寄付金活用事例のご紹介⑧経堂憩いの家

みなさん、こんにちは。広報担当のかなです！

本日は８回目の「寄付金活用事例ご紹介」です。

このシリーズでは若者おうえん基金を通して皆様から頂いたご寄付をどのように活用させていただいているかご紹介しています＾＾

今回は、若者おうえん基金が前年度に伴走した団体の一つである「経堂憩いの家」での寄付金活用事例のご紹介です。

※以下は２０２４年度の首都圏若者サポートネットワーク活動報告書からの抜粋です。

◎団体名：青少年と共に歩む会 - 経堂憩いの家

◎所在地：東京都

◎助成額：400,000 円

◎活動内容：虐待により現役受験に困難があった若者の大学再受験とその後の生活にまつわる伴走支援

◎支援活動の概要

虐待により現役生での受験に困難があった対象者が、自立援助ホームに居住しながら浪人生として再度受験するための経済的支援。

再受験のための交通費・宿泊費などに助成金を活用した。

「大型動物に関わる仕事に就く」という目標のもと首都圏から離れた大学へ進学した後は、安定した自立生活を続けるための伴走支援を実施。

LINE などで頻繁に連絡を取りながら、年 4 回の面会によって心のケアと生活状況を確認した。

◎支援の成果

入学に先立ち、大学所在地で2泊して物件探しと生活準備・学校手続きを対象者とともにおこなった。

入学後は、友人関係の悩みなどに対して LINEと電話での相談支援をおこない、夏休みの帰京時には面会相談も実施した。

10 月頃から連絡が少なくなったため、スタッフが現地へ出向き面会相談をおこなったところ、多くの悩みを抱え大学を続けることが難しいことが判明。

その後、1年間休学し関東圏で自らの力で生活しつつ新しい道を探すこととなった。

悩みが深くなると自らSOSを出せない傾向にあるため、定期的な面会日を定め、悩みが小さなうちに話を聞くなどの工夫をしながら、今後も伴走支援を継続している。

＊＊＊

将来的にどのようなキャリアを歩むとしても、進学はその後の人生に大きな影響を与える選択の一つだと思います。

どんな家庭環境であっても、平等に選択肢が用意される世の中になったら素敵なだと思います。

そんな世の中の実現に向けて、皆様からのご寄付を活用させていただいています。

いつもあたたかいご支援をありがとうございます。今後も宜しくお願いします。