子ども達へ伝えたい「心の教育」 香西隆男氏の画を紙芝居動画に

子どもたちに「優しさ」「助け合い」「決断力」の大切さを伝えたい

 

はじめまして、Pepamo 静岡の早川潤子です。

 

私たちは、絵と物語と音楽を紙芝居動画として制作し、DVD化をする活動をしている団体です。作品を通じて、未来を担う子ども達に「優しさ」「助け合い」「決断力」の大切さを映像で伝えることを目標としています。

 

今回のプロジェクトでは、アニメ作画監督として多くの作品に関わってきた香西隆男先生と共同で、静岡の地域を舞台にした童話冊子「きつねとチョウとアカヤシオの花」を紙芝居動画として制作し、DVDと絵入り冊子をセットでパッケージします。

 

完成後は静岡市内の小学校に道徳教材として配布し、家庭などでも鑑賞ができるよう一般発売も予定。上映とお話の会も企画し、多くの子ども達に「心の教育教材」として届けたいと思っています。
 

クラウドファンディングを通して、私たちの活動を知っていただき、たくさんの人とこの活動を作り上げていければ嬉しいです。

 

 

☆宮崎駿氏、高畑勲氏とともに1960年代からアニメーションの礎を築いた香西隆男先生の参考情報です。

 

フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』香西隆男
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E8%A5%BF%E9%9A%86%E7%94%B7
 
参加作品一覧
https://animedb.moe/agents/811
 
香西隆男の経歴と関連作
http://www.anime-osusume.jp/staffs/%E9%A6%99%E8%A5%BF%E9%9A%86%E7%94%B7/206

 

●香西隆男/原画

 

昭和12年、香川県に生まれる。東京芸術大学彫刻科卒業後、東映動画に勤務。（現在の東映アニメーション）アニメ映画「西遊記」を経て、アニメーターとなる。その後、独立して、教育映画の作画を手がけ、「イソップ物語」でモスクワ国際映画祭技術賞受賞。その他テレビアニメでは作画監督やキャラクターデザイナーを努め、「巨人の星」「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」「はじめ人間ギャートルズ」「マシンハヤブサ」「花の係長」「新・巨人の星」「おはようスパンク」等、これまで手がけた作品は400本以上。
 

現在は作品、「ありがとうジロー」「清水次郎長シリーズ」「徳川家康シリーズ」など新しいスタイルのアニメ制作活動中。

 

- 作品・受賞歴

●早川潤子/制作プロデューサー

 

 

昭和34年静岡市に生まれる。静岡県立城北高校卒業後、日本生命の内務職員として勤務。昭和59年結婚退職後嫁ぎ先が自動車修理工場のため同和火災海上㈱に入社し営業経験を経て、個人代理店として独立。

社会貢献活動は、平成8年より、市民サークルコネクションとして、映画上映会、コンサート、講演会などのイベントを企画・運営、又、小中学校で、環境問題をテーマとした、自身の講演活動を静岡県内中心に始めました。

 

イベント企画を始めたのは、平成7年6月に東京で上映された、龍村仁監督「地球交響曲」を鑑賞し、映画の中で「多様なものが多様なままに生きる」という言葉と出会い、地球上には様々な人種と考え方があり、それは身近な人間関係でも同じで、それぞれが共生して生きることの大切さに気づいたことがきっかけでした。

そして、自分が感動したことは、多くの人に伝えたい、と想い、日常生活に役立つ内容の映画を、
自主上映する活動を始めました。

企業でも団体でもなく、早川潤子と仲間たちのスタイルが、当時の行政、市民の皆様から好感を得ることができました。

 

現在は、友人のハープ演奏のプロデュースと、平成26年に、阪神大震災時の実話を紙芝居映画として制作した「ありがとうジロー」の紙芝居映画上映と講演活動をしています。

 

また映画の作画を担当した香西隆男先生の画で静岡の童話を映像紙芝居として制作中。上映と講演を通して、今、大人たちが、子どもたちに伝える事、子どもたちの未来に残せることを実行していく大切さを、伝える活動をしています。
 

 

香西隆男先生との出会い

 

2011年10月、静岡県三島市で、200人ほどが集まり、NPOについての3日間にわたる研修会が開催されました。香西隆男先生との出会いは3日目の朝のこと。ワークをするためのグループが作られ、席に座ると、先生は私の前に座られていました。

 

それぞれが自分の目標を話した時に私は、阪神大震災の時に原付バイクで日本一周をしながら被災地募金を呼び掛けたジローという犬と蒲谷聡さんという飼い主の方の話をし、この実話を記録に残したいと話したのです。

 

先生は、私の話を聞いてくださったあと、「僕がその絵を描こう」とおっしゃってくださいました。

 

それから2年。企画、構想から、絵コンテ、原画ができあがり、紙芝居動画「ありがとうジロー」のDVDが完成したのは、先生の暖かいお人柄と、新しいジャンルの絵のスタイルにチャレンジするという強い信念で、私を励ましてくださったおかげです。

※「ありがとうジロー」ホームページはコチラから

 

 

想いが実現するのは、人と人の出会いから生まれます。その出会いが必然であればこそ、予想していた以上に素晴らしい作品に成長していくことを体験しました。

 

先生の想いと「心の教育」のための作品づくり

 

「ありがとうジロー」制作から5年。香西先生はまだ果たしていないご自分の夢を、自分の人生を振り返って話してくれました。

 

 

先生は今年7月に82歳になりました。今なお現役を貫き、ありがとうジロー制作後最後のシリーズ作品制作に挑んでいます。

 

私はその想いに賛同すると共に、私がこれまでライフワークとしてきた子ども達への「心の教育」のための作品作りを重ね、香西先生の絵で作品を制作するために、物語を探していました。その経緯を、PTA時代にお世話になった静岡市在住の尾崎行雄さんにお話ししたところ、静岡市葵区服織の横野幸一さんが描いた童話をご紹介いただきました。

 

それが「きつねとチョウとアカヤシオの花　横野幸一童話集」だったのです。

 

きつねとチョウとアカヤシオの花　横野幸一童話集　

 

 

平成18年に静岡新聞社から出版された横野幸一さんの童話集です。この童話集の13編の短いお話から3編を選びました。

 

●きつねとチョウとアカヤシオの花

赤い桜のような花びらのアカヤシオがたくさん咲いている山に小さな池がありました。その池の水辺に降りた可愛いチョウといきなきつねの物語です。

 

人として優しい心を持つことの大切さと、目の前のアクシデントに自分は何ができるか心で考える事の大切さを伝えたいです。

 

 

●源さんのバス

小さな町のバスの運転手源さん。ある日若いお母さんが小さな赤ちゃんを抱いてバスへ飛び乗ってきました。いったいどうしたのかな・・

 

自分が暮らす地域には色々な人たちがいて、お互いに助け合っていくことの大切さを伝えたいです。

 

 

●へんなやまびこ

若くて美しい先生と町の子どもたちが、だいらぼうの山へハイキングにやってきました。山の上でそれをみていた子きつねのゴンタと子たぬきのポンタはどんないたずらを考えたでしょう。

 

友達とのコミニュケーションを楽しむことの大切さと、友達とは人間同士だけではなく動物達とも築ける繋がりもあることを伝えたいです。

 

 

横野幸一さんは10年前に亡くなっておられましたが、地元静岡を舞台にした童話の創作が大好きだったようです。そこで、ご家族様にも承諾を得てこの童話と香西先生の画をつなげて、紙芝居動画を制作することになりました。

 

なぜ紙芝居風動画なのか

 

大人は子ども達に、良い事と悪いことを伝えることで心を育てていきます。しかし、それをストレートに言うよりも、キャラクター達を通して伝える事でより子ども達に伝わることがたくさんあります。

 

本来はアニメーションが一番伝える力がありますが、膨大なコストがかかりますから、一枚一枚の絵をスライドショーにして音楽とナレーションを付けて動画を制作します。それを紙芝居動画としてDVD化し、道徳の教材として観ていただく事で、子ども達の心の教育に役立つのではないかと考えました。

 

紙芝居動画のDVD化に関しては、他にも理由があります。

 

静岡だけではないですが、色々な社会問題から子ども達を守るために児童クラブのような新しい取り組みも進んでいるのと同時に、教育の現場で色々な方々にも関わってほしいという保育園や学校の希望から、絵本の読み聞かせという名称で地域で保育園や小学校に関わるボランティアの方がいます。

 

私は現在、孫が通っていた保育園で絵本の読み聞かせをやっていますが、10人以上になると手元の絵本の絵はまんべんなく子ども達みんなが見ることができません。

 

そこで、今は、モニターやスクリーンを備えている環境がほとんどですから、それを利用して絵本のページをめくるように子供たちみんなが絵が見ることができ物語を聞けるようにするにはどうしたら良いかを考え、紙芝居動画のDVD化を思いつきました。

 

 

 

今回のプロジェクト「子ども達のために道徳教材を制作し、子ども達の心の教育に役立てること」を実現するために、紙芝居動画としてDVD化します。

 

DVDの詳細

Pepamo きつねとチョウとアカヤシオの花（仮）

 

DVDは、静岡市内の小学校で道徳教材用に使っていただくために寄付をさせていただきます。またご家庭でも鑑賞できるよう一般発売をします。購入方法は完成後、Pepamo静岡事務局にご注文いただき発送させていただきます。

 

DVDの仕様

 

DVDは、童話3編の映像と、主題歌、エンディング挿入歌も入ります。また、ナレーション付きの映像と、ナレーション無しで音読できる映像と選択できるようにします。

 

ナレーション無しの映像は、子ども達が音読できるように考えました。その為に絵と文章入りの冊子も作成しDVDとセットにします。

 

これは読書の一環にもなり、人間の脳は文章を読むときに活発に働いているらしいと言うことが分かったそうで、音読をすることで、その場にいる友達同士のコミュニケーションも良くなり、絵を見て、音楽を聴き、一つの物語に対する感性もより高くなる事を期待しています。

 

資金の使用使途

 

今回の作品は既存の童話に香西隆男先生に絵を描いていただきますが

映像作品を制作するために、企画、構成、作画、原画と色付けの制作費が必要です。

 

そして、ナレーション、音楽でDVDを完成させます。また、物語を音読できるように冊子も添付しパッケージします。この制作費が必要です。

 

その他、この作品を紹介していく広報の経費と、静岡市内の小学校に寄付した後アンケートを取らせていただきながら、最終的には静岡県内の小学校に寄付をしたいためDVDを800枚を制作する経費が必要です。

又、クラウドファンディングはリターンの費用と手数料も含まれます。

 

今回のクラウドファンディングは、子ども達の心の教育に役立つ映像作品を制作する事と、その目的を多くの方々に賛同して頂き、支援という形で一緒に参加してほしいと考えたのでチャレンジしました。

 

支援者様と私ども制作者との連携で、紙芝居動画が静岡から全国に広がっていく事を期待しています。

 

世の中全般のシステム的な変革はすばらしい展開をしていますが、大事な取り組みのひとつでもある「子ども達の心の教育」分野ではやはり伝達の仕方を考えて工夫していかなければならないと感じています。

 

これからの未来を担う子ども達が、新しい手段で物語や絵と触れ合うことで、感性が磨かれ、優しい心が育つことを期待し、この取り組みが新しい教育の形として広がってくれることを願っています。

 

これからも地域の民話や童話の中から、引き続き子ども達に感動を与える、又、物事を考えるきっかけになる作品を、Pepamo静岡で紙芝居動画を制作していきたいと思っています。

 

そして、小学校で作品を活用して頂くようアフターフォローをしたり、Pepamo静岡で上映とお話の会を開催し、子ども達の感想文や、アンケートで、先生、ご父兄などに多くの意見や感想をいただきます。それを元にこれからも良い作品作りを展開していきたいです。

 

将来的には、子ども達が描いた絵と創作した物語で作品ができたら思っています。

 

皆さまどうか、ご支援のほどよろしくお願いいたします！

 

 

 

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本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。