新店舗の内見に行ってきました！

春分の日を過ぎたというのに、寒の戻りでしょうか。

とても寒い一日でした。

本日は古府のお店の定休日。というわけで、鞍月の物件へ行ってまいりました。

 

暖房も入らず、それ以前に電気もつかない暗い店内なので

まだお見せできるような写真が撮れていませんが

庭は少しずつ春の気配が。

右に写るのはアジサイのようです。（大好きな植物！生薬にもなりますし）

 

まだ寒々しいですが、寒桜かなにかが咲いているのも見えました。

 

今は、とてもよそよそしい空気の植物たち。

そういえば、古府の店に初めて来たときも、そうでした。

 

ボブさんと勝手に名付けた、どんぐりのなる木。

これが古府の店のご神木でした。（幹の真ん中に大きな目があるのです）

最初は、その目がとても怖く思えました。

急に入ってきて、バタバタと工事を始めたわたしたちを

見定められているような気がしたんです。

 

若干ビビりながら、日々コーヒーをお供えして数ヶ月。

ある日、ボブさんの目がとても優しく感じました。

実際は単にわたしが店に馴染み、ボブさんの目も見慣れただけでしょう。

けれどそれ以来ずっと、ボブさんに見守られながら営業を続けてきた、

そんな風に思っています。

 

5年の間にボブさんにはファンもつきました。

ほぼ欠かさず朝イチのコーヒーをお供えしては、時に下げるのを忘れ

そこに座ろうとしたお客様に気を遣わせることもありました(笑)

思い出を語りだしたらきりがないですね。

大きな力に守られた、温かな店でした。

 

それでも卒業の時は来るもので。

新しい店の木々たちにも力を借りながら、また温かな店を作りたいなと

ボブさんの横顔を見ながら思う日々です。

 

皆さまにも引き続き、お力添えをどうぞよろしくお願いいたします。