「READYFOR OF THE YEAR」は、クラウドファンディング「Readyfor」が主催する年に1度の実行者・支援者が集うイベントです。 本年は前年までと異なり、”AWARD(授賞式)”と”交流会”の二部構成となっております。 多くの人々からの「共感」を得て、社会的インパクト並びにクラウドファンディングの今後の将来性を感じさせるプロジェクト、 関係者各位のコミュニティの更なる発展につながれば、本アワードの本意とするところです。
AWARDでは「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」というReadyforのミッションのもと、Readyforで資金調達を実施され、 活動を進められたすばらしいプロジェクトを選定することで、今後の社会における同様の取り組みにとってのよい事例とすること、 また、社会におけるクラウドファンディングというプラットフォームのさらなる活用に資することを目的としています。
2011年3月のサービス開始時から2017年9月までに、Readyforの審査を通過し掲載されたプロジェクトは7,100件以上です。 今回の「READYFOR OF THE YEAR 2017」では、2016年9月から2017年8月までに目標金額に達成した1,185プロジェクトを授賞対象とし、 そこから6件の大賞ノミネートプロジェクト、14件のREADYFOR賞を選定いたします。
今年は、READYFORからお贈りする各賞と各界の著名人である審査委員6名が審査し、お贈りする大賞・優秀賞がございます。
事前に審査員が、1,185件の中から大賞候補となる6つのプロジェクトを選出いたします。 当日は6プロジェクトの実行者の方にプレゼンテーションを行っていただき、審査委員が大賞にふさわしいプロジェクトを決定いたします。
審査委員は、下記の6名の方々に務めていただきます。
並河 進 氏
佐々木 俊尚 氏
編集長
竹下 隆一郎 氏
ひと・しごと・まち創生本部
地方創生推進室次長 村上 敬亮 氏
代表取締役
長浜 洋二 氏
代表理事
駒崎 弘樹 氏
認知症の方と作る「注文をまちがえる料理店」広がれてへぺろの輪
受賞理由
「間違えることを受け入れ、一緒に楽しむ」という新しいカタチの認知症の啓発プロジェクト。クラウドファンディングでは、認知症を抱える方々が接客するレストランをオープンするための費用を募った。注文をまちがえる料理店の不思議で温かいそのストーリーは、多くの人々を魅了し、細部までこだわり作り出された世界観は多くの支援者を感動させた。この話題は世界を席巻し、各国のメディアが取り上げ、さらなる活躍が期待されている。
そして本日は「認知症700万人時代という大きな課題を抱える現代の日本で、イベントをモデル事業とし本プロジェクトを皮切りに継続的な取り組みを目指している」という点が審査員に評価され、大賞の受賞となった。
- 北陸唯一の蒸留所を改修し、ウイスキー好きが集まる見学施設へ!
- 千年の歴史を未来へ!国宝『投入堂』の参拝道を修復復興したい!
- 命を守るため、365日地球10周分走ったドクターカーの危機を救おう
- あの日から不登校になった子どもの為にフリースクールを創りたい
- 大宅壮一文庫を存続させたい。日本で最初に誕生した雑誌の図書館
北陸唯一の蒸留所を改修し、ウイスキー好きが集まる見学施設へ!
受賞理由
北陸初となる見学可能な蒸留所をつくり、富山のクラフトウイスキーを広めることを目的に誕生したプロジェクト。150年の歴史ある地元企業「若鶴酒造」が実行者となり、北陸唯一のウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」改修のための費用3800万円を集めた。リターンには、「自分だけのウイスキーをつくることができる権利」や「樽オーナーになれる権利」などユニークかつ現地にて「体験」することに価値があるリターンを設定した。クラウドファンディングを通して、こうした「コト消費」型リターンを設定することは、観光需要を促進させ、地域活性化に寄与することが期待されている。
そして本日は、「ファンコミュニティをより醸成する魅力的なリターンの工夫と、クラウドファンディング成立後の観光、集客の成功」という点が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
千年の歴史を未来へ!国宝『投入堂』の参拝道を修復復興したい
受賞理由
鳥取県三朝町の断崖絶壁にある「投入堂」は平安時代に建造され、「日本一危険な国宝」として、多くの人々に愛されてきた。しかし、昨年発生した鳥取県中部地震により岩盤にひびが入り、唯一の参拝道は封鎖。新たな参拝道確保を目的に立ち上げたプロジェクト。震災発生以降、復興まで長い道のりと多額の資金を要することが予想される中、クラウドファンディングを用いることで、個人の力を集結させ、復興までのペースを加速させた。こうした、被災文化財の保全方法は、今後の発展が期待される。
そして本日は、「危険な国宝を守ろうという意識をインターネット上で多くの人に伝え、相互発信や実際の活動参加にまで広がったポジティブな旋風を巻き起こした」点が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
命を守るため、365日地球10周分走ったドクターカーの危機を救おう
受賞理由
長野県安曇野市にある小児専門病院「長野県立こども病院」がドクターカー購入を目的に立ち上げたプロジェクト。現在使用されている車両は、24時間365日走り続け、地球10周分もの距離を走行。子どもたちの命を繋いでたが、老朽化が進み、この度新たな車両購入と至った。医療分野でのクラウドファンディング活用の先駆けとなり、医療現場と地域住民との繋がりによる迅速かつ円滑な資金の流れを構築。本件を皮切りに、今後、医療分野でのさらなるクラウドファンディングの活用が期待される。
そして本日は、「医療課題を地域内外に発信し、民間からの大きな資金援助という成果を得た地域医療のパイオニア」という点が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
あの日から不登校になった子どもの為にフリースクールを創りたい
受賞理由
東日本大震災から6年、被災地では不登校に悩む子どもたちの数は震災前の2.5倍にも上ると言われている。そうした被災地のこどもたちの心の傷を癒やすことができるフリースクールの建設を目的に、マザーリンクジャパンが立ち上げたプロジェクト。フリースクールでは子どもから不登校児を抱える親へのサポートまで徹底する。年月の経過とともに風化が進む中、今なお被災地に根ざし活動している点が多くの共感を呼び、震災関連プロジェクトとしては最高金額となる1280万円を集めた。クラウドファンディングを用いることは、被災地の現状を多くの人々に周知させ、震災を風化させない機会になると、今後も期待されている。
そして本日は、「震災を風化させない発信力の積み重ねと、不登校の子どもを守るというテーマの公益性・共益性」が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
大宅壮一文庫を存続させたい。日本で最初に誕生した雑誌の図書館
受賞理由
誕生から46年、「雑誌の図書館」として78万冊を越える蔵書を保管し、多くの人々が利用できる場として歴史を重ねてきた「大宅壮一文庫」が、運営資金確保を目的に立ち上げたプロジェクト。インターネットの普及により来訪者数が減少、資金難に陥った。しかし、クラウドファンディングを活用することで、かつてこの場所に助けられた人々へその課題を伝え、応援を集めることに成功した。こうした歴史的資料物の継承方法は新しく、今後の発展が期待される。
そして本日は「インターネット時代にこそ必要な情報のアーカイブ化を現代に守り大宅壮一の意志を伝えていく継続的な活動」という点が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
解体の危機!半世紀を走り抜いた名車
「キハ2004」を守りたい
キハ2004号を守る会 会長 前田 忠
支援総額8,900,000円
目標金額8,000,000円 支援者数360人
受賞理由 茨城県・ひたちなか海浜鉄道に現存していた「国鉄型キハ2004号」を、福岡県・平成筑豊鉄道に大輸送し、そして「動く鉄道遺産」として動態保存にチャレンジするプロジェクト。解体の危機に直面していた「キハ2004号」は、製造当時と同型エンジンが生きている、奇跡といえる状態で遺されていた。その存続を長い間願っていた、鉄道ファン、地域のボランティアグループ、国鉄OB、鉄道会社、輸送会社、あらゆる人々の協力により本企画の実現が決まった。800万円という高い目標金額に対して、支援募集期間最終日を迎えるギリギリまで難航したが、情報を知ったファンたちが諦めず、「キハ2004号」への愛と情熱を持って、お互いに支援を呼びかけることでインターネット上で大きく波及し、その力が本プロジェクトをゴールまで導いた。インターネットによる共感の波を最大限引き出したプロジェクトとして、クラウドファンディングの可能性を再確認させられた点が評価された。
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【第5弾】歌舞伎や映画、鮮やかな
日本文化の遺産を守り復元する。
武藤 祥子
支援総額2,780,000円
目標金額2,500,000円 支援者数158人
受賞理由 公益社団法人松竹大谷図書館が実施したプロジェクト。2012年から6回クラウドファンディングを成功させ、総支援額は1771万円となった。圧倒的支援者リピート率を誇り、その数値は60%を超えている。その影には、支援者を飽きさせないリターンの設定や個人への丁寧なケアをはじめとしたたゆまない努力があり、継続的なクラウドファンディングの活用が、ファンコミュニティの形成から醸成まで成し遂げた点が認められ、評価された。
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障害者の可能性を閉ざさない
フィリピンたった1つの盲学校の挑戦
石田 由香理(フリー・ザ・チルドレン・ジャパン)
支援総額9,995,000円
目標金額8,000,000円 支援者数195人
受賞理由 フィリピン唯一の盲学校に通う生徒たちがより良い環境で学習できるよう、壊れている寮の屋根の改修・ミニバスを購入するプロジェクト。フィリピンでは障害者の権利は認められているにもかかわらず、社会参加率は向上していない。本プロジェクトでは視覚障害者の教育・生活環境を整え、社会進出することを目的としている。また実行者の石田由香理氏は幼少期から全盲でありながら、海外の大学院を修了。途上国での支援活動を行うさまは、これまで虐げられてきたフィリピンの子どもたちにとっても、ロールモデルのような存在である。日本でのファンドレイジング実績がほとんどなかったNPOが、国際協力関連のプロジェクトとしては国内2位の達成額を記録し、多くの共感を集めた点が評価された。
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3秒で泣き止む まぁるい抱っこを
孤独育児に陥るお母さんに届ける
一般社団法人 育母塾
支援総額3,156,000円
目標金額1,500,000円 支援者数355人
受賞理由産後の母親が「孤独な育児(孤育て)」に陥ってしまうという現代の社会問題を解決する「まぁるい抱っこ」という方法を広めることを目的に立ち上げたプロジェクト。「ワンオペ育児」という言葉が流行するように、多くの母親たちは、明確な指導者や指南書のない環境によって「育児格差」「孤育て」に陥ってしまう。正解がないからこそ、同じ悩みを抱える母親同士が集い、方法論を学ぶ本プロジェクトへ多くの共感が集まった。クラウドファンディングでは、実行者の女性ならではのしなやかさと強さをもって、育児に悩む多くの母親へ温かいメッセージを伝え続け、共感の輪を広げるとともに女性のためのコミュニティを拡大させた点が評価された。
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ブレイク寸前!健康的すぎる
鯖バーガー専門店 大久保にオープン
MK CAFEスタッフ/料理研究家 櫻井優
支援総額10,616,000円
目標金額3,000,000円 支援者数220人
受賞理由 東京都新宿区に店舗を構える「MKCAFE」。既存店舗内に、鯖バーガー専門スペースを新設することを目的に立ち上げたプロジェクト。近年、飲食店開業のタイミングでのクラウドファンディングの活用は増加傾向にある。主には、テストマーケティングやPR・新規顧客獲得を目的に、インターネット上での情報拡散が狙いである。そうした中、本件はオフライン上でのイベント実施等、人々にリアル店舗をイメージさせる「場」を作り、その様子を新着情報にアップ、SNSで拡散をさせることで、1000万円を越える資金調達に成功。インターネットとリアルを融合させ、コミュニケーションを図った点が評価された。
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低賃金の新人アニメーターを守りたい!
住居支援プロジェクト2017
アニメーター支援機構 菅原潤
支援総額3,486,000円
目標金額2,000,000円 支援者数309人
受賞理由 NPO法人アニメーター支援機構が、日本のアニメ産業の担い手であるアニメーターの保護および育成に向け、「新人アニメーターへの住居支援」を行うことを目的に立ち上げたプロジェクト。長期的な支援を必要とする取り組みに対し、ファンコミュニティを活用しながら、2015年より4度に渡りクラウドファンディングを成功させてきた。現在まで集まった支援総額は1063万円。この資金を元に新人アニメーターの保護および育成を目的とした寮、3寮を都内にオープンさせてきたその実績が評価された。
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人生最後の挑戦!ピラミッドの謎
解明の鍵を握る太陽の船復原へ!
吉村作治(NPO法人太陽の船復原研究所所長)
支援総額32,265,000円
目標金額20,000,000円 支援者数465人
受賞理由 日本におけるエジプト考古学の第一人者・吉村作治先生(現74歳 東日本国際大学学長・早稲田大学名誉教授)が「ピラミッド建造の目的解明」を目的に立ち上げたプロジェクト。大学生の頃に初めて現地調査を行って以降、現在まで50年以上に渡り積み重ねてきた研究の集大成として、本プロジェクトに挑んでいる。年齢を重ねてもなお「挑戦」を続けるその熱意はクラウドファンディングを通して人々に伝わり、多くのファンを魅了するとともにファンコミュニティを再燃させ、今後の本研究分野の発展に寄与した点が評価された。
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足を失った人々が「走る」ことへ
一歩を踏み出せる場を創りたい!
佐藤 圭太/遠藤 謙
支援総額17,533,000円
目標金額15,000,000円 支援者数631人
受賞理由 義足エンジニア遠藤謙と義足アスリート佐藤圭太が中心となり、「競技用義足の貸し出しシステム」構築を目的に、立ち上げたプロジェクト。日本に6万人いると言われている下肢切断者だが、「走る」際に必要とされる「競技用義足」は1本あたり約20万~60万円と高額なため、日常生活の中で気軽に手にすることや試し履きをすることは困難である。こうした社会課題の解決に向け、世界に先駆け考案された「競技用義足の貸し出しシステム」。そのアイデアはユニークであり、さらにクラウドファンディングを活用することで、人々に課題を周知させ、世界中に共感の輪を広げるという相乗効果を生んだ点が評価された。
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指宿から全国へ!本のある空間を届ける
ブックカフェプロジェクト
下吹越かおる
(特定非営利活動法人「そらまめの会」)
支援総額11,785,000円
目標金額7,500,000円 支援者数487人
受賞理由 九州の南端にある鹿児島県指宿(いぶすき)市にある特定非営利活動法人本と人とをつなぐ「そらまめの会」が、廃止となった「移動式図書館」に代わる「移動式ブックカフェ」復活させることを目的に立ち上げたプロジェクト。そらまめの会は、有志のボランティアの女性たちで組織されたNPO。設立以来10年間、地域の方々と関わり合いながら、まちの図書館の運営を継続してきた。図書館を離れた過疎地域で高齢化や少子化が進む中、「"本"のある空間」を届けることを市民たちに切望され「移動式ブックカフェ」の実現を果たした。時代とともに変化する地域ニーズを汲み取り、クラウドファンディングという手法を用いることで、地元からの賛同を強固なものとし、全国に散らばる同郷の方々からの応援を集めた点が評価された。
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68年分のありがとうを込めて、
原点回帰で挑むポテトチップス作り
カルビー株式会社
支援総額2,112,000円
目標金額1,000,000円 支援者数1,133人
受賞理由 カルビー株式会社がファンコミュニティの形成を目的に実施したプロジェクト。プロダクト開発およびテストマーケティングを目的に、クラウドファンディングを活用する事例は昨年までもあったが、大企業がファンコミュニティの形成を目的に活用した事例は本案件が初である。また、クラウドファンディング業界全体を通しても、大手食品メーカーとしての挑戦は前例がなく、初めての試みであり、本案件が今後のクラウドファンディング活用の幅を広げた点が評価された。
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被災者の試み!!朝倉豪雨災害の
流木をウッドキャンドルに
里川 径一(さとがわ みちひと)
支援総額6,019,000円
目標金額500,000円 支援者数455人
受賞理由 2017年九州北部豪雨で甚大な被害を受けた朝倉市。本災害では、20万トンの流木が発生し道路に流れたことで、復旧の大きな弊害となっていた。そんな中、豪雨災害発生からわずか1ヶ月という早さで、実行者「里川径一」(自身も本災害で被災)が、こうした流木を「ウッドキャンドル」に再生させ販売することで、復興への足がかりとすることを目的に立ち上げたプロジェクト。マイナスからプラスへと転換されたその発想はユニークであり、クラウドファンディングでは、当初の目標金額を大きく上回る1200%の達成率を記録。アイデアの独創性に加え、震災後、混乱する現地へのサポートの場として、クラウドファンディングを活用した点が評価された。
→ プロジェクトをみる東京藝術大学×クラウドファンディング
国立大学法人東京藝術大学
受賞理由 東京藝術大学がアーティスト支援および芸術振興を目的に立ち上げたプログラム。本プログラムは2017年4月より始動し、発起人である澤学長をはじめ教師陣から学生まで11件のプロジェクトが立ち上がり、総額3540万円を集めた。昨今、運営交付金の減少により、大学は研究費用を捻出すべく奔走している中、東京藝術大学は国立大学として初となるクラウドファンディングの活用に名乗りを上げた。彼らが切り開いたこの道は、今後の大学運営の在り方に一石を投じたと言っても過言ではない。クラウドファンディングの活用方法の幅を広げるとともに、パイオニアとして歩み続ける点が評価された。
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山形サポート
山形サポート
受賞理由 山形新聞・荘内銀行が運営主体者となり、県内のその他銀行や県と連携し「地域活性化」を目的に立ち上げたプログラム。本プログラムは、2017年1月より第一号案件が公開され始、現在が至るまでに20件のプロジェクトが立ち上がり、総額1889万円を集めた。地元に密着する金融機関と新聞社、そしてクラウドファンディングが組み合わさることで、資金面からPR面に至るまで、地域特性を活かしながらもその幅を広げていく多面的なサポートが実現。クラウドファンディングを用いた「地域活性化」の道を広げることに寄与した点が評価された。
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さとやまよ、甦れ!広島に眠る廃校を
みんなの居場所に再生しよう
湯崎 英彦(広島県知事)
支援総額38,405,000円
目標金額30,000,000円 支援者数527人
受賞理由 広島県が実行者となり、中山間地域の関与人口増加を目指して、人々が集う拠点を作ることを目的に立ち上げたプロジェクト。2016年12月より始動した「ガバメントクラウドファンディング Readyforふるさと納税」の第一号案件であり、県内外より多くの支援者を集め総額3840万円を集めた。また、本件が特異とする点は、従来のふるさと納税と異なり、「共感型・巻き込み型」といったReadyforが得意とするクラウドファンディングの特性を活用し組み立てられたことで、「脱返礼品争い」を実現した点である。クラウドファンディングの活用の幅を広げ、その他自治体のお手本となった点が評価された。
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認知症の方と作る「注文をまちがえる
料理店」広がれてへぺろの輪
注文をまちがえる料理店実行委員会
支援総額12,910,000円
目標金額8,000,000円
支援者数493人
受賞理由
「間違えることを受け入れ、一緒に楽しむ」という新しいカタチの認知症の啓発プロジェクト。クラウドファンディングでは、認知症を抱える方々が接客するレストランをオープンするための費用を募った。注文をまちがえる料理店の不思議で温かいそのストーリーは、多くの人々を魅了し、細部までこだわり作り出された世界観は多くの支援者を感動させた。この話題は世界を席巻し、各国のメディアが取り上げ、さらなる活躍が期待されている。
そして本日は「認知症700万人時代という大きな課題を抱える現代の日本で、イベントをモデル事業とし本プロジェクトを皮切りに継続的な取り組みを目指している」という点が審査員に評価され、大賞の受賞となった。
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認知症の方と作る「注文をまちがえる
料理店」広がれてへぺろの輪
注文をまちがえる料理店実行委員会
支援総額12,910,000円
目標金額8,000,000円
支援者数493人
受賞理由
「間違えることを受け入れ、一緒に楽しむ」という新しいカタチの認知症の啓発プロジェクト。クラウドファンディングでは、認知症を抱える方々が接客するレストランをオープンするための費用を募った。注文をまちがえる料理店の不思議で温かいそのストーリーは、多くの人々を魅了し、細部までこだわり作り出された世界観は多くの支援者を感動させた。この話題は世界を席巻し、各国のメディアが取り上げ、さらなる活躍が期待されている。
そして本日は「認知症700万人時代という大きな課題を抱える現代の日本で、イベントをモデル事業とし本プロジェクトを皮切りに継続的な取り組みを目指している」という点が審査員に評価され、大賞の受賞となった。
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- 北陸唯一の蒸留所を改修し、ウイスキー好きが集まる見学施設へ!
- 千年の歴史を未来へ!国宝『投入堂』の参拝道を修復復興したい!
- 命を守るため、365日地球10周分走ったドクターカーの危機を救おう
- あの日から不登校になった子どもの為にフリースクールを創りたい
- 大宅壮一文庫を存続させたい。日本で最初に誕生した雑誌の図書館
北陸唯一の蒸留所を改修し、
ウイスキー好きが集まる見学施設へ!
稲垣 貴彦
支援総額38,255,000円
目標金額25,000,000円
支援者数463人
受賞理由
北陸初となる見学可能な蒸留所をつくり、富山のクラフトウイスキーを広めることを目的に誕生したプロジェクト。150年の歴史ある地元企業「若鶴酒造」が実行者となり、北陸唯一のウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」改修のための費用3800万円を集めた。リターンには、「自分だけのウイスキーをつくることができる権利」や「樽オーナーになれる権利」などユニークかつ現地にて「体験」することに価値があるリターンを設定した。クラウドファンディングを通して、こうした「コト消費」型リターンを設定することは、観光需要を促進させ、地域活性化に寄与することが期待されている。
そして本日は、「ファンコミュニティをより醸成する魅力的なリターンの工夫と、クラウドファンディング成立後の観光、集客の成功」という点が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
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千年の歴史を未来へ!国宝『投入堂』の参拝道を修復復興したい
米田 良順(よねだ りょうじゅん)
支援総額9,053,000円
目標金額2,000,000円
支援者数739人
受賞理由
鳥取県三朝町の断崖絶壁にある「投入堂」は平安時代に建造され、「日本一危険な国宝」として、多くの人々に愛されてきた。しかし、昨年発生した鳥取県中部地震により岩盤にひびが入り、唯一の参拝道は封鎖。新たな参拝道確保を目的に立ち上げたプロジェクト。震災発生以降、復興まで長い道のりと多額の資金を要することが予想される中、クラウドファンディングを用いることで、個人の力を集結させ、復興までのペースを加速させた。こうした、被災文化財の保全方法は、今後の発展が期待される。
そして本日は、「危険な国宝を守ろうという意識をインターネット上で多くの人に伝え、相互発信や実際の活動参加にまで広がったポジティブな旋風を巻き起こした」点が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
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命を守るため、365日地球10周分走った
ドクターカーの危機を救おう
原田 順和(長野県立こども病院 院長)
寄附総額25,366,000円
目標金額15,000,000円
支援者数962人
受賞理由
長野県安曇野市にある小児専門病院「長野県立こども病院」がドクターカー購入を目的に立ち上げたプロジェクト。現在使用されている車両は、24時間365日走り続け、地球10周分もの距離を走行。子どもたちの命を繋いでたが、老朽化が進み、この度新たな車両購入と至った。医療分野でのクラウドファンディング活用の先駆けとなり、医療現場と地域住民との繋がりによる迅速かつ円滑な資金の流れを構築。本件を皮切りに、今後、医療分野でのさらなるクラウドファンディングの活用が期待される。
そして本日は、「医療課題を地域内外に発信し、民間からの大きな資金援助という成果を得た地域医療のパイオニア」という点が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
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あの日から不登校になった子どもの為に
フリースクールを創りたい
寝占 理絵(マザーリンク・ジャパン代表)
支援総額12,882,000円
目標金額12,000,000円
支援者数383人
受賞理由
東日本大震災から6年、被災地では不登校に悩む子どもたちの数は震災前の2.5倍にも上ると言われている。そうした被災地のこどもたちの心の傷を癒やすことができるフリースクールの建設を目的に、マザーリンクジャパンが立ち上げたプロジェクト。フリースクールでは子どもから不登校児を抱える親へのサポートまで徹底する。年月の経過とともに風化が進む中、今なお被災地に根ざし活動している点が多くの共感を呼び、震災関連プロジェクトとしては最高金額となる1280万円を集めた。クラウドファンディングを用いることは、被災地の現状を多くの人々に周知させ、震災を風化させない機会になると、今後も期待されている。
そして本日は、「震災を風化させない発信力の積み重ねと、不登校の子どもを守るというテーマの公益性・共益性」が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
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大宅壮一文庫を存続させたい。
日本で最初に誕生した雑誌の図書館
雑誌の図書館 大宅壮一文庫事務局
鴨志田浩
支援総額8,545,000円
目標金額5,000,000円
支援者数760人
受賞理由
誕生から46年、「雑誌の図書館」として78万冊を越える蔵書を保管し、多くの人々が利用できる場として歴史を重ねてきた「大宅壮一文庫」が、運営資金確保を目的に立ち上げたプロジェクト。インターネットの普及により来訪者数が減少、資金難に陥った。しかし、クラウドファンディングを活用することで、かつてこの場所に助けられた人々へその課題を伝え、応援を集めることに成功した。こうした歴史的資料物の継承方法は新しく、今後の発展が期待される。
そして本日は「インターネット時代にこそ必要な情報のアーカイブ化を現代に守り大宅壮一の意志を伝えていく継続的な活動」という点が審査員に評価され、優秀賞の受賞となった。
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解体の危機!半世紀を走り抜いた名車
「キハ2004」を守りたい
キハ2004号を守る会 会長 前田 忠
支援総額8,900,000円
目標金額8,000,000円
支援者数360人
受賞理由 茨城県・ひたちなか海浜鉄道に現存していた「国鉄型キハ2004号」を、福岡県・平成筑豊鉄道に大輸送し、そして「動く鉄道遺産」として動態保存にチャレンジするプロジェクト。解体の危機に直面していた「キハ2004号」は、製造当時と同型エンジンが生きている、奇跡といえる状態で遺されていた。その存続を長い間願っていた、鉄道ファン、地域のボランティアグループ、国鉄OB、鉄道会社、輸送会社、あらゆる人々の協力により本企画の実現が決まった。800万円という高い目標金額に対して、支援募集期間最終日を迎えるギリギリまで難航したが、情報を知ったファンたちが諦めず、「キハ2004号」への愛と情熱を持って、お互いに支援を呼びかけることでインターネット上で大きく波及し、その力が本プロジェクトをゴールまで導いた。インターネットによる共感の波を最大限引き出したプロジェクトとして、クラウドファンディングの可能性を再確認させられた点が評価された。
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【第5弾】歌舞伎や映画、鮮やかな
日本文化の遺産を守り復元する。
武藤 祥子
支援総額2,780,000円
目標金額2,500,000円
支援者数158人
受賞理由 公益社団法人松竹大谷図書館が実施したプロジェクト。2012年から6回クラウドファンディングを成功させ、総支援額は1771万円となった。圧倒的支援者リピート率を誇り、その数値は60%を超えている。その影には、支援者を飽きさせないリターンの設定や個人への丁寧なケアをはじめとしたたゆまない努力があり、継続的なクラウドファンディングの活用が、ファンコミュニティの形成から醸成まで成し遂げた点が認められ、評価された。
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障害者の可能性を閉ざさない
フィリピンたった1つの盲学校の挑戦
石田 由香理(フリー・ザ・チルドレン・ジャパン)
支援総額9,995,000円
目標金額8,000,000円
支援者数195人
受賞理由 フィリピン唯一の盲学校に通う生徒たちがより良い環境で学習できるよう、壊れている寮の屋根の改修・ミニバスを購入するプロジェクト。フィリピンでは障害者の権利は認められているにもかかわらず、社会参加率は向上していない。本プロジェクトでは視覚障害者の教育・生活環境を整え、社会進出することを目的としている。また実行者の石田由香理氏は幼少期から全盲でありながら、海外の大学院を修了。途上国での支援活動を行うさまは、これまで虐げられてきたフィリピンの子どもたちにとっても、ロールモデルのような存在である。日本でのファンドレイジング実績がほとんどなかったNPOが、国際協力関連のプロジェクトとしては国内2位の達成額を記録し、多くの共感を集めた点が評価された。
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3秒で泣き止む まぁるい抱っこを
孤独育児に陥るお母さんに届ける
一般社団法人 育母塾
支援総額3,156,000円
目標金額1,500,000円
支援者数355人
受賞理由 産後の母親が「孤独な育児(孤育て)」に陥ってしまうという現代の社会問題を解決する「まぁるい抱っこ」という方法を広めることを目的に立ち上げたプロジェクト。「ワンオペ育児」という言葉が流行するように、多くの母親たちは、明確な指導者や指南書のない環境によって「育児格差」「孤育て」に陥ってしまう。正解がないからこそ、同じ悩みを抱える母親同士が集い、方法論を学ぶ本プロジェクトへ多くの共感が集まった。クラウドファンディングでは、実行者の女性ならではのしなやかさと強さをもって、育児に悩む多くの母親へ温かいメッセージを伝え続け、共感の輪を広げるとともに女性のためのコミュニティを拡大させた点が評価された。
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ブレイク寸前!健康的すぎる
鯖バーガー専門店 大久保にオープン
MK CAFEスタッフ/料理研究家 櫻井優
支援総額10,616,000円
目標金額3,000,000円
支援者数220人
受賞理由 東京都新宿区に店舗を構える「MKCAFE」。既存店舗内に、鯖バーガー専門スペースを新設することを目的に立ち上げたプロジェクト。近年、飲食店開業のタイミングでのクラウドファンディングの活用は増加傾向にある。主には、テストマーケティングやPR・新規顧客獲得を目的に、インターネット上での情報拡散が狙いである。そうした中、本件はオフライン上でのイベント実施等、人々にリアル店舗をイメージさせる「場」を作り、その様子を新着情報にアップ、SNSで拡散をさせることで、1000万円を越える資金調達に成功。インターネットとリアルを融合させ、コミュニケーションを図った点が評価された。
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低賃金の新人アニメーターを守りたい!
住居支援プロジェクト2017
アニメーター支援機構 菅原潤
支援総額3,486,000円
目標金額2,000,000円
支援者数309人
受賞理由 NPO法人アニメーター支援機構が、日本のアニメ産業の担い手であるアニメーターの保護および育成に向け、「新人アニメーターへの住居支援」を行うことを目的に立ち上げたプロジェクト。長期的な支援を必要とする取り組みに対し、ファンコミュニティを活用しながら、2015年より4度に渡りクラウドファンディングを成功させてきた。現在まで集まった支援総額は1063万円。この資金を元に新人アニメーターの保護および育成を目的とした寮、3寮を都内にオープンさせてきたその実績が評価された。
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人生最後の挑戦!ピラミッドの謎
解明の鍵を握る太陽の船復原へ!
吉村作治(NPO法人太陽の船復原研究所所長)
支援総額32,265,000円
目標金額20,000,000円
支援者数465人
受賞理由 日本におけるエジプト考古学の第一人者・吉村作治先生(現74歳 東日本国際大学学長・早稲田大学名誉教授)が「ピラミッド建造の目的解明」を目的に立ち上げたプロジェクト。大学生の頃に初めて現地調査を行って以降、現在まで50年以上に渡り積み重ねてきた研究の集大成として、本プロジェクトに挑んでいる。年齢を重ねてもなお「挑戦」を続けるその熱意はクラウドファンディングを通して人々に伝わり、多くのファンを魅了するとともにファンコミュニティを再燃させ、今後の本研究分野の発展に寄与した点が評価された。
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足を失った人々が「走る」ことへ
一歩を踏み出せる場を創りたい!
佐藤 圭太/遠藤 謙
支援総額17,533,000円
目標金額15,000,000円
支援者数631人
受賞理由 義足エンジニア遠藤謙と義足アスリート佐藤圭太が中心となり、「競技用義足の貸し出しシステム」構築を目的に、立ち上げたプロジェクト。日本に6万人いると言われている下肢切断者だが、「走る」際に必要とされる「競技用義足」は1本あたり約20万~60万円と高額なため、日常生活の中で気軽に手にすることや試し履きをすることは困難である。こうした社会課題の解決に向け、世界に先駆け考案された「競技用義足の貸し出しシステム」。そのアイデアはユニークであり、さらにクラウドファンディングを活用することで、人々に課題を周知させ、世界中に共感の輪を広げるという相乗効果を生んだ点が評価された。
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指宿から全国へ!本のある空間を届ける
ブックカフェプロジェクト
下吹越かおる
(特定非営利活動法人「そらまめの会」)
支援総額11,785,000円
目標金額7,500,000円
支援者数487人
受賞理由 九州の南端にある鹿児島県指宿(いぶすき)市にある特定非営利活動法人本と人とをつなぐ「そらまめの会」が、廃止となった「移動式図書館」に代わる「移動式ブックカフェ」復活させることを目的に立ち上げたプロジェクト。そらまめの会は、有志のボランティアの女性たちで組織されたNPO。設立以来10年間、地域の方々と関わり合いながら、まちの図書館の運営を継続してきた。図書館を離れた過疎地域で高齢化や少子化が進む中、「"本"のある空間」を届けることを市民たちに切望され「移動式ブックカフェ」の実現を果たした。時代とともに変化する地域ニーズを汲み取り、クラウドファンディングという手法を用いることで、地元からの賛同を強固なものとし、全国に散らばる同郷の方々からの応援を集めた点が評価された。
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68年分のありがとうを込めて、
原点回帰で挑むポテトチップス作り
カルビー株式会社
支援総額2,112,000円
目標金額1,000,000円
支援者数1,133人
受賞理由 カルビー株式会社がファンコミュニティの形成を目的に実施したプロジェクト。プロダクト開発およびテストマーケティングを目的に、クラウドファンディングを活用する事例は昨年までもあったが、大企業がファンコミュニティの形成を目的に活用した事例は本案件が初である。また、クラウドファンディング業界全体を通しても、大手食品メーカーとしての挑戦は前例がなく、初めての試みであり、本案件が今後のクラウドファンディング活用の幅を広げた点が評価された。
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被災者の試み!!朝倉豪雨災害の
流木をウッドキャンドルに
里川 径一(さとがわ みちひと)
支援総額6,019,000円
目標金額500,000円
支援者数455人
受賞理由 2017年九州北部豪雨で甚大な被害を受けた朝倉市。本災害では、20万トンの流木が発生し道路に流れたことで、復旧の大きな弊害となっていた。そんな中、豪雨災害発生からわずか1ヶ月という早さで、実行者「里川径一」(自身も本災害で被災)が、こうした流木を「ウッドキャンドル」に再生させ販売することで、復興への足がかりとすることを目的に立ち上げたプロジェクト。マイナスからプラスへと転換されたその発想はユニークであり、クラウドファンディングでは、当初の目標金額を大きく上回る1200%の達成率を記録。アイデアの独創性に加え、震災後、混乱する現地へのサポートの場として、クラウドファンディングを活用した点が評価された。
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東京藝術大学×クラウドファンディング
国立大学法人東京藝術大学
受賞理由 東京藝術大学がアーティスト支援および芸術振興を目的に立ち上げたプログラム。本プログラムは2017年4月より始動し、発起人である澤学長をはじめ教師陣から学生まで11件のプロジェクトが立ち上がり、総額3540万円を集めた。昨今、運営交付金の減少により、大学は研究費用を捻出すべく奔走している中、東京藝術大学は国立大学として初となるクラウドファンディングの活用に名乗りを上げた。彼らが切り開いたこの道は、今後の大学運営の在り方に一石を投じたと言っても過言ではない。クラウドファンディングの活用方法の幅を広げるとともに、パイオニアとして歩み続ける点が評価された。
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山形サポート
山形サポート
受賞理由 山形新聞・荘内銀行が運営主体者となり、県内のその他銀行や県と連携し「地域活性化」を目的に立ち上げたプログラム。本プログラムは、2017年1月より第一号案件が公開され始、現在が至るまでに20件のプロジェクトが立ち上がり、総額1889万円を集めた。地元に密着する金融機関と新聞社、そしてクラウドファンディングが組み合わさることで、資金面からPR面に至るまで、地域特性を活かしながらもその幅を広げていく多面的なサポートが実現。クラウドファンディングを用いた「地域活性化」の道を広げることに寄与した点が評価された。
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さとやまよ、甦れ!広島に眠る廃校を
みんなの居場所に再生しよう
湯崎 英彦(広島県知事)
支援総額38,405,000円
目標金額30,000,000円
支援者数527人
受賞理由 広島県が実行者となり、中山間地域の関与人口増加を目指して、人々が集う拠点を作ることを目的に立ち上げたプロジェクト。2016年12月より始動した「ガバメントクラウドファンディング Readyforふるさと納税」の第一号案件であり、県内外より多くの支援者を集め総額3840万円を集めた。また、本件が特異とする点は、従来のふるさと納税と異なり、「共感型・巻き込み型」といったReadyforが得意とするクラウドファンディングの特性を活用し組み立てられたことで、「脱返礼品争い」を実現した点である。クラウドファンディングの活用の幅を広げ、その他自治体のお手本となった点が評価された。
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Readyfor(レディーフォー)は日本初・国内最大のクラウドファンディングサービスです。 Readyforは2011年3月オープンから7300件以上のプロジェクトの資金調達を行い、日本最多の35万人から50億円以上の支援金を集めています。 弊社ではすべてのプロジェクトにキュレーターと呼ばれる担当者がつき、サポートさせていただくので、中学生〜80代まで幅広い方々にご利用いただいております。
Readyforは夢への一歩を踏み出した実行者と、その思いに共感する支援者を支えるコミュニティとして、このコミュニティに関わる人すべてが私たちのサービスを快適に利用できるよう尽くします。 このサービスから始まる共感の輪が、もっともっと多くの人々に届くようにあらゆる努力を惜しみません。誰もが夢を実現できる、そんな未来のために。