西日本豪雨緊急支援へのご寄付のお礼と活動報告
この度は西日本豪雨緊急支援にご寄付をいただきましてありがとうございました。
今後も、行政や地域の方々などと協力して、西日本豪雨の影響を受けた子供たちが日常性を回復できるように支援を行っていきますが、現時点(2018年8月6日)までに行った支援活動について報告いたします。
今後の活動につきましてはWEBサイトやSNSにて引き続き報告いたします。
7月9日
セーブ・ザ・チルドレンの西日本豪雨緊急支援対応チームを特に被害の大きい岡山県倉敷市真備町を中心に、子供たちの状況やニーズを把握するための調査と「子どものための心理的応急処置」の周知活動を開始しました。
7月15日・16日
真備町の避難所に隣接した施設で、子どもたちが安心・安全に過ごすための空間「こどもひろば」を実施。約40人の子どもたちが、風船遊びや粘土遊び、スタッフによる絵本の読み聞かせなどを、思い思いに楽しみました。
7月18日
岡山県内で「子どものための心理的応急処置」研修が開催され、セーブ・ザ・チルドレンの職員が講師の一人として登壇。豪雨被害の発生を受けて急遽開催されたにも関わらず、子どものこころのケアに関する情報へのニーズは高く、子どもに関わる幅広い分野から140人を超える参加がありました。
同日
岡山県が実施する「被災地域の子どもの安全・安心な居場所」事業への協力を開始しました。
この事業は、子供の居場所を設置することにより、子育て家庭が安心して家の片づけなどができる環境を整えるとともに、避難生活が長引くことにより子どもがストレスや健康上の問題を抱えないよう、子どもが安全に、安心して過ごすことのできる場所を確保するためのものです。
岡山県保健福祉部子ども未来課が主体となって実施され、岡山県で活動するNPO法人きよね夢てらすが運営の総括を担っています。セーブ・ザ・チルドレンは、総社市、岡山県立大学などとともに、この運営に協力しています。
この居場所には1日20人から30人ほどの子どもが参加し、塗り絵やブロック遊び、ボードゲーム、子ども同士での集団遊びをして過ごしたり、夏休みの宿題をして過ごしたりする子どもたちもいます。子どもたちが被災前の日常生活で行っていた遊びや学習の時間を通して、同世代の子どもたちと、子どもらしくいられる時間を取り戻し、被災による影響からの立ち直りをサポートします。
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちの昼食費の支援もしています。この日のお昼は、親子丼、お味噌汁、サラダ。
お代わりして食べる子もおり、わいわい周りの子と会話しながら食べました。
セーブ・ザ・チルドレンは、被災した子どもたちへのこころのケア、子どもたちが主体となる活動など、これまでの知見・経験をいかして、今後も地域の方たちが子どもや保護者を支えるための取り組みをサポートしていきます。
改めましてこの度の皆さまのご支援に心より御礼申し上げます。