子どもたちのねんど遊びから表現の核心に迫る映像作品を残したい!

子どもたちのねんど遊びから表現の核心に迫る映像作品を残したい!

支援総額

1,723,000

目標金額 1,500,000円

支援者
54人
募集終了日
2024年12月11日

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プロジェクト本文

私たち「造形と言語の研究会」は「かたち」と「ことば」の関係に注目しています。それは人間が世界を認識する上で不可欠な要素です。私たちは特に子どもの造形遊びから生まれる「かたち」と「ことば」に重要性を見出し、人間の創造のメカニズムを解明する手がかりがあると考え、活動しています。

 

 

▼子どもたちのねんど遊びから表現の核心に迫る前代未聞の映像作品を残したいっ!!

 

この映像は、今夏、アンデルセン公園こども美術館にて開催された「ねんどやきもの劇場 2024」に向けて、私たち「造形と言語の研究会」の依頼によって「誰かのCVプロジェクト」が制作した映像作品『だれか の ねんど あそび Me』と『だれか の ねんど あそび You』からの抜粋です。

 

粘土と向き合う子どもたちの姿を捉え、創造プロセスにおける思考や言語と、身体のインタラクションを映像として記録し、その豊かな創造性を映像作品として昇華させました。

この映像作品のために幼稚園や造形教室の協力を得て、子どもたちのねんど遊びを撮影しました。撮影・制作を進めるなかでこの取り組みを一過性のものにせず、さまざまな場所で、多くの子どもたちの造形や言葉を継続的に集めていく必要性を強く感じました。その映像を「誰かのCVプロジェクト」が手がけることで、それらは表現の核心に迫る、前代未聞の映像作品になり得ると確信しています。

 

また「ねんどやきもの劇場 2024」展では、子どもたちが6トンの粘土を使って自由に遊べるワークショップを開催しました。今後もワークショップをはじめ、子どもの造形遊びを撮影する機会を作るとともに、人間の創造性を探究するためにその様子を映像表現として残すことを目指しています。

 

 

 

※子どもたちはプロジェクトの「演者」として登場しているわけではなく、その創造的な表現を記録する目的で撮影にご協力いただいたものです。また、クラウドファンディングで集めた資金が、子どもたちやそのご家族に直接支払われることはありません。

 

 

▼「誰かのCVプロジェクト」とは、

 

「誰かのCVプロジェクト」は、これまでアーティストのインタビューや対話、つまり発せられる言葉にフォーカスした映像を通して、表現の核心に迫る試みを行ってきました。言語化が得意でないアーティストも多く、その思考を言葉で伝えることは容易ではありません。創作行為は言葉で説明しきれない領域でありながら、しばしば作品には意図や説明が求められます。また、たとえ説明なしで伝わる表現であっても、人はより深く知りたいという欲求から、言葉を求めるという矛盾を抱えています。

 

そもそも自分に対して言葉を与えること自体に自己言及の矛盾が備わってもいます。矛盾を前提とするデリケートな言葉を掬い取るための環境をいかに設けるか。「誰かのCVプロジェクト」とは一見たわいのない会話のなかに、アーティストが自然と自らを言い当ててしまうような、その瞬間にしか起こり得ない場を創出する試みです。

 

⚪︎「誰かのCVプロジェクト」抜粋

 

⚪︎「誰かのCVプロジェクト」の前身となった過去の映像作品

「誰かのドキュメンタリー2012」

「誰かのドライブインシアター2013」

 

 

▼映像表現から"今"を後世に残す記録へ

 

「誰かのCVプロジェクト」において貴重な記録が残った例があります。画家の故・中園孔二さんは25歳という若さで他界したため、彼にまつわる記録は非常に限られています。そのなかにあって「誰かのCVプロジェクト」の映像は、いわゆるインタビューとは異なり、前述した独自の場づくりへのこだわりによって中園孔二という画家の作家性を鋭く捉えながらも、その本性をも浮き彫りにし、今に伝えることに成功しています。

 

子どもたちの柔軟な発想や自由な造形。目の前のねんどの変化に反応して飛び出す表情や言葉。こうした成長にあわせ失われてしまうかもしれない子どもの創造性の今を映像に切り取ることも重要であると考えます。

 

子どもから大人まで表現者をより深く理解する上で、「誰かのCVプロジェクト」による映像表現は貴重な記録になり得るのではないでしょうか。それは、いずれ失われてしまう今を後世に残すことなのです。

 

⚪︎「誰かのCVプロジェクト」中園孔二

 

 

⚪︎「ねんどやきもの劇場 2024」での6トンのねんどによるワークショップ風景

 

 

 

 

 

▼応援メッセージ

 

茂木健一郎氏(脳科学者)

 

生成AIが発展する今だからこそ、サイズの大きい粘土と向き合って身体性とイマジネーションの脳回路を育むこのような試みは大切な意味を持ちます。子どもたちの未来が、粘土の中から立ち上がってくるそのフレッシュで感動に満ちた瞬間が楽しみです。

 

 

 

髙木紀久子氏(認知科学者、東京大学大学院情報学環 特任准教授)

 

予測困難なことが次々と生じる現代、人の創造性に注目が集まっています。これは近年子どもの遊びに関心が寄せられる理由でしょう。創造活動の実際を捉える「誰かのCV」の映像作品は、貴重な知見をもたらす可能性に溢れています。子どもの遊びから創造活動を探る試みが今後も継続するよう応援します。

 

 

 

施井泰平氏(現代美術家、スタートバーン株式会社代表取締役、株式会社アートビート代表取締役、東京大学生産技術研究所リサーチフェロー)

 

「誰かのCV」の新プロジェクトが、10年ぶりに動き出しました。前作では、様々なアーティストの対話、とくに夭逝した天才・中園孔二の対話を通じて、映像が「触れられない存在」を永遠に留める力を示しました。今回のプロジェクトは「造形」と「言葉」をテーマに、非言語的な表現の重要性を記録し、未来に残す挑戦です。「誰かのCV」の鋭い視点と独自の映像美学により、この作品もまた後世に語り継がれることでしょう。10年後に今回の映像作品を振り返ったとき、私たちはそれをどのように感じるのだろうか、今から楽しみです。

 

 

 

Photo: 新津保建秀 Kenshu Shintsubo

四方幸子氏(キュレーター/批評家、美術評論家連盟会長、「対話 と創造の森」アーティスティックディレクター)

 

デジタルネイティブの世代にとって、手で実際に粘土の質感や重さ、可塑性に触れることは大きな意味を持っています。「造形と言語の研究会 」は、子どもたちが粘土を通して新たな身体性や社会性の創発をうながしていく活動です。映像から、生き生きした表情(粘土に「造形」される!?)や粘土の楽しさを存分に感じていただけることでしょう!

 

 

 

 中村錦平氏(多摩美術大学名誉教授。東京焼窯元)

 

子どもたちはモノに触れ、コトを語りながら、軽々と自分たちの世界を築き上げていく。その創造力が、バーチャルとリアルが入り混じるこの時代に、新たな文明をどう切り開いていくだろう。「かたち」と「言葉」というアートの根源に果敢に挑む我が教え子たちに、心から期待している。

 

※中村氏は、今回応援メッセージとあわせてリターン作品もご提供頂いております。

 

 

 

▼リターン

 

ご支援いただいた方には、【「ねんどやきもの劇場 2024」参加作家、プロデューサーによる作品または作品集と展覧会記録PDF】をお送りします。ぜひ子どもたちの「造形と言語」を題材にした創造性研究をご支援いただき、アーティストの作品をご自宅でお楽しみください。

 

 

⚫︎中村錦平氏 リターン作品について

鋭い批評性と共に作品を生み出してきた中村錦平氏の未発表作品に、NFTベースのブロックチェーン証明書を発行し、出品されます。常に現代に対応した表現を模索し、高度情報化社会におけるものづくりを予見した中村氏作品にNFTが付与されることは、今後のものづくりのあり方の一つのモデルを示すことにもなるでしょう。発表活動を休止して久しい作家の初公開作品としても貴重です。

 

作品詳細はこちらをご参照ください。

 

⚫︎やきもの作品のリターンでのご支援者限定お茶会参加権について

中村錦平、小笠原森、塩谷良太のやきもの作品を選んでくださった方々をご招待し、お茶会を開催します。小笠原森、塩谷良太の茶碗を用い、大宰府の 「御菓子而 藤丸」 さんのお菓子とともに、芸術や文化について語り合うひとときを共有できたらと考えています。

 

⚫︎やきもの作品の配送料について

寄付額には国内への配送料を含んでおります。北海道、沖縄、離島へお届けの際は追加で配送料を頂戴する場合がございます。その際は事前に担当者より直接ご連絡を申し上げます。

 

⚫︎NFTベースのブロックチェーン証明書付リターン作品について

今回一部のリターン作品にNFTベースのブロックチェーン証明書を発行します。さらに、発行にあわせ、スマートフォンでスキャンするだけで作品のNFTレコードにアクセスできるNFCタグ(シール)もお届けします。

 

(NFTについて)

NFT(ノンファンジブルトークン)とはブロックチェーン上で発行されるトークンの中でも、代替不可能な特徴を持つトークンです。今回のリターン作品に付与されるNFTベースのブロックチェーン証明書には、売買・譲渡などの来歴が自動的に記録されます。加えて、作品の価値や信頼に関わる情報を残していけるように、記録の方法や内容が利用者のニーズに合わせて順次アップデートされていきます。いわば、デジタル上の箱書きの役割を果たします。

 

詳しくはこちらをご参照ください。

NFTとは、

 

(NFCタグについて)

NFCタグは、NFC(Neer Field Communication)という通信技術規格を使用した非接触のICチップを搭載したタグです。今回のリターン作品に貼付するNFCタグはシールタイプを使用しています。  

詳しくはこちらをご参照ください。

NFCタグとは、

 

⚫︎誰かのCV リターン作品について

誰かのCVのリターン作品には、NFT映像作品とNFC付展示用プリントをセットにしたものがあります。

今回、誰かのCVは、Startbahn代表の施井泰平氏の協力のもと、NFTの技術を使い映像作品を販売することに初挑戦します。

 

(NFT映像作品について)

NFTとは、デジタルデータに唯一無二の価値を持たせることを可能にした技術です。NFTを発行することで、今回の映像作品はエディション数に限定された、世界にただ一つの複製不可能な作品として所有できるようになります。

 

(セットのNFC付展示用プリントについて)

映像作品の印象的な1コマを切抜、インクジェットプリントし額装したものです。

裏面に貼付されたNFCタグをスマートフォンでスキャンするだけで、作品のNFTレコードにアクセスできます。

 

※誰かのCVのNFT映像作品について

プロジェクトの趣旨にご賛同いただいた支援者の皆さまへの感謝の印としてご用意したものです。そのため、映像作品の不適切な利用はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。特にNFTに関しては、その特性上、所有者や取引履歴が記録される仕組みとなっています。本プロジェクトの理念を尊重し、倫理的な利用をお願いできれば幸いです。

 

※NFT映像作品の取り扱いについて

以下の注意事項をご確認いただき、ご理解の上でご支援をお願いいたします。

 

1. 個人的な利用に限定してください。

本作品は、購入者個人で楽しんでいただくことを目的としております。営利目的での使用や第三者への譲渡、貸与、無断公開は固くお断りいたします。

 

2. インターネット上への投稿をお控えください。

本作品の映像や音声をSNSや動画共有サイトなどのインターネット上に投稿することはご遠慮ください。すべての関係者のプライバシーと権利を守るため、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

3. 転売の禁止

本作品の転売やオークションサイトへの出品は、プロジェクトの趣旨を損なう行為であるため、禁止させていただきます。

 

4. 不適切な利用に対する対応

万が一、不適切な利用が確認された場合は、法的措置を含む対応を取らせていただくことがありますので、ご了承ください。

 

 

⚫︎CF限定 リターン記念品のTシャツについて

Tシャツ詳細はこちらをご参照ください。

 

 

⚫︎NFT作品を所有する方法について

NFTの所有者(クラウドファンディング実施者)から支援者様にStartrailPORTにてNFTを移転することで、NFTを取得することが可能です。※「Startrail PORT」は、スタートバーン株式会社が開発・運営するNFT管理サービスです。

 

NFTを受け取るため、支援者様は以下URLより個別のアカウントを作成する必要がございます。アカウントを作成後、所有者(クラウドファンディング実施者)へ登録したメールアドレスもしくはイーサリアムアドレスを提供する必要がございます。

 

詳しくはこちらをご確認ください。

https://help.port.startrail.io/hc/ja/sections/6972977224727

Startrail PORTのはじめ方 ー SRR(NFT)を受け取る – Startrail PORT ヘルプセンター

 

データをブロックチェーンで管理する特性上、データ改ざんの可能性が極めて低くなります。そのため、従来の紙の証明書に比べると不正のリスクは低くなります。また、ブロックチェーンデータは削除することができないため、紛失の恐れもございません。

 

各種NFTマーケットプレイスでStartrailPORTにて作成いただいたアカウントでウォレットコネクトすることで、NFTを売買することが可能です。(売買にあたり発生する手数料などはお客様のご負担になります)

 

NFTの取得に関して、不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください。

 

 

▼スケジュール

 

2024年

6月:「子どもの造形遊び」撮影開始

9月29日:『ねんどやきもの劇場 2024』閉幕

11月9日:クラウドファンディング開始

12月11日:クラウドファンディング締切

 

<クラウドファンディング成功した場合>

2025年度中に、本研究会がワークショップを開催し、「誰かのCVプロジェクト」が映像作品を作成し、本研究会が発表を行う。

 

 

▼プロジェクトの展望、ビジョン

 

人は素材に触れるなかで、そこに言語を介した何かしらの意味を見出してきました。この「ことば」と「かたち」という人間の創造性に深く根ざしたテーマに迫りたいという思いから、映像制作が始まりました。子どもたちの造形遊びには「ことば」と「かたち」のやりとりを通した発見や見立て、さらには物語への飛躍といった創造性を見ることができますが、それは大人の表現にも共通しているのではないでしょうか。創造性の解明は、芸術だけでなく、ビジネスや教育の分野でも注目を集めています。私たちの試みがクリエイティビティを刺激し、社会に貢献することを目指して、プロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

※本ページ内に使用しているお子様の画像について、保護者の方々より掲載許諾を得ております。

 

※本プロジェクトで使用している子どもたちの映像や画像は、「子どもの造形や発話の創造性を探求し、その価値を社会に広める」という趣旨のもと、事前に適切な許可を得て利用しています。なお、子どもたちはプロジェクトの「演者」として登場しているわけではなく、その創造的な表現を記録する目的で撮影にご協力いただいたものです。また、クラウドファンディングで集めた資金が、子どもたちやそのご家族に直接支払われることはありません。

※本ページ内に使用している著名人の名称・画像について、本人より掲載許諾を得ております。

 

※「誰かのCVプロジェクト」様から本プロジェクトを行うこと、名称・画像・動画掲載を行うことの許諾を取得しております。

 

※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合、延期します。

プロジェクト実行責任者:
小笠原森(造形と言語の研究会)
プロジェクト実施完了日:
2026年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

「造形と言語の研究会」が子どもの造形のワークショップを開催し、予定調和にとどまらない造形と発話が期待される機会をつくる。そこで「誰かのCVプロジェクト」が映像を撮影し、作品を制作する。 集まった資金は映像作品制作費及び、WEB等のあらゆるメディアや、展覧会等で発表する際の資金に充てさせていただきたいと考えています。 2025年度中にワークショップの開催、映像作品制作、発表を遂行いたします。 経費内訳概算: ここまで撮影、制作にかかった経費:60万円 これから撮影、制作にかかる経費:70万円 WEB等のあらゆるメディアや、展覧会等で発表する経費:20万円 ※発表に関しては予算の都合で以下より発表形式を選択 ・展覧会 ・シンポジウム ・WEB ・印刷物

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5,000+システム利用料


<サポーターコース> 5千円

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特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く映像制作・研究活動に充てさせていただきます。

⚫︎御礼メール︎

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

10,000+システム利用料


<サポーターコース> 1万円

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特別なリターンが不要な方に向けたコースです。いただいたご支援をより多く映像制作・研究活動に充てさせていただきます。

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<サポーターコース> 5千円

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<サポーターコース> 1万円

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