Travel For All. 障がい者でも気軽に参加できるツアーを作りたい

４月１７日から５月２７日までの４０日間という期間で、はじめてのクラウドファンディングに挑戦しましたが、みなさんに支えられ、また力強い言葉がけで達成することができました🌴本当に有難うございます🌴

 

ツアーへは７月２５日から２９日までの４泊５日で行ってきます✈︎

 

現地からもいろんな様子や情報をSNS発信していこうと思っていますので、下記リンクの登録もよろしくお願い致します🌴

 

https://www.facebook.com/travelforall.jp/?modal=admin_todo_tour

 

 

また明日広報予定ではありますが、次の目標に向けて残りの期間取り組んでいきたいと思っていますので、改めてご協力頂ければ幸いです🌴

 

 

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この新着情報ではプロジェクトの内容をお伝えするとともに、自分なりの、また障がいを通した教育の考え方見え方などを文章で表出できるよう努めてきました。

 

教育の理解を深めようと思うとともに、物事の多様な見方も増やしていければと思うと、なんだか偏った内容になってしまうのですが、それでも柔軟で創造的な思考の追究は、多様な観察眼を養ってくれるのだと感じています。

 

特別支援教育には「リフレーミング（reframing）」という言葉があります。ある枠組みで捕らえられている物事について、一度そのフレームを外し、違うフレームで見つめ直す過程を意味します。

 

例えば、「負けず嫌い（勝ち負けに対するこだわり）」は「向上心がある」であったり「物事に真剣に取り組む」などへリフレーミングできるのです。

「反抗的な態度」も、「自立心が旺盛」や「芯の強さのあらわれ」などと表現できます。

「落ち着きがない」「集中が続かない」は、活発、活動的、行動的、元気が良い、好奇心旺盛、新しい刺激に敏感、エンジンが大きい、エネルギー満載などと捉えることもできます。

 

 

これは「苦手」を「強み」へリフレーミングする１つの手段ですし、子ども（他者）理解の「守備範囲」を広げる一助ともなり得るのです。

 

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話は全く変わりますが、趣味で哲学書を読んでいた時期にとても影響を受けた人がいました。

実は曖昧で漠然とした「考える」という行為について、一生涯かけて取り組んだドイツの哲学者ハンナアレントという方は、「考えるとは注意深く直面し、抵抗すること」と言葉を残しています。また「考えるとは何か」という議題に対して、彼女は2つのプロセスがあると説きました。

　

1つ目は、ある事象を解釈と事実に切り離すということ。注意深く直面するとは、その事象を鵜呑みにしないように、事実と解釈に分けるということ。

 

2つ目は、その事実に対して多くの可能性を想定し、他の事象との相関性を考えること。その事実に対して抵抗するということは、その事実は何から起因したのか、他の事象と何かしらの関係性は無いのかと考えること。

 

 

アイヒマン研究に没頭した彼女は、

「世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪です。そんな人には動機もなく、信念も邪心も悪魔的な意図もない。人間であることを拒絶した者なのです。そして、この現象を、私は”悪の凡庸さ”と名付けました」
とも述べています。

 

 

ユダヤ人大虐殺という未曾有の殺人を行った首謀者アイヒマンは、その行為の理由を「上から言われたことをしただけ」と裁判で話し、このことから「考えることを放棄することで誰もがアイヒマンになりうる」その可能性が存在することを彼女の言葉は伝えているようにはじめて彼女の本を手に取った時に感じましたし、今でも強烈に印象が残るほどインパクトがありました。

 

 

哲学の話は単純に衝撃的な内容だった、ということなのですが、今回自分なりに今までを振り返り、そして考えはじめた結果、このプロジェクトへ身を結ぶこととなりました。

 

私は障がい児教育の現場で教えることよりも多くのことを学びました。

また障がいをもつ親を通して人の温かさを知りました。

今回、まずはひとまず何かのカタチで還元できることに嬉しいです。

 

 

長文恐縮ですが最後まで読んで頂き有難うございます🌴