クラウドファンディングにご協力いただいた全ての皆様へ
1 御礼とご報告
このたびは私ども(一社)日本意思決定支援ネットワークの企画した『揺れるこころを見える化する「トーキングマット」子ども版を作りたい!』のクラウドファンディングにたいへん多くの応援をいただきましたことについて、厚く感謝申し上げます。
クラウドファンディング成立後、トーキングマット開発チームにおいて、昨年と同様、試行錯誤を重ねてわかりやすい日本語訳を付し、英国トーキングマット社に発注しました。今回は、新型コロナウイルスの影響により英国内での印刷に遅延が生じ、約10日の遅れが生じてしまいましたが、2021年10月、トーキングマットの各セットを、ご支援いただいた皆様のお手元にお届けいたしました。
トーキング基礎研修につきましても、新型コロナの影響により一部中止となったものの、順次実施いたしました。
これらの様子につきましては【新着情報】に掲載しておりますので、ぜひご覧いただけると幸いです。
なお、皆さまからご支援頂いた資金については、ReadyFor手数料を除いた全額をトーキングマット事業のため(トーキングマット子ども版翻訳料、英国トーキングマット社へのカード印刷発注費用、基礎研修修了証発行費用、郵送料等)に使用させていただいております。
なお、英国内で改訂中のため「トーキングマット子ども版」小冊子の一部が未送付でございますが、こちらは英国から届き次第翻訳を行い、該当するセットをご購入いただいた皆様にお届けすることをお約束いたします。
また、基礎研修についてのリターンをお申込みの方で、新型コロナ等の影響で基礎研修にご出席いただけなかった皆様におかれては、2022年度に開催される基礎研修に振替え可能といたしましたので、改めてご検討をお願いいたします。
本プロジェクトの遂行のためにご尽力いただいた英国トーキングマット社をはじめ、関係するすべての皆様に深く感謝申し上げます。
2 トーキングマットの一般販売を開始いたします!
今回のプロジェクトでご支援いただいた方だけではなく、より広く皆様にトーキングマットをご活用いただけるよう、当法人Webサイト上にトーキングマットの購入ページを設けました。当面、数量は限定されますが、よろしければぜひお買い求めいただけると幸いです。見積書・専売証明書・納品書・領収書等の発行も可能ですので、御入用の際にはinfo@sdm-japan.netまで事前にお知らせください。
https://sdmjapan.shopselect.net/
3 次のプロジェクトは?
初回プロジェクト【揺れるこころを見える化する「トーキングマット」を広めたい!】では、英国スコットランド・スターリング大学発祥の、本人の意思や選好・価値観を見える化するためのカード「トーキングマット」を日本で広めるため、その翻訳費用や開発費用の資金集めを行いました。皆様のおかげでクラウドファンディングは成功し、その結果、日本語版トーキングマット(健康とウエルビーイングフルセット)の開発を達成いたしました。
次に、プロジェクト第2弾【揺れるこころを見える化する「トーキングマット」子ども版を作りたい!】では、「子ども版トーキングマットの日本語版開発」のためのクラウドファンディングを実施しました。こちらも、皆様のお支えによって成功を収め、全年齢版トーキングマットとともに、子ども版トーキングマットの日本語版を開発し、流通させることができました。
このように、皆様のご支援のおかげを持ちまして日本語版の「トーキングマット」の制作をし、日本国内での認知度が高まったことによって、支援現場からの需要が増えてきています。
実は、「トーキングマット」には種類がいくつか存在するのですが、日本語版で制作したのは「健康とウエルビーイングフルセット」「子どもや青少年との対話フルセット」の一般的な領域に留まっており、より専門的なテーマに関するセットについては未翻訳となっています。また、英国トーキングマット社では「デジタルトーキングマット」も開発されています。
そこで、今回プロジェクト第3弾としてトーキングマット全セットの翻訳及びデジタルトーキングマット日本語版の開発を行い、さまざまな支援現場で「トーキングマット」を活用できる状況を整えたいと考えております。
第三弾のタイトルは
揺れるこころを見える化する「トーキングマット」日本語版を全部作りたい!
となる予定です!
支援を必要とされている方々に合わせた「トーキングマット」を制作することで、それぞれのニーズにお応えすると共に、コロナ禍の状況でも安心して支援を受けられる体制をつくるためにも、皆様のご協力が必要です。
詳細については、2022年3月中旬に発表を予定しておりますので、ぜひご関心をお寄せいただけると幸いです。
4 結びに代えて
トーキングマットは周囲の人だけでなく、本人にとってのwish(望み、希望)が微かであるときはこれを強め、本人も自覚していないときにはwishを新しく見い出して、私たちに会話のきっかけを与えてくれます。もちろん限界があってどんな人にも使えるわけではありませんが、言葉があっても無くても、いろんな方々と一緒にこの「トーキングマット」を介してコミュニケーションを行うことで、選択の幅がひとつ増えていく、そんなことを私たちは目指しています。ともすれば「この人のことはよくわからない」と言われて本人が軽視されるような支援が行われるところを、この会話は違った方向に導いてくれるかもしれません。
トーキングマットが本人の心からの希望を発見し、決定を支援するための重要なツールとして認識され、様々な分野の支援者によって現場で日常的に活用されることを願っています。
2022年度は新たに誕生した6名のトレーナーとともに、日本全国でのトーキングマット基礎研修の実施ができればと考えております。「ぜひ基礎研修を当地で開催してほしい!」というご要望がございましたら、お気軽に当法人にお声がけいただけると幸いです。
https://readyfor.jp/projects/talkingmats-children/announcements/202632
https://sdm-japan.net/contact/
皆様には今後とも引続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
第2弾クラウドファンディングへのご協力、誠にありがとうございました!
2022年2月14日
一般社団法人日本意思決定支援ネットワーク(SDM-Japan)
クラウドファンディング発起人
名川 勝・ 水島俊彦・小杉弘子
(トレーナー研修最終日、みんなが合格の評価を受けて喜び合っているzoomキャプチャ; Loisさん、Nickiさんに許可を得て掲載)