【ご報告】リニューアル水槽⑤(チビアザミ水槽編)

皆様こんにちは!!

 

先日はウミガメ水槽の変更作業をご紹介させていただきましたが、

本日はおもしろ水族館の「チビアザミサンゴ水槽」の変更作業です。

 

チビアザミサンゴ水槽も両サイドの接合部分にクラックがあります。

ウミガメ水槽程ではありませんが、こちらも水圧により湾曲をしている状態です。

砂も多く入っていたため、前日から生物を移動し、水槽内の砂も予め取り除いてからのスタートとなります。

 

 

さてさて、本日も取り外しからスタートですが、今回はサンゴ水槽という事でサンゴ飼育に必要なカルシウムを水の中に溶かす機械(カルシウムリアクター)や水の中の汚れを泡の力で除去する機械(プロテインスキマー)の取り外しも一緒に行っていきます。

(中央にある機械がそうです↓)

 

 

水槽内側によく見ると紫色のこびりついたものがありますが、こちらは石灰藻(せっかいそう)という物質です。石灰藻とは炭酸カルシウムを沈着させる藻の総称を指すそうです。この石灰藻がしっかり育っている環境は、サンゴに適した水質が維持できているという証でもあります。

ですが、この石灰藻は水に溶けたカルシウムを多く吸収してしまうため、多すぎるのも注意が必要なのです。。さらに石灰藻は大変硬く、柔らかいスポンジではびくともしません。

 

今回で、水槽周辺の石灰藻も取り除かれ、より一層サンゴの成長に良い環境ができるかと思います(∩´∀｀)∩

 

 

こちらは撤去真っ最中の写真です。

濾過槽とつながっている配管を切り、水槽を持ち上げ撤去をしています。

 

 

続いて新しい水槽の登場です★

膨らみ防止の梁が中央にきて良い感じです(^^)

 

 

ここから配管をつなげて、新しく設置する底面フィルターも設置！

(こちらは浮力を利用し水槽の砂全体で濾過をするための設備となります)

水槽の砂を戻して水を張り、漏水チェック！

よし！大丈夫(*‘∀‘)９”

 

あとは機材を取り付けて完成です♪

 

まだまだ立ち上げたばっかりなので、水は濁っていますが、徐々に澄んでいくかと思います。

翌日以降は水質を確認しながら、バックヤードに移動した生物たちを戻していく予定です。

生物が元に戻り、皆様にお披露目できるようになりましたら改めてご報告させていただきます(*´ω｀*)

 

(海)