こんにちは、達成サポートチームのうすいよしきです。
この記事では、より具体的にクラウドファンディング成功までの動き方について記事を書かせていただきます。
正直、これさえやればクラウドファンディングは必ず成功する!という秘策のようなものはありません。
クラウドファンディングは、あなたのプロジェクトに共感していただき、ご支援を集めるためのサービスです。
そのため、決まった計画を実行するだけでは、成功は難しいと感じています。しかし、PRの方法は無数に存在し、手段やタイミング次第で成功の可能性を大きくすることができます。
そして、そのために必要なことは実はあまり難しくありません。支援を集めるために重要な4つのポイントを押さえることで、あなたのプロジェクトの成功率は大きくなると感じています。
参考になる部分は是非ご利用いただき、成功のお役に立てていただければ幸いです。
クラウドファンディングは
持久走である。
クラウドファンディングには、ある特徴があります。
それは、一定期間プロジェクトの掲載が続いていることです。
クラウドファンディングは、短距離走のように一瞬で勝負が決まるわけではありません。まるでマラソンのように、長い期間を走りきれた方が、最終的にゴールテープをきることができます。
ゴールするために重要なことは、全体像を知り、ペースを設計することです。
しっかり準備をすれば、長い道のりをゴールする可能性は格段に上がります。いきなり全力で走って疲れきってはいけませんし、一定のペースで走っていても、ゴールすることは難しいのがクラウドファンディングです。
クラウドファンディングが成功するには、指標となるペースがあります。
ここからは、クラウドファンディングでゴールするために、意識していただきたい4つのポイントをご紹介させていただきます。
POINT.1:
スタートダッシュの命運を握る
事前広報期間
実は、クラウドファンディングは公開してからがスタートではありません。
成功者ほど、公開前に準備を進めています。
公開から5日以内に達成率が20%以上になると成功率が約90%になる。
公開から5日以内に達成率が10%以上になると成功率が約70%になる。
このようにクラウドファンディングでは、スタートダッシュの理想ペースがあります。事前広報期間では、20%もしくは、10%の達成率を5日以内に達成する準備を進めましょう。
まずはじめに、事前広報期間についてご説明させていただきます。事前広報期間は、プロジェクトを公開する前の期間を指します。
この事前広報期間に、押さえておきたい最初のポイントは、「事前に、プロジェクトの詳細と挑戦の決意を丁寧に伝えること」です。
前述の通り、20%もしくは、10%の達成率を5日以内に達成できれば、プロジェクトの成功に向けてかなり良いスタートダッシュがきれたことになります。しかし、理想のスタートダッシュを実現するためには、プロジェクトの公開日から動き出しても遅い場合があります。
あなたが何をしたいのか?クラウドファンディングとはなんなのか?いつプロジェクトは公開されるのか?
応援したいと思っている方も、公開日にいきなり情報を見ても混乱してしまうでしょう。プロジェクトへの共感度が高そうな方や、あなたの挑戦を応援してくれそうな方にこそ、事前に情報を伝えておきましょう。
〜押さえておきたいポイント〜
プロジェクトを応援したいと思っている方も、公開日にいきなり情報が流れてきても混乱してしまうことがあります。
プロジェクトを応援してくれそうな方にこそ、事前にしっかりと以下の4点を伝えておきましょう。
・どんなプロジェクトを行うのか
・クラウドファンディングの説明
・プロジェクトはいつ公開されるか
・プロジェクトへの想い
POINT.2
プロジェクトの成功を
左右するスタートダッシュ期間
スタートダッシュ期間とは、プロジェクトが公開されてから5日間の期間を指します。この期間内に、20%もしくは10%の達成率を目指しましょう。繰り返しになりますが、この数値をクリアすることで、プロジェクトの成功率は70%~90%になります。
スタートダッシュ期間に行うと効果的なことは、
・事前にメッセージを送った方に、プロジェクトの公開を直接伝えること
・SNS等でプロジェクトを公開したことを投稿すること
・新着情報を更新することです。
①事前にメッセージを送った方に、プロジェクトを公開したことを直接伝えること。(目安:プロジェクト公開時)
事前にあなたのプロジェクトの内容を共有していても、公開の日を忘れていたり、支援の方法がわからないという方もいらっしゃいます。
常時SNSを見てくれているわけではありませんので、SNSで発信しても、投稿を必ず目にするわけではありません。
プロジェクトが公開されたら一番に、事前に告知をしていた方にお伝えしていきましょう。その際、一人一人に年賀状イメージして、オンリーワンの文章で気持ちを伝えましょう。
②SNS等でプロジェクトを公開したことを伝えよう。(目安:①を実施した後を目処に)
①を実施した後に、SNSなどをお持ちの方はわかりやすい文章でプロジェクトを発信しましょう。
ご支援の可能性や、プロジェクトの拡散をしていただける可能性があります。プロジェクトへの想いを伝えられる投稿をしましょう。
この時、事前にメッセージを送った方に、プロジェクトを公開したことを直接伝えておくことで、支援の入った状態で多くの方にプロジェクトを見ていただくことができます。PRの順番を意識してプロジェクトを広げていきましょう。
③新着情報を更新すること。(目安:プロジェクト公開から5日以内を目処に)
READYFORには、新着情報という機能が存在しています。新着情報は、プロジェクトに関する情報や想いをブログのような形式で書き残せる機能です。
この新着情報は、更新すると支援者の方にも通知が届く設定になっています。プロジェクトが公開して数日間の感想や、プロジェクトへの改めての想いなどを更新してみましょう。
POINT.3
ラストスパートにバトンを繋ぐ
中期期間について
中期期間とは、公開して5日後から、掲載終了日の5日前までの期間を指します。
この中期期間は、支援が伸び悩むことが多い期間です。スタートダッシュで順調に達成率が伸びていても、この中期期間で支援の伸びが穏やかになってしまう可能性が高い期間です。
しかし、支援の伸びが穏やかになってしまっても落ち込むことはありません。
数多くのプロジェクトを担当してきましたが、支援されるタイミングは、大きく2パターンに分かれます。
1つは、プロジェクトを知った瞬間。もう1つは、最後の5日間です。事前広報がしっかりできている方は、支援がスタートダッシュ期に寄りやすくなって、支援の流れは穏やかになってきます。
中期期間に大切にすべきことは、ラストスパートに向けてプロジェクトを多くの方に知っていただくことです。
中期期間の目標としては、掲載期間の残り5日までに50%の達成率を目指しましょう。残り5日で50%の達成率でいいのか?と思う方も多いと思いますが、残り5日を残して50%の達成率に到達していれば90%の確率でプロジェクトは達成するというデータが出ています。
そのため、中期期間で意識すべきことは
・継続的な新着情報の更新
・継続的なSNS等での発信
・オフラインへの説明です。
継続的な新着情報の更新
新着情報の更新を5回以上行ったプロジェクトは、新着情報の更新が4回以下のプロジェクトよりも30%成功率が高いことが分かりました。
プロジェクトの立案者であるあなた自身が、更新を継続することで熱意は伝染して、ラストスパートでの支援を呼び込みます。
新着情報の更新と支援のタイミングは、必ずしも一致するわけではありません。しかし、確実にラストスパートに生きてきます。プロジェクトページには書ききれなかった具体的なエピソードや、メンバーの紹介、クラウドファンディングの期間中に感じたことなどを、継続的に新着情報で更新していきましょう。
SNS等での継続的な発信
SNSで継続的に発信することは、中期期間に行うアクションとしては非常に効果的です。
SNS等でプロジェクトの達成率の状況や、クラウドファンディングの期間中に感じたことを発信し続けることで、フォローワーの方にプロジェクトを達成させたいという熱意を伝えることが出来ます。
例として、新着情報の更新をお知らせしたり、掲載期間中で感じたことをSNSで発信したり、プロジェクトページだけでは伝えきれない想いを継続的に発信していきましょう。
オフラインへの説明
中期期間の特徴は、他の期間と比べて時間的に余裕があることです。
SNSでは、プロジェクトについて伝えられなかった方や、大きな金額の支援が見込める方に、時間と足を使って丁寧にお話してみましょう。
POINT.4
最も支援が入りやすい
ラストスパート期
ラストスパート期は、最も支援が入りやすい期間です。
しかしなぜ、このような現象が起きるのでしょうか?
これまでご紹介してきた、事前広報期間、スタートダッシュ期、中期期間。たくさんの支援のタイミングがありますが、支援する立場に立ってみましょう。
最後の達成に向かっている時期にプロジェクトを支援する方が、支援の価値が高いような気がしませんか?
例えば、以下のAとBを状況をイメージしてみてください。
A:プロジェクトリリース当初の期間に、目標金額100万円のうちの1万円を支援する場合。
B:プロジェクトラストスパート期間に、目標金額まで残り5万円のうちの1万円を支援する場合。
Bの方は支援の価値が高い気がしませんか?
データにも出ていますが、ラストスパート期間は支援が入りやすい期間です。最後にこれまでの想いを届けて、成功を目指しましょう。
5日間を残して達成率が50%以上であれば、達成の可能性は90%以上というデータが出ています。自信を持ってラストスパートを行いましょう。
さて、ラストスパート期に効果的なアクションについてです。それは「最後にもう一度、これまでプロジェクトを周知してきた方1人ずつ丁寧にメッセージを送ること」です。
もしあなたが、中期期間に新着情報の更新を続けていたり、SNSなどでプロジェクトの達成に向けて一生懸命発信していけば、その努力はラストスパート期に応援や支援に変わります。
現状の状況や、あなたのプロジェクトについて再度お伝えして、応援してほしいという旨を伝えましょう。一緒なってプロジェクトの成功を盛り上げてくれる方がいらっしゃるはずです。
最後に
「クラウドファンディングは持久戦である」。この文章の冒頭でそのようにお伝えさせて頂きました。クラウドファンディングという長い道のりを走る実行者の方を見ていると、感じることがあります。
・走るペースを間違えていることが原因で、成功出来るはずのプロジェクトが失敗している。
・成功するペースで走れているのに、途中で諦めてしまっている。
そんなプロジェクトがとても多いと感じています。
今回お伝えした4つのポイントを意識して、あなたの尊い挑戦が成功することを心より応援しております。プロジェクトへの支援に対する感謝の気持ちを常に持ちながら、限りのあるクラウドファンディングの掲載期間を楽しんで頂ければ幸いでございます。
プロジェクトを成功させるために
意識したい4つのポイント。
POINT.1 スタートダッシュの命運を握る事前広報期間
POINT.2 クラウドファンディングの成功を左右するスタートダッシュ期間
POINT.3 ラストスパートにバトンを繋ぐ中期期間
POINT.4 最も支援が入りやすいラストスパート期