ボランティアの胸のうち　Sさん

いつもあたたかい励ましのメッセージ、ご支援をいただき本当にありがとうございます。当団体にてボランティアを始めて半年の新米ボラです。週に1度程度、他県から通って手伝いをしております。

昔から動物が好きでしたが、特に「犬」に心動かされ傾倒していったのは、実家でゴールデンレトリーバーを飼いはじめたことがきっかけです。彼は専業主婦の母から１日中の愛情と庇護を受けて10歳になりました。

大型犬はすごく食費がかかり、長時間の散歩も必要ですので、私は毎月良質のフードやサプリメントを見立てて仕送りし、時間を見つけては実家に帰り、散歩やシャンプーなどを手伝っています。

そうしたことを数年続けているうちに、自然と犬や保護犬に関心を持つようになりました。
実家の犬の存在に幾度となく救われてきた私は、「こんなに尊い生き物を、人間の勝手な理屈で殺処分など考えられない。この時代にこの国がやることではない。」
そう想い、まず始めたのは某保護犬団体への寄付でした。

「お金を送ることだけしかできてない...」と思ったこともありましたが、レーベンを手伝っている今、お金を寄付いただけることがどれほどありがたく、助かることか実感しています。食費、医療費、予防接種費、避妊去勢手術費をはじめ、保護している犬達を快適に、安全に過ごさせるためには、多大なお金が必要になるからです。みなさまからお預かりした大切なご支援は、とても重いもので、そのおかげで活動ができています。もちろん、ご支援いただいた物資も、1ミリたりとも無駄にしないように注意しています。

現代の人間社会で犬が幸せに生きるためには、人間が飼い主となって共に生きることが必要です。
1万年前に犬を飼い始めた人間の責任だと思っています。

誰かを幸せにすることは、自分の幸せになります。いま、私にとってその誰かとは、実家の犬と、レーベンの犬達です。

レーベンの犬達にとって、レスキューされた今よりもさらに幸せになることは、天国へ行くその時まで、ずっと愛情を注いでくれて、ピカピカの犬生を共に歩んでくださる、ずっとのご家族、里親さんが見つかることです。

甚だ微力ながら、その第一歩である保護、譲渡のお手伝いができることは、私にとって至上の喜びです。

どうか皆さまのお力を、ご支援という形で向けていただきたいと願っています。よろしくお願いします。