おむすびで結ぶ地域の縁。子供に無料朝食を提供するお結びプロジェクト

 

皆さま、このページに足を運んでくださり、心より感謝申し上げます。  

 

はじめまして、プロジェクト実行責任者の吉田文恵と申します。

 

「お結び」プロジェクトは、地域の子どもたちと妊婦さんに月に２回程度、愛情を込めた温かいおにぎりと味噌汁等の朝食を無料提供するプロジェクトです。  

 

今回はプロジェクト立ち上げ時の資金調達を目的に、クラウドファンディングに挑戦することとしました。

 

どうか皆さまの温かい支援をお願いします。

 

 

（＊写真はイメージです）

 

私は、宮崎県にある新富町という人口16,000人の小さな町で、「やきとり大将」という居酒屋を夫と共に37年間営んでいます。

 

（左：プロジェクト実行者の吉田文恵）

 

この小さな町でこんなにも長く営業を続けることができているのも、ひとえに地域の方々の支えがあってこそと日々感じています。

 

今回は、そんな地域に対して「食を通じて恩返しをしたい」、「地域の子どもたちを食の面から支えていきたい」という思いから「お結び」プロジェクトに取り組むことにしました。

 

新型コロナは、様々な形で地域社会全体に影を落とし、人々の生活習慣を大きく変えました。

 

コロナにより対面でのコミュニケーションを避ける日々が続き、長年地域の方々で賑わっていた居酒屋も閑古鳥が鳴く日々でした。

 

家庭単位でいえば収入減などの影響で親御さんが疲弊している上、地域との関係性がコロナによって分断されたこともあり、各家庭が孤立感を抱えている状況を目にしてきました。

 

コロナが落ち着いた今でも、町全体に以前ほどの活気は戻っていません。

 

 

そんなコロナ禍においても、宮崎県では行政主導で小学生を対象とした食育活動「味覚の授業」という取り組みがされています。

 

私は過去３年間、地元の小学校からお声がけいただき、「味覚の授業」の講師を務めてきました。

 

 

その中で感じたのは、子どもたちが楽しく食事をする機会が減っていることでした。

 

コロナによる収入減やそれに伴う親御さんの疲労が蓄積していて、子どもと楽しく食卓を囲む時間が減っているようでした。

 

また、学校給食も黙食が求められ、１人黙々と給食を食べている状況は続いています。

 

 

授業では、「味覚は舌だけでなく五感で感じるということ、心でも感じることができる」というお話をさせてもらいましたが、食事の時間は本来もっと楽しいはずです。

 

 

それが、コロナによって１人で黙々と食べることが当たり前になってきており、この環境で育った子どもたちにとって食事の時間は栄養補給や空腹を満たすだけの義務的な作業時間になってきていることに危機感を感じました。

 

 

食事の時間は大切なコミュニケーションの時間でもあります。

 

大切な友だちや地域との交流が減り、食事の楽しさを知らずに育つ子どもたちが大人になったときに、地域がお互いに支え合う関係性が崩壊していくのではないかとも感じました。

 

＊「味覚の授業」の写真は、訪問した小学校の許可を得て、小学校のホームページから転載しています。

 

 

このような子どもたちを目の当たりにし、「ご飯の時間って楽しい！」ということを体験して欲しいという思いが溢れてきました。

 

これは誰が悪いわけでもなく、コロナという目に見えない脅威から子どもたちを守る上で仕方なかったこととですが、これまで地域に支えられてきたからこそ、私たちが地域に食を通じた恩返しができないか？という思いからこの「お結び」プロジェクトが生まれました。

 

（＊写真はイメージです）

 

「お結び」プロジェクトを継続するには、地域の農家さんから販売できないB品食材を提供してもらったり、おにぎりを握ったり、味噌汁を作ったりといった地域のボランティアの方々の協力も必要になってきます。

 

おにぎり = おむすびを提供することで地域の人と人を結び、地域のコミュニケーションを活性化して支え合う関係性を再構築することが「お結び」プロジェクトの目指す世界観です。

 

子ども食堂と何が違うの？と言われますが、考え方や対象などが違います。

 

（＊写真はイメージです）

 

「お結び」プロジェクトでやりたいことは、健康的な朝食を通して子どもたちの成長を支え、食を通したコミュニケーションの楽しさを子どもたちに体験してもらうことです。

 

そのため、地域に住むすべての小学生以下の子どもたち、および妊婦さんを対象とした開かれたプロジェクトとして行います。

これがこども食堂との大きな違いです。（ただし、提供できる量には限りがあるので、先着順などで人数制限を設ける予定）

 

You are what you eat = 人は食べたものからできている

 

という諺がありますが、食べるものは健康に関係しています。

 

無料提供だから食材はなんでもいいという考えではありません。

 

  （＊サラダ鶏ハムを使った料理例）  

 

そこで、これまでの37年間の「やきとり大将」での様々な鶏料理を開発してきたスキルを生かして、食品添加物と保存料を使わない手作りのサラダチキン風鶏ハムを開発しました。

 

「お結び」プロジェクトでは、この鶏ハムを使うなど、毎回子どもたちの健康を意識したオリジナル料理を作って提供していきます。 

 

このような愛情が詰まった食事を通して子どもたちの心身の健康を支えるだけでなく、地域コミュニティ全体の健康を育みたいと思っています。

 

 

本業である「やきとり大将」はまだまだコロナの傷が癒えていませんが、今回新規事業として食を通した地域の交流拠点「美味しい寄り道 PIT238」をスタートすることにしました。

 

 

ここでは立ち飲みの角打ちスタイルを取り入れ、１人でもフラッとお酒を飲みにピットインできる拠点です。

 

「お結び」プロジェクトに限らず、立ち飲みのアテも手作りのオリジナルの料理で提供予定です。

 

また、飲食だけでなく、他のスーパーなどではあまり見かけない食材が買える小売店も併設しています。

 

 

ここに行けば誰かがいて、気軽にコミュニケーションを楽しめる地域みんなのクロスロード（交差点）を目指して、今年2月からオープンします。

 

「お結び」プロジェクトは、この店舗の営業開始前の朝の時間を使って朝食を無料提供していきます。

 

▲クリックすると拡大画像が表示されます

 

このプロジェクトは、地域の農家さんから販売できないB品食材を寄付いただいたり、寄付金を使って食材を購入します。

運営は地域の方々にボランティア協力をお願いして、一緒に調理・提供していきます。

 

（＊写真はイメージです）

 

食事の時間を共にすることは、ただの栄養摂取を超えた、心を通わせ、五感で味わう貴重な時間です。

 

子どもたちには、温かい食事を囲みながら、友だちや大人たちとの交流を深め、生涯の思い出を形作って欲しいと願っています。

 

これは、地域社会の絆を深めるための大切な一歩となります。

 

 

 

「お結び」プロジェクトのために必要な資金調達の第一目標額は70万円です。

 

この資金は、子どもたちと妊婦さんに最適な朝食環境を提供するため、そして屋外での快適な食事スペースを実現するために使用します。

 

食事の提供は店内で行いますが、クラウドファンディングで購入した椅子やテーブルは店舗前のベンチや、向かい側にある小さな公園スペースに設置を予定しています。

 

 

明るい太陽の日差しの元、朝から元気に活動する子どもに育って欲しいという願いを込めて、基本的にはアウトドアで朝食を食べてもらうことを考えています。（雨の日などは店舗２階の空きスペースなどを使う予定）

 

宮崎県の夏は朝から日差しが強いため必要に応じてテーブルにパラソルを設置し、直射日光を遮りながら快適な朝食タイムを提供します。

 

また、店舗前の歩道には背もたれ付きのベンチを設置し、妊婦さんが快適に休憩できるように配慮します。

 

（＊写真はイメージです）

 

さらに、「赤ちゃんの駅」に登録し、赤ちゃんのオムツ替えが利用できるようにオムツ交換台も設置します。

 

（＊写真はイメージです）

 

資金の具体的な使用用途

• パラソル付きテーブルセット：10万円
• 外用ベンチ：12万円
• イス一体型子ども用テーブル：5万円
• 初期３ヶ月分（６回分）の食材費：15万円
• オムツ交換台：12万円
• 皿、お椀、その他消耗品等諸経費：7万円 
• クラウドファンディングシステム利用料：9万円  

 

 

この「お結び」プロジェクトに寄せられた皆さまの貴重なご支援は、地域の子どもたちと妊婦さんたちに、健康で愛情溢れる食事の時間を提供するための基盤となります。

 

皆さまの寄付は単なる運営資金にとどまらず、地域の強固なコミュニティの再構築という大きな目的を果たすための重要な一歩目となります。

 

（＊写真はイメージです）

 

私たちの一歩はとても小さな一歩ですが、一歩一歩進んでいくことが、結果として地域の大きな変化を生み出すことを信じています。

 

そして、みなさまのご支援が、地域の絆をより深め、次世代に希望の光を届けるための力となることを心より信じています。

 

また、このプロジェクトで解決したい課題は私たちの地域特有のものではなく、日本全国で同じような課題に直面していることと思います。

つまり、このプロジェクトは全国のモデルケースとなり、他の地域でも再現できる波及効果も見込めると考えています。

 

ぜひ、子どもたちの明るい未来のために、温かい手を差し伸べていただけるよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

＊「写真はイメージです」と記載のある写真はすべて、生成AIで作成したイメージ画像です。