施設や里親の下で育った若者たちをサポートする若者おうえん基金

　当初の目標300万円を大きく超えて、約760万円もの支援が寄せられました。様々な活動の自粛により、日常の支援が隅々まで行き届かないことにもどかしさを感じながら、そして見えない感染リスクと闘いながら支援をしてくださっている支援者の方々に心からの敬意を申し上げ、ファンドの達成をともに喜びあいたいと思います。

　家庭の事情により施設や里親で育った若者たちが、社会的養護から離れた後に、住まいや、働く場所が失われ、頼りたくても頼れない不安な環境にあって、学ぶ・働く・暮らすことの様々な困難に直面しています。今回寄せられた、みなさんの思いのこもったお金が、有意義に活用されることを願います。

　さて、新型コロナウイルスは多方面に大きな影響を与えています。私たち連合が実施している新型コロナウイルス感染拡大に関する労働相談でも、仕事や生活で困難に直面した方々からの訴えや相談が多く寄せられています。

　連合はこれからも「ゆにふぁん」を通じて、困難な立場にいる方々を懸命に支援している団体等に、多くの皆さんの思いを集め、その活動を支えていきたいと思います。引き続きみなさんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

連合会長　神津里季生