[ザータリ難民キャンプで苦しむシリア人女性たちを救済したい]
クラウドファンディングによるシリア難民支援プロジェクトに多くのご支援をいただき、ありがとうございました。
皆様からお寄せいただきました寄付金は、8月13日に、下記の通り、UN Womenに送金いたしました。
寄付金総額 383,000円
送金金額 308,682円(2766.96ドル)
※送金手数料などの諸経費を除いた全額を送金しています。
Contribution Form for UN Women National Committees
National Committee Country Name:Japan
Date of Transfer:Monday, 13th August 2018
Tranche (for example 1 of 1, 1 of 2 depending on how many transfers are made by the National Committee every calendar year):2 of 2
Amount (Local Currency/Currency of Transfer): Total amount $2,766.96
Core or Non-Core:
Non-Core_______________
Source of Funding: crowdfunding project______
If Non-Core, Project Title and Project ID:
■ cash-for-work programme in Za'atari refugee camp
$2,766.96
7月5日、渋谷で国連ウイメン理事長ならびに理事は来日中のヨルダン所長のズィアド・シェイクさん、UN Women東京事務所石川所長らと懇談の時間を持ちました。
ズィアド・シェイク(Ziad Sheikh)UN Womenヨルダン国事務所所長
最初に、ズィアドさんからは国連ウイメン日本協会が5-6月にかけてReadyForのクラウドファンディング「ヨルダン・サータリ難民キャンプで苦しむシリア女性を救済したい」により集められた寄付に対するお礼が述べられ、その後、現在のザータリ難民キャンプでの状況についての報告がありました。
ヨルダンがシリア難民を受けいれて8年目になるが、シリア難民総は130万人。人口当たりの難民数は世界で2番目の多さ。2012年からヨルダンにOASIS Centerを開設し、まず難民の心理的サポートを目的として活動してきたが、今年度2018より2022年に向けて新たに打ち出された戦略の下、特に女性の「回復力」、「自立力」をつけるための支援プログラムに力を入れています。たとえばキャンプ内での仕事の機会提供(衣服の仕立て、ベービ―キットの作成、WFPとのヘルシーキッチンなど)や低い金利で起業をサポートするマイクロ・ビジネス・システム、キャンプ外での就労許可支援、教育プログラム、女性の課題解決への意見交換の場の設定など、様々なプログラムを通して女性の生活改善に取り組んでいます。ザータリキャンプは、日本協会のような民間からの支援を始め、日本政府を含む各国からの支援も頂き、成立しています。そのことに、心から感謝を表し、皆様からの支援を今後もプログラムの継続的実施に使わせていただきますと述べておられました。
また、ヨルダン事務所職員のマルタさんからは、シリア難民女性の声がとどきました。
「ヨルダンの難民キャンプのシリア女性と少女に、ご寄付をくださって本当にありがとうございます。
あなたのご寄付は難民女性や少女に、職業訓練と仕事の機会を与える「キャッシュフォーワークプログラム」に役立てられます。彼女たちは、そのおかげで現金を手にし、家族のために、食べ物、薬や他の生活必需品を手に入れることができます。
子どもたちとシリアから逃れてきたユスラさんは、「ザータリでの生活はとても厳しいものでした。はじめは多くのつらい目にあいました」と語っています。ユスラがUN Womenの「キャッシュフォーワーク」で仕事をするまで、家族たちはとても大変でした。が、今は、ユスラは家族の日常品を買えるし、子供たちの教育資金を貯めることもできます。「こどもたちがより良い未来を手に入れるように」とユスラは願っています。
UN Womenのキャッッシュフォーワークはシリアの難民女性たちの経済的自立に加えて、彼女たちに自信と尊厳を手にする上でも有効です。「私たちは、今、希望を手にしています」と、キャンプでテイラーとして働くハジャーさんは語っています。
ザータリで、そして世界中で、UN Womenは、ジェンダー不平等の原因を取り除き影響を弱めるよう活動しています。そして、女性たちが自分自身や家族や周囲のために、よりよい生活を築けるよう、力づけています。
私たちは、あなたからのご寄付がなくては、このようなことはできません。あなたは、このような女性たちのヒーローです。彼女たちはあなたの支援を本当に感謝しています。
もしあなたが、もっとジェンダーに平等な世界を支援したいなら、月ぎめの支援を考えてください。あなたの継続的な支援は、キャッシュフォーワークのような人生を変えうる長期的なプログラムに必要な確実な資金となります。どうぞこちらのホームページを訪れてください。
https://kessai.canpan.info/org/kokurenwomennihon/
シリア難民女性が自立できるように支えてくださるあなたのご支援に、重ねて御礼を申し上げます。」
国連ウィメン日本協会は、国連のUN Womenが世界で展開する女性少女のためのプログラムを長年サポートしています。今回のクラウドファンディングのみならず、常時都度寄付やマンスリー寄付を募っていますので、ぜひHPを訪れて、引き続きご協力ご支援のほど、お願い申し上げます。
http://www.unwomen-nc.jp/