応援メッセージ（９）「弟妹たちの夢を叶えるお手伝いをしたい」

 

「弟や妹たちの夢を叶えるお手伝いをしたい」

 

　プロジェクトの支援者の一人、猪谷祐介さんの応援メッセージをご紹介いたします。

 

　私は2011年にエンチャイルドを知り、支援を開始しました。最初は知り合いが熱心に活動しているので、自分もできることをしたいという程度でしたが、内容を知るにつれて、いつかは現地に行ってみたいと思うようになりました。そして2013年からスタディツアーに参加するようになり、このプロジェクトに対する気持ちが一層強くなっていきました。

 

　日本に住んでいると、ご飯が食べられることが当たり前。学校に行けるのが当たり前。給食があるのが当たり前です。その反面、経済的な事情や環境を言い訳にして夢に向かって挑戦する若者が少ないことを残念に思っていました。テレビで見ていたフィリピンのストリートチルドレンはごみを拾ってその日の食費を稼ぐのがやっと。自分の将来のために何かできる状況ではないと感じていました。

 

　エンチャイルドの支援を通じてフィリピンの生活環境や経済事情、学校教育事情を知るようになって、自分の中の「当たり前」が崩れ落ちていきました。ただ、現地で出会った子供たちは違いました。お金がなくても学校に行ってどうにかして勉強して自分の夢を叶えたい、キラキラした目をしている子供たちでいっぱいでした。その夢も、ただ自分がそうなりたいだけでなく、地域のため、家族のため、国のためにといった、利他的な思いから来る夢であったことに衝撃を受けました。

　

　「どうにかしてこの子たちが勉強できる環境を整えてあげたい。一つでも多くの夢を叶える助けになりたい。国境を超えて、兄弟姉妹としての友愛を深めたい」

　

　そんな思いをもって支援を続けています。

 

 

　エンチャイルドの活動は単なる海外教育支援ではなく、目に見える支援であり、心と体で絆を実感することのできる活動です。12月にはクリスマスを迎えます。そこで、フィリピンの子供たちにクリスマスプレゼントとして勉強できる環境を拡充させてあげたいのです。

 

　単なるお金の支援ではなく、日本からの「心」の支援をしてあげたい。そう思っています。そこで今回、Readyforを通じて一人でも多くのかたに支援をお願いしたいと思います。