【淀壁】淀川エリアを壁画のある街に!アートで未来に光を灯したい

【淀壁】淀川エリアを壁画のある街に!アートで未来に光を灯したい

支援総額

5,708,000

目標金額 800,000円

支援者
336人
募集終了日
2021年9月5日

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2021年08月30日 15:28

【残り6日】淀壁ご支援者様インタビュー "松村宗亮" 様

プロジェクトメンバーのWALL SHAREの川添と申します。
クラウドファンディングの募集期間も残すところあと6日となりました。
改めてご支援をいただき誠にありがとうございます!

今回は淀壁のクラウドファンディングに65万円のご支援をいただいた、茶人の松村宗亮さんに『なぜ壁画のプロジェクトにご支援をいただいたのか?』その理由や背景、想いをお伺いしました。
日本ではアートの購入や協賛をする文化がまだまだ根付いていない状況の中、松村さんが壁画(アート)に懸ける想いとは?
ご一読いただけると嬉しいです。

『改めて今回は淀壁へのご支援をいただき誠にありがとうございました。まずは松村さんの自己紹介をお願いできますでしょうか?』
横浜でSHUHALLYという裏千家の茶道教室の代表をはじめ、お茶そのものをアートとして表現している『無茶苦茶』という会社の運営に携わったり、どら焼き屋DLALA(東京)やスペインレストランイサベラ等飲食店の経営をしています。
色々な動きがありますが、人には『茶人』と言われることが多く、BAKIBAKIさんともお茶で絡むことが多いです。


『BAKIBAKIさんとの出会いは何だったのでしょうか?』
出会いもお茶きっかけです。数年前にBAKIさんがお茶の道具に絵を描かれている作品を作っていて、凄くカッコ良かったので購入をしました。その後東京のギャラリーで実際にお会いしたことから付き合いが始まりました。バキ柄の虜になったことからのスタートですね。

『BAKIBAKIさんの作品がどのように響いたのか、お聞かせいただけると嬉しいです』
お茶の道具って伝統的ではあるけれども、”古い”という印象を持たれる人が多いと思うし、実際もそうだと思います。その中、現代にお茶をやっている以上、新しいデザインだったり素材感だったりをお茶の中に取り入れていきたいという想いを持ってお茶の活動をしていました。BAKI柄の麻の葉模様をベースに派生した柄が有機的に連続的に描かれていて、象徴的というか。またそれが茶道具に描かれているのが新鮮で、ストリート感がありながらも、古典的であって、現代性もあって、、、めちゃくちゃ好みにあいました。
お茶で目指したいデザインの形にマッチしていて、シンプルだけど強さを感じました。

『なぜ壁画のプロジェクトにご支援をいただけたのでしょうか?』
まずクラウドファンディングということを知ったきっかけもBAKIさんでした。
しかもその時は私の肖像画としてアート作品を作ってくれたという思い出もあります。


DOPPELの初作品集制作のため、2013年のクラウドファウンディング黎明期に実施。

その時の肖像画をご支援頂いた際のリターン作品。

参照:camp-fire.jp/projects/view/568


私はアート作品をつくることも描くこともできないけど、普段のお茶会でアーティストの作品を取り入れることが多く、作品の作り手さんがいなければお茶も出来ないんですね。
『できることは何なのかな』と考える中で、作品を直接買うことも支援になると思いますけど、クラファンのようなプロジェクトの場合は、B A K Iさんというフィルターを通じて、私個人の活動だと接することが出来ない作家さんとの出会いや新しい場所に関われることへの喜びみたいなものがあって、今回も興味を持って支援をさせていただきました。

そして純粋に壁画が大好きです。自宅の屋上にはM O Nさんの壁画があったり、1階にはJun INOUEさんという別のアーティストが書いています。

以前クラウドファウンディングのリターンで松村さんが支援した、淀壁にDOPPELとして参加するMONが制作した壁画(2016年)


『そうなんですね!壁画が好きになったルーツやきっかけは何ですか?』
子供の時に祖父が絵描きで、6階建てのビル全体に青と黄色と水色を使った、闘牛の絵とかを描いていたりしていたんですね。
小学校入る前かな『でかい絵ってすげぇな』って。大きいという強さに印象を受けた原体験はあるかもしれないですね。
あと横浜の桜木町も壁画が溢れていたこともあり、『壁画』に対しての親近感がありましたね。

(*「桜木町 ON THE WALL」:横浜の桜木町には2007年頃に約200個の壁画が描かれていました。)

あと言葉が悪いんですけど、無理矢理感がいいと思っていて。見る気なかったけど、見ざるをえないというか。印象に残るというか強いというか。
そういった壁画へのルーツがありながら、BAKIさん達と出会って、ライブペインティングを知って、一緒にお茶の現場でもご一緒することが増えて、お茶にも通ずる『席画』の背景があったりと、より興味が沸いた感じですね。

『松村さんにとっては子どもの時から壁画が身近な存在で好きだとお伺いしました。反面普段からあまり触れていない人にとって壁画が増えることで起こるポジティブな可能性はどういったことを感じますか?』
ヨーロッパやアメリカ、アジア諸国のまちを歩いて感じたことになりますが、リーガル、イリガールどちらにとっても言えることをあえて伝えるとすれば、壁(キャンバス)の条件や日当たりの数、まちの雰囲気や匂い、騒音とか人通りなど。多数の条件があって、描かれたた壁画という作品は通る人が無理やり見ることになると思うんですけど、見る人が『好き、好きじゃない』を感じて、解釈をするきっかけになって、それって凄い大事なことと思っています。『ピカソって良いですよ』って教えられるのではなくて、自分で好きや嫌いなどの感覚を持つことが大事で、その感覚を皆が持つとより価値観の多様性などに繋がると感じています。日本はこれからもっと色々な文化が入ってくると思うので、その多様性のある文化を受け入れる為の下地作りにとっても壁画はポジティブなアートになると感じています。
美意識ってものは誰もが持つべきで、そのほうが楽しくなると思うんですよね。

『茶人というプレイヤーとして日本のアートのシーンをどう捉えていますか?』
お茶をやっていると200年前や400年前のものに出会うことがあって感じますが、日本でも茶道具やお皿、建築やお庭など多くのものに『美』があって作家の価値観が入っています。美(アート)は身近な存在なはずだけど、西洋美術という概念が入ってきて、レベルが高いというかアートの存在が生活から離れている気がしていて、それこそ美術館を敷居が高い場所に感じている人も多いと思います。
例えばヨーロッパは歴史的にもアートという言葉や思想自体がベースにあって、生活の中にあるのが当たり前になっている。
日本も生活の中にアートを取り入れることが増えて欲しいし、増えていくと思います。
アートを買うという文脈とは逸れますが、みんな自分の好きな音楽や服を買うし、SNSの発信だったり、これ自体も『美』の一つの表れだと感じています。
ただアートを買うとなると経済的な事情も絡んでくるし、難しいですよね。
その中でもI Tの発達で高額な作品を共同保有できるなどの身近な存在にできるサービスも出てきているなど、新しい手段も増えているので、アートへの意識が変わっていくと良いですよね。


『最後の質問になりますが、淀壁への将来性(万博も意識した)や期待をお聞かせください。』
コロナもあったり、I Tの進化だったりをする中、お茶もそうなんですけど『リアルの価値』が上がっていくと思うんですよね。間違いなく。人に会えないからこそ。その中、万博って一種のお祭りで、たくさんの人が集まるという凄いパワーを持っていると思います。
そういった状況で、生の人間が書いている価値はさらに上がっていくと思うし、日本においては経済や人口減少が進む中ですが、だからこそアートの潜在的な力に可能性を感じています。

万博がどうなるかは分からないけど、日本に来る人も増えていくだろうし、リアルの良さを伝えやすい環境になっていくと思うので、益々淀壁のようなプロジェクトの価値も上がっていくと思います。
直接お会いしてお話し切るともっと話せることがあるのですが(笑)

淀壁の現場にもお伺いするので、是非お話しましょう!


『素敵な取材の機会をいただきありがとうございました!』

 


最後に
松村さんは子どもの時から壁画やアートに触れる機会が多く、またご自身も茶人という表現をする立場でみる『リアルの価値』への話が印象的でした。
淀壁もまちそのものにアートを描き、子ども〜大人の方まで誰もがアートに触れるきっかけをお届けするかたちになります。各アーティストが描く壁画を見て、是非皆さんそれぞれの見方で見て感じていただけると嬉しいです!

クラウドファンディングの募集も残り僅かとなりました。

チーム一同いただいたご支援ご協力を9月半ばから始まる本番に繋げていきます。

引き続きよろしくお願いいたします!


 

松村 宗亮 プロフィール
The TEA-ROOM メンバー 裏千家茶道准教授  茶道教室SHUHALLY代表  へうげもの筆頭茶道 
学生時代のヨーロッパ放浪中に日本人でありながら日本文化を知らないことに気づき、帰国後に茶道を開始。 「SHUHALLYプロジェクト」として ”茶の湯をもっと自由に、もっと楽しく” をモットーに茶道教室やお茶会を主宰。 茶の湯の基本を守りつつ現代に合った創意工夫を加えた独自のスタイルを構築し、これまでに海外10カ国、首相公邸などから招かれ多数の茶会をプロデュース。 コンテンポラリーアートや舞踏、ヒューマンビートボックス、漫画等、他ジャンルとのコラボレーションも積極的におこなう。 裏千家十六代家元坐忘斎に命名されたオリジナル茶室「文彩庵」はグッドデザイン賞を受賞。 NHK 助けて!きわめびと茶道担当  TEDxTokyo2014 登壇
http://www.shuhally.jp/

リターン

3,000


壁画完成画像+感謝のメール

壁画完成画像+感謝のメール

完成した5つの壁画の写真画像(長辺2000px程度)を、感謝のメールを添えてお送りします。
※画像は個人使用の用途のみ許可、無断転載/引用は禁止となります。

申込数
54
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年10月

5,000


十三光スタジオ 2022年カレンダー

十三光スタジオ 2022年カレンダー

2015-2021までに制作された壁画や写真撮影より2022年のカレンダーを制作します。A2サイズ13枚予定

申込数
28
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月

3,000


壁画完成画像+感謝のメール

壁画完成画像+感謝のメール

完成した5つの壁画の写真画像(長辺2000px程度)を、感謝のメールを添えてお送りします。
※画像は個人使用の用途のみ許可、無断転載/引用は禁止となります。

申込数
54
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年10月

5,000


十三光スタジオ 2022年カレンダー

十三光スタジオ 2022年カレンダー

2015-2021までに制作された壁画や写真撮影より2022年のカレンダーを制作します。A2サイズ13枚予定

申込数
28
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年12月
1 ~ 1/ 27

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