動橋・小右衛門の老婆(おばば)とちまき伝説

https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/04/f16271b616390795b680f1fc5bd66eaf_s.jpg

 1475年5月4日のちまき節句の日、蓮如上人が小松の波佐谷松岡寺から吉崎御坊へ帰られる途中、動橋で日が暮れてしまいました。そこで蓮如上人は桝屋小右衛門の家に「一晩泊めて下さい」と願い出ましたが、小右衛門の母は「汚い坊主、さっさと立ち去れ」と追い払いました。蓮如上人が、母がちまきを作っているのを見て、「せめてちまきをもらえませんか」と頼んだところ、小右衛門の母は笹で包んだ石を投げつけ、「これを食えたら泊めてやるぞ~」とケラケラ笑ったそうです。

これを見た蓮如上人は小右衛門の母のあまりに邪見な心をあわれみ、その心を正すために、ゆでた笹を地にさし、みるみるうちに根が付き青葉が生じる様子を見せました。すると蓮如上人の不思議な力に驚き、小右衛門の母は自分の非行をわびました。そして、これまでの「自分さえ良ければいいんだ」という心を改め、その夜から息子の小右衛門ともども蓮如上人の弟子となり、教えを守りました。小右衛門は「篠の道場」の初代となって、念仏の教えを広めました。

新着情報一覧へ