中で見えてきたものは、「生産分業化とリタイア農家さんの活用」の必要性。

 

今年、二つの農家さんが高齢化やご病気でリタイアされました。来年もリタイアされる農家さんがいらっしゃると思います。今年生産コンサルをお願いした農家さんも、ご高齢により、来年は生産できるかわからないとのこと。高齢化・後継者問題は深刻化しています。

 

展示会では、私たちの取り組みに興味をもってくださる方々、阿波晩茶ファンだという方々、伝統食文化がなくなってしまうことに危機感を感じている、そんな想いの共有ができたバイヤーさんもいらっしゃいました。

 

高評価をいただく反面、生産の現状は深刻化しています。

 

そのため、来期から

①生産の分業化(素人でもできるところ、ノウハウが必要なところの分業)

②リタイア農家さんの活用(体力よりもノウハウ中心)を進めるための作業場作り

への資金に充てたいと思います。

 

作業場があれば、地元・都会関係なく、得意分野の経験をフル活用でき、地元には高齢者雇用が生まれ、地元と都会の人々とのコミュニケーションの場にもなる。

(現行は各農家さんのご自宅横に作業場があり、あまり他人が入る形ではないため)

 

大掛かりな設備投資が必要になってくると思いますが、達成後のご支援と、今年の売上金を合わせて、準備資金とさせていただきます。

 

残り期間も、来期、未来へ繋げるためのご支援、引き続き宜しくお願い致します。

 

 

1,000年以上続く伝統製法から作られるお茶「阿波晩茶」

日本では珍しい「発酵茶」であり

微生物「乳酸菌」を使って発酵させる技法で、さらに希少性が高い。

 

しかし今その伝統が閉ざされる危機を迎えています

 

徳島県に帰って初めて気づいた「阿波晩茶」の魅力。このままだと10年以内になくなる現状を変えるため、私たちが生産し、広くその魅力を伝えていきたい!

 

はじめまして、Ochariteaの伊東と申します。私は徳島県出身ですが、都会に憧れ、大学から関西へ出たのち、約10年間、関西、東京で暮らしていました。しかし、家業の関係で泣く泣く徳島へ戻り、約8年が経過しました。

 

徳島の生活に慣れないまま過ごす中で、いつも飲んでいるお茶、「阿波晩茶」に目がとまりました。このお茶、都会ではみたことがなかった。。。気になった私は、ネットで情報を集めました。すると、日本では珍しい「発酵茶」という分類で、さらに微生物で発酵させるとのこと。しかもその微生物は「乳酸菌」で、1,000年以上前の製法を受け継いでいます。

 

 

それを知ってから、産地に入り、農家さんのお茶づくりを茶摘みから手伝い、ネットで得た情報をひとつひとつ確かめました。それと同時に、このお茶が置かれている状況(生産者の高齢化、後継者不足による絶滅危機等)も理解していきました。

 

後継者がいないということは、地方が守ってきた伝統や歴史がまたひとつ失われていくことです。簡素化・人工化・量産化された食品が溢れていく中で、自然の中で生産し、先人たちが引き継いできた伝統食品が消えていくことは、日本の食文化にとって本当にいいのでしょうか。

 

そんな想いが強くなった時に、30年放置されていた茶畑と巡り会いました。

 

30年放置された茶畑が「茶の森」化していた様子。木は高いものでは、2m前後に成長。

 

雑草が絡みつき「森」になっていた茶畑を、私の熱意に巻き込まれた後輩達が約10日間かけて愛情込めて整備し、約1年弱経った今、茶葉が成長してきています。

 

荒廃した畑を整備するのは一苦労。暑さ、蛇、蜂と戦いながらの過酷な作業
整備完了。太陽の光をしっかりうけれるようになり、茶葉はすくすく成長しております。

 

私たちの夢は、煎茶文化の中に「発酵茶」というお茶のジャンルを日本で確立し、「阿波晩茶」がその代表となること。そのために、今年から生産、販売を行います。

 

ただ、農業素人な上に、真夏の過酷な状況の中で生産を行います。農機具が不足していたり、発酵に必要な木樽も手に入っていません。生産に必要な道具や準備品を調達するための資金が40万円不足しております。どうか皆様、応援をよろしくお願い致します。
 

高齢化、後継者不足でどんどんと荒廃していく茶畑。そして、徳島県民でさえ、若者になればなるほどその存在を知らないように。

 

「阿波晩茶」の魅力は多く、お茶の木は無農薬で育っており、できたお茶はカフェインレス。妊娠中で飲み物制限があるママはもちろん、卒乳した赤ちゃんが飲んでも大丈夫です。私もこのお茶で育ってきました。また、乳酸菌が作用して発酵するので、整腸作用、アレルギーの抑制等の効能も期待されています。

 

しかし、「阿波晩茶」が置かれている状況は厳しい。後継者不足といった地方農家にありがちな課題に加えて、真夏の暑い時期に発酵を行うため、高齢の生産者には体力的にも厳しい。さらに、代々からのお客様に直接販売するスタイルが中心なので、過酷な状況で生産し、生産量も年々減少しているにも関わらず、価格は変動なくほぼ一定、かつ、一般市場には出回らない。これまでのやり方が、販路拡大の思考を締め付けている部分も見受けられます。

 

また、PR、ブランディング力が弱いため、徳島県民でさえ、本来のお茶の魅力に(私もそうでしたが)、さらに存在すら知らない人が増えております。これも残念なことです。日本において「発酵茶」という分類は本当に珍しく、品質も徳島県民が立証しているからこそ、このままひっそりとなくなってしまうのは惜しい。


これまで伝統を続かせてきたからこそ、細く長く未来へ繋いでいきたいし、そうできる産物の一つだと思います。

 

ママも赤ちゃんも阿波晩茶育ち。新しい命とともに、阿波晩茶は引き継がれてきたのです。

 

1,000年以上続く伝統製法の中には、先人たちのロマンと愛と乳酸菌が詰まっています!金色に輝くお茶に、その深みを感じてください。

 

文献によると、「阿波晩茶」は旧ビルマのお茶と製法がよく似ているとのこと。諸説ありますが、徳島県の南西部と旧ビルマを繋いだのは、空海。空海が派遣され帰国した際に何かのきっかけでもたらしたのではないかという説。それが事実だったら、時空を超えて今、1000年前と同じ食文化で繋がっていることになります。

 

また、「阿波晩茶」最大の特徴は木樽発酵。実は樽も代々受け継いでおり、古いものだと、大正・昭和初期のものを修理しながら各農家が引き継いで使用しています。製法だけではなく、生産に関わる道具も伝統を受け継いでいます。木樽から聞こえる発酵音は神秘的。発酵が終わった茶葉を一気に天日干しすると、発酵独特の酸味のある香りが広がります。お湯だし、水だしでお茶にすると、綺麗なゴールド色になり、渋みがなくまろやか、爽やかな風味が口の中に広がります。

 

煎茶でもウーロン茶でも紅茶でもない、独特の味わいをぜひ皆様にお届けしたいですし、整腸作用が期待されるので、効能面でも体感していただきたいです。

 

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木樽の中で発酵している様子。樽の中でドクンドクンと心臓の音のように、発酵音が響きます
ゴールドに輝くお茶は縁起もいい。渋みもまったくありません。

 

地方産物は、熱意と工夫で守っていけると証明したい!そのためにもまず、生産・製法の継承が必要なのです。

 

阿波晩茶の様々なロマンに魅せられて動き出したプロジェクトですが、夢が叶ったら、この取組みは、伝統産物を後世に残す取り組みの事例の一つになりえると思います。

 

10年間都会にでて、農業素人かつ、他に自分の仕事をしながらは無理だと思われるかもしれませんが、Uターンだからこそ、地方がもつ産物の魅力が実感できます。地方に根付いている「こうしなければいけない」「こうあるべき」という固定概念の枠をいったん外して、ひとまずやってみる、やりながら考えていくことが大事ではないでしょうか。

 

このプロジェクトには、これまでの人生で出会った年齢、職業もバラバラの全国の仲間がサポートしてくれています。生産地では、役場の農業振興課の担当者、地元温泉の支配人がパイプ役となり農家さんを筆頭に、地元の方々を繋いでくれました。そのおかげもあり、初年度の今年は、茶摘み以降の生産工程をベテラン農家さんが指導してくださります。この1年で畑の復活から生産までの体制がようやく整いそうです。

 

一緒に動いてくれている後輩・坂東(右)と地元のドン(中央)とドンの友達(左)
少しずつ応援してくださる方も増えてきました

 

あとは、私たちが生産するための道具を揃えるだけ。手作業中心で、人手も足りないので、大量生産はできません。でも伝統を守るため、一歩を踏み出したい、そしてご支援してくださる方には、私たちの作るお茶をいち早くお届けさせていただきたいと思います。地方産物を守るため、お力を貸してください!

 

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阿波晩茶存続のため、休暇を使って徳島、東京、福岡から終結した Ocharitea の仲間たち

 

◇◆◇ご支援金の使用用途◇◆◇

皆さまから頂いたご支援金は、お茶の生産のために大事に使わせていただいます。

・農機具・木樽購入、修繕費:30万円

・生産合宿費用:5万円

・作業のため県外から来徳する5名の仲間の交通費/滞在費支援:5万円

 

 

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プロフィール

ともに徳島県出身。Uターンした伊東の家業の会社に坂東が入社した日から4年。 農業未経験ながら絶滅危機のお茶存続のための活動を今年からスタート

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リターン

3,000


感謝の気持ちを込めたお手紙 & 仲間の証Ochariteaオリジナルバッジ

感謝の気持ちを込めたお手紙 & 仲間の証Ochariteaオリジナルバッジ

ご支援ありがとうございます。
感謝の気持ちを込めたお手紙をお送りさせていただきます。
・サンクスレター

私たちOchariteaのオリジナルバッジをプレゼント。
・Ochariteaオリジナルバッジ

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年10月

5,000


私たちが育てた「阿波晩茶(約28g)」をプレゼント

私たちが育てた「阿波晩茶(約28g)」をプレゼント

感謝の気持ちを込めたお手紙をお送りさせていただきます。
・サンクスレター

私たちOchariteaのオリジナルバッジをプレゼント。
・Ochariteaオリジナルバッジ

私たちが農家さんのレクチャーを受けながら大事に生産したお茶(販売予定商品)をプレゼント!!
※坂東が摘んだ茶葉をお届けします!
・お茶×1箱(約28g)

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年10月

10,000


私たちが育てた「阿波晩茶(約56g)」をプレゼント

私たちが育てた「阿波晩茶(約56g)」をプレゼント

感謝の気持ちを込めたお手紙をお送りさせていただきます。
・サンクスレター

私たちOchariteaのオリジナルバッジをプレゼント。
・Ochariteaオリジナルバッジ

私たちが農家さんのレクチャーを受けながら大事に生産したお茶(販売予定商品)をプレゼント!!
※坂東が摘んだ茶葉をお届けします!
・お茶×2箱(約56g)

支援者
29人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年10月

30,000


大事に育てた「晩茶の木」 & 「阿波晩茶(約84g)」プレゼント

大事に育てた「晩茶の木」 & 「阿波晩茶(約84g)」プレゼント

感謝の気持ちを込めたお手紙をお送りさせていただきます。
・サンクスレター

私たちOchariteaのオリジナルバッジをプレゼント。
・Ochariteaオリジナルバッジ

私たちが農家さんのレクチャーを受けながら大事に生産したお茶(販売予定商品)をプレゼント!!
※坂東が摘んだ茶葉をお届けします!
・お茶×3箱(約84g)

大事に育てている「阿波晩茶」の木に、ご支援頂いた方のお名前をプレートを付けお送させていただきます。
・晩茶の木1鉢

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年10月

50,000


「阿波晩茶(約112g)」尽くし&徳島名産「すだち」プレゼント

「阿波晩茶(約112g)」尽くし&徳島名産「すだち」プレゼント

感謝の気持ちを込めたお手紙をお送りさせていただきます。
・サンクスレター

私たちOchariteaのオリジナルバッジをプレゼント。
・Ochariteaオリジナルバッジ

私たちが農家さんのレクチャーを受けながら大事に生産したお茶(販売予定商品)をプレゼント!!
※坂東が摘んだ茶葉をお届けします!
・お茶×4箱(約112g)

大事に育てている「阿波晩茶」の木に、ご支援頂いた方のお名前をプレートを付けお送させていただきます。
・晩茶の木1鉢

Ochariteaの茶畑に設置する看板に、ご支援いただいた方のお名前を掲載させていただきます。
・Ocharitea畑看板へお名前掲載権

Ochariteaのロゴが入った「Tシャツ」をプレゼント。
・OchariteaオリジナルTシャツ

徳島名産の「すだち」30個プレゼント。
・無添加!無農薬!

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2017年10月

プロフィール

ともに徳島県出身。Uターンした伊東の家業の会社に坂東が入社した日から4年。 農業未経験ながら絶滅危機のお茶存続のための活動を今年からスタート

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