なぜもっと会っておかなかったんだろう。

プロジェクトにご支援、そして拡散いただいている皆様、心から御礼申し上げます。

 

私事となりますが、プロジェクト開始二日目の早朝、

祖父が他界しました。

次の日のお通夜に合わせて始発の新幹線で九州に向かいました。

さらに次の日の葬儀を終え、昨晩大阪に戻りました。

 

親族の葬儀が初めてのことで、

94歳大往生だったけど、

率直に感じたことです。

 

なぜもっと会いに行かなかったんだろう。

 

遠いから？

仕事で忙しいから？

 

仕事で忙しいというのは確かにあった。

会社員時代も出世とか成績とか穴を開けられないとか休めないとかあった。

葬儀に仕事で出席しなかったことが美談になっていることもある。

 

「ごめん、今、仕事が忙しくて…」で全て許された。

 

言われる方は「そうか、頑張ってんやな！」って会うことを諦めざるを得ない。

仕事で忙しいことも心から嬉しいはずだから。

 

何だそれ。

 

仕事ってなんやねん。

 

忙しいって何やねん。

 

仕事をしないと生活ができなくなる。

 

仕事が大事なのは当たり前。

 

でもそれと比べることができない大切なことがあった。

 

取り返せないことがあった。

 

アホやから全部終わって取り返せんなってから気付く。

 

周りから聞いたことがあるありふれた話。

それなのに、自分が体験した時に初めて気付くんですよ。

火傷しないと気付けないとか、どこまで俺は愚かやねん。

 

おじいちゃんが必死で仕事して生きたから母が生まれて、

父母が必死で仕事して生きたから、僕が生まれて。

 

そこにも「仕事」は絡んでる。

切っても切り離せない。

仕事してなくて飢えてたら僕はこの世に存在すらしてない。

 

今僕も必死で仕事をしてる。

仕事って言い方も変だな。

 

「活動」してる。

 

この活動も待った無し。

相手が命あるものだから絶対的に待った無し。

 

一人で活動している時1500日連勤とか普通に越えてた。

休めなかった、穴を開けられなかった、それを自分で選んだ、わかりきっててその道を進んだ。

それで別に良いと思ってた。

 

今はお世話係2号やスタッフ、ボランティアさんがいてくれるからこうして葬儀に出席できた。

おかげで気付くことができた。

 

お葬式だけに行くのではなく、もっと会っておかないといけなかった。

 

葬儀の最後に祖父が持っていた写真のスライドが流れた。

幼い僕が、祖父の膝に座ってた。

 

会いに行けば喜んでくれたのに。

無償の愛をもらっていたのに。

 

とても大切なことだった。

 

そのことを「知っていた人」はどうか伝えてほしい。

 

僕は今知ったから今伝える。

 

仕事は大切です。

でも大切な人に会いに行く、

会っておくことも同様に大切です。

 

仕事で行けない、というのは許されてしまう。

相手は許してくれる。

 

だからそれを許さない貴方自身であってほしい。

 

きっとこんな気持ちになるぐらいなら共に過ごす一分一秒を大切にした方がいい。