【研究秘話】国会図書館を活用することの３つの強み

皆さんは国会図書館をご存知でしょうか。

National Diet Libraryの頭文字を取ってNDLとも略される図書館ですが、他の図書館にない強みを多数備えています。

私たちの調査でもよく活用している国会図書館について、今回はその強みを3点お伝えします。

 

国会図書館近くで撮影した夜桜（2023年3月22日撮影）

 

①国内最大の蔵書

国会図書館の強みは、その蔵書数にあります。

国内で発行された書籍は、原則として全て国会図書館に納本することが国会図書館法で定められており、最近の書籍から昔に発行された書籍に至るまで、膨大な量の蔵書があります。

そのため、本にまつわる悩みは国会図書館を活用すれば大抵の場合解決できます。

（参考サイト：https://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/outline.html）

 

②書籍資料以外の収蔵

実は、国会図書館は資料館のような役割も果たしています。

私たちがよく活用するのは、東京本館の4階に所在する「憲政資料室」です。

ここでは近代以降日本の政治に関わる資料が閲覧できるほか、太平洋戦争終結後の占領期に関わる資料も多数収蔵されています。

日本空襲にまつわる資料もここに収蔵されております。

（参考サイト：https://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/constitutional/index.html）

 

③デジタル対応が進んでいる

国会図書館は収蔵資料のデジタル化を進めており、年々デジタル上で利用できる資料が増えています。

こうしたデジタル資料の中には、図書館内の限定公開にとどまらず、オンライン公開として図書館以外の場所からもアクセスできるものもあります。

また、国会図書館に収蔵されている資料はNDLサーチで検索が可能です。

NDLサーチの良い点は、閲覧したい資料の国会図書館での情報に加えて、全国どこの図書館に収蔵されているのか確認できる点です。

そのため、国会図書館へのアクセスが難しい場合にも、地元の図書館に収蔵があれば手軽に資料を閲覧できる可能性があります。

もちろん、NDLサーチは図書館外からアクセス可能です。

（参考サイト：https://ndlsearch.ndl.go.jp/）

 

何か調べ物をしたい際には、国会図書館の活用もぜひご検討してみてください。

 

【お知らせ】

7月20日にキックオフイベントをオンラインで実施します。

イベントでは、本プロジェクトをより詳しく知っていただけるようなプログラムを計画しています。

この機会にぜひご参加ください。

 

イベント詳細に関しては、下記URLよりご確認の上、ご登録をお願いします。

https://readyfor.jp/projects/pumpkin1945-2024/announcements/331980