こんにちは、プロジェクト責任者の樋口菜月です。

 

プロジェクト開始から早くも1週間が経ちました。早くもご支援頂いた方、本当にありがとうございます。支援の額は決して安いものではないのにこうして応援頂いて感謝の気持ちで一杯です。

 

第1回目の更新となる今日は、テヲツナグに実際に寄せられている投稿を掲載したいと思います。

 

もしよければ、お目を通して頂けると幸いです。

 

 

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ペルーの首都、リマでの「テヲツナグ」

 

 

 

大学4年の学生最後の休みに
私はペルー・ボリビアをひとり旅した。

ちょうど一ヶ月後に社会人になるにあたって、
いろんな節目となる旅行にしたいと思っていたため、
私はこのひとり旅にいろんな期待と思いを込めて、
日本を出国した。

 

ペルーのリマから入国した私は、
いままでの旅行同様、たくさんの面白い旅人に出会い、
冒険のような毎日を過ごし、美味しいごはんを食べた。
さあいよいよ日本に帰ろうとしていた
帰国日予定の3日前のこと。

 

私は帰国に向けて、リマのホルヘ・チャベス空港にいた。
飛行機発着の予定時刻よりも先に着いて、一息。
スターバックスに寄り、飲み物を購入した。
南米の慣れない味の料理ばかり口にしていた私にとって、
どこの国でも変わらないコーヒーを提供してくれるスターバックスは
とても安心感を与えてくれる場所だった。

そこで私は久しぶりに利用できたwifiで
親や友達に連絡をとっていた。
「これから帰るよー。
もうあと何日後には卒業式なんて信じられないよー」なんて
メッセージを友達とやり取りし、
「あーもう日本に帰国かあ」と
もの思いにふけったいた。

 

そんな時、ふと目を前に向けると、
私の目の前の椅子にあった旅を一緒にしたバックパックがない。
「あれ、たしかここに置いたんだけどなー?」
そう思った矢先、私の頭によぎったのは
「盗まれたのかな」ということだった。

はじめは。状況を受け入れることができず、とまどったけど
どうにかしなければと思い、
私は「my bag was stolen!」と叫んだ。

するとまわりに座っていた旅行者や現地の人が
どうしたどうしたと駆け寄って来てくれた。


私が事情を説明すると、
「誰かがこの辺の席に近づいてきたのは気づかなかったよ」
「黒い服をきた男と小さな子供がさっき来店したのをみたよ」
と親切なまわりの人が、いろんな情報をくれた。
あるフランス人のバックパッカーは
私を元気付けるためにか飴をくれ、
あるスペイン人のカップルは、
私とペルー現地の警察官との間、
つまりは英語とスペイン語の通訳を引き受けてくれた。

 

 

日本人の見知らぬ女子が
バックパックをひとつ盗まれただけで、
ここまで心配してくれることに、
ものすごく心が熱くなった。

 

その後も、スペイン人のカップルは
予定飛行機の時間ぎりぎりまで私の通訳を引き受けてくれ、
どうしたらいいかわからない私を
「笑って笑って」と励ましてくれ、
店員さんは、暗い顔をしてる私に対して
温かいラテを無料でプレゼントしてくれた。

その後その途中の道で、私はスペイン人に思わず
「どうしてここまでしてくれるの?」と尋ねた。
すると彼らはまるで当たり前のように
「目の前に困ってる人がいたら助けるよ」と言ってくれた。

その言葉に胸が痛くなった。
国籍とかそんなものは関係なく、
目の前の人が困っていたら助けるという言葉に、
その場で泣きだしそうになってしまった。

その後警察に行き、盗難届を提出し、
結局バックパックは私の手元には戻ってこなかった。

大学2年生から一緒に旅をしたバックパックを
失ってしまったのは悲しかったけれど、

あの時にまわりの人からもらった
「困った人が目の前にいたら助ける」という
とてもとてもあたたかくて大切な思い
それ以上の価値があるものだったなと思う。

 

どんなに見た目や考え方が違っても、
みんなみんなが共通してもっている思いがある。

私もあのスペイン人やフランス人、
あの場にいた私を助けてくれた人のように、
なにかが一緒だからとかではなく、
ただ単純に「困った人を助けられる」人になりたいなと思った。

これが私にとっての「テヲツナグ」。

 

吉田 遥

 

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本当に素敵なストーリーです。人間として大事にしなければならないことを教えてくれるような、そんなお話です。テヲツナグには、こんな素敵なストーリーが数多く寄せられています。それをぜひ、出版してもっと多くの人に読んで頂きたいのです。しかしそれを実現するための資金が不足しています。

 

決して安い額ではないかもしれません。しかしもし共感頂けたなら、本を手に取って読んでみたいと思って下さった方がいらっしゃったなら、どうかご支援のほどよろしくお願い致します。

 

 

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