『演劇界』の12月最新号で、当館が所蔵する『菅原天神記車引組上ケ五枚続』を紹介して頂きました。
『演劇界』は明治40年創刊の『演藝画報』の後継誌で、一世紀にわたって演劇界の動向を綴ってきた歌舞伎専門誌です。

 


左:組上燈籠絵復刻版『車引』(1,500円)
右:『演劇界』2018年12月号掲載「江戸芝居百景」

 

巻頭の歌舞伎を題材にした浮世絵の名品を紹介する「江戸芝居百景」という連載記事で取り上げて頂いたこの『車引』、プロジェクトの新着情報でも、すでに何回も登場していますが、歌舞伎の三大名作の一つ『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』の「車引」の場が描かれた5枚組の大型の「組上燈籠絵」です。


登場人物の横には、それぞれ俳優の名と役名がありますが、実際には、この配役での上演の記録は残されていません。当時この「組上燈籠絵」を買った人は、この夢の配役の舞台を自宅に作り上げ、楽しんだに違いありません。


「名場面を組み立てて舞台を再現するのは、芝居好きにとっては格別の楽しみだったはず。」と文中でもご紹介頂いたように、組上燈籠絵の楽しみは、実際に組み立てて遊ぶところにあります。当館の「車引」は復刻版で実際に組み立てて遊ぶことができますので、「車引」が発行された明治の頃の遊びをぜひ体験してみてください。

新着情報一覧へ