プロジェクト概要

プレオープンが世界中で話題になった

「注文をまちがえる料理店」

 

はじめに:「注文をまちがえる料理店」とは

 

ページをご覧いただきありがとうございます。「注文をまちがえる料理店」発起人の小国士朗と、実行委員長の和田行男と申します。

 

「注文をまちがえる料理店」は、その名の通り、オーダーや配膳を時々まちがえてしまうレストランです。なぜなら、ホールで働くスタッフは全員認知症の方だからです。……と聞くと、ちょっと不安になってしまうかもしれませんね。

 

まずは、今年6月に開催したプレオープンイベントの動画をご覧ください。

 

 

いかがでしょうか?

 

この動画をご覧いただいてわかる通り、 このレストランは認知症の方もお客様も、 みんなが思わず笑顔になってしまう場所なのです。

 

てへッと笑って、ぺろッと舌を出す、 いわゆるてへぺろのロゴマークにも、 このレストランが持つお茶目な魅力を込めてみました。

 

きっかけ:「ハンバーグが餃子になってもいいんじゃないか?」

 

なぜこんな、ちょっと変わったレストラン・イベントを開催しようと思ったのか?まずはそこからお話ししたいと思います。

 

私はテレビ局のディレクターで、あるドキュメンタリー番組を担当していました。その時、弊プロジェクトの実行委員長でもある和田行男と出会いました。和田は、「認知症になっても、最期まで自分らしく生きていく姿を支える」を信念に介護を行っています。

 

和田のグループホームにいる認知症の方々は、自分でできることは全部自分でやります。掃除洗濯はもちろん、包丁を握って料理だってします。入り口の施錠もせずに、のびのびと暮らしてもらうことを大事にしています。

 

取材をしていたある日の出来事でした。取材中、グループホームの方々に料理を振る舞っていただくことも多く、その日はハンバーグを作ってもらえると聞いていました。でも食卓に並んでいるのは、どう見ても……餃子です。ひき肉しかあってないけど……いいんだっけ?

 

「あれ、今日はハンバーグでしたよね?」

 

という言葉がのど元までこみ上げたのですが、うっと踏みとどまりました。「これ、間違いですよね?」その一言によって、おじいさん、おばあさんたちが築いているこの“当たり前”の暮らしが台無しになってしまう気がしました。

 

ハンバーグが餃子になったって、別にいいんじゃないか?

誰も困らないんじゃないか?

おいしければなんだっていいんじゃないか?

 

それなのに「こうじゃなきゃいけない」という“鋳型”にはめ込もうとしていた自分に気が付きました。その瞬間、「注文をまちがえる料理店」というワードがぱっと浮かんだのです。

 

 

プレイベントができるまで

 

レストランを作る以上、安心して召し上がっていただく料理と場所が必要です。心地よい内装デザインも必要ですし、当然、そこで働いていただく認知症の方々との接点がなくては始まりません。様々なジャンルのプロに相談しながら、少しずつプロジェクトチームの形が出来上がっていきました。

 

 

「認知症の方がやりがいのあるイベントにしよう」

 

「わざとまちがいを誘導するような仕掛けはしない」

 

「まちがいが起きても、思わず笑顔で許せちゃう雰囲気作りをしよう」

 

「お店に入る前から気持ちが柔らかくなる看板を作ろう」

 

「アレルギーの問題・食中毒の問題に徹底して気をつけよう」

 

……そんなことを繰り返し議論しました。

 

 

 

プレオープンの様子と反響

 

 

プレオープンでは、関係者や知り合い限定のイベントとして開催し、2日で約80名の方に来て頂けました。

 

認知症の方が働きやすいように、テーブルに番号を振ったり、見やすいオーダー表を独自に開発するなど、様々な工夫をしました。しかし、同じテーブルに水を2つ運んでしまったり、テーブル番号をまちがえたり、ホットコーヒーにストローをつけてしまったり、実にてんやわんやの2日間でした。イベント後のアンケートでは実に60%程度なんらかの「まちがい」があったことがわかりました。

 

 

しかし、「まちがい」が起きたとしても、ほぼすべての方が「気にならない」とおっしゃってくださいました。動画にもある通り、本当に笑顔のたえない雰囲気が作れたのです。「まちがいがなかったのがちょっと残念だった」と答えてくださった方もたくさんいました。

 

 

そして結果的には9割を超える方が「また来店したい」とおっしゃってくださいました。「心配なことはあるけれど、まずはやってみよう!」から始めた私たちにとって、これはとてもうれしい結果でした。

 

 

 

私たちが気づいたこと:寛容さがもたらす力

 

普通の飲食店であればトラブルにつながるような問題が、なぜ「注文をまちがえる料理店」では気にならないのでしょうか?その秘密に気づかせてくれたのは、当日働いてくださったある認知症の方の言葉でした。

 

「昔、食堂で働いたときはさ、間違えたら当然怒られるよね。でも、ここのお客さんは優しいよね。間違えても誰も怒らないもの」

 

シンプルな言葉は、とても力強く私たちの心に響きました。「ま、いいか」と思える寛容な気持ちは、働く人にとってもお客様自身にとっても、居心地のいい空間が作れる​のだと確信を持つことができました。

 

「『注文をまちがえる料理店』だなんて、不謹慎じゃないか?」そんな批判も覚悟していましたが、このプレオープンの模様が国内外の様々なメディアで取り上げていただいた後、多くの方々から賛同と応援のお言葉をいただきました。そして私たちは、「このプレイベントを、次は関係者だけじゃなく、一般のお客様にも入っていただけるものにしよう」「認知症の理解を日本中に届けよう」と考えるようになったのです。

 

 

 

次なる私たちの挑戦

 

「世界アルツハイマーデー」がある9月、場所は六本木で、「注文をまちがえる料理店」のイベント開催を実現させたいと考えています。このイベントには、多くの皆様にぜひご参加いただきたいと考えています。

 

まずはとにかく、認知症の方も、お客様も、安心して笑顔で楽しんでいただけるイベントにしたいと思います。このイベントが、皆様にとって​認知症と向き合い考えるきっかけとなれたら。そして「ま、いっか」の気持ちが日本中、世界中に広がっていくとしたら、心から嬉しいです。ご支援、どうぞよろしくお願いします。

 

 

9月16日(土)〜9月18日(祝)開店詳細について

 

日程:

9月16日(土)〜9月18日(祝:敬老の日)

 

時間:

11:00~17:30(*予定)

 

アクセス: 

東京都 港区 六本木 1-3-37 アークヒルズアネックス 東京メトロ南北線 「六本木一丁目」駅北改札、3番出口から徒歩4分。 3番出口から、スペイン坂をのぼってお越しいただくと便利です。 六本木一丁目駅から254m

 

詳細:

当日のチケットについては、今回のクラウドファンディングでのリターン及び当日券で用意しています。全体で用意できるチケットのおよそ9割は、クラウドファンディングのリターンで購入可能でございます。そして、残りの1割程度を当日券に割り当てる予定です。当日は長い時間外でお待ちいただく可能性もございますことをご承知ください。

 

 

資金の使い道

 

私たちは今回の3日間のイベントをきっかけに、「注文をまちがえる料理店」の輪が広がっていくことを願っています。(少し詳しい話は新着情報に書かせていただております。)

 

そこで、今回の3日間のOPENに加えて、「自分の街でも実施したい!」という国内外からの多数のご要望にお応えするために、今後各地で実施いただく際に貸出し可能な公式グッズの制作をします。

 

●会場費:2,500,000円

当日利用する会場の費用(設営準備1日、OPEN3日)や料理食材など

 

●料理店で使用する食器・グッズ製作費:2,200,000円

注文をまちがえる料理店のロゴが入った、オリジナルのメインディッシュ皿、マグカップ、エプロンなど ※各種要件を満たした場合に限り、すべて貸出し可能です。

 

●ブックレット製作費:800,000円

イラストレーターの塩川いづみさんの挿絵がかわいい、注文をまちがえる料理店&認知症への理解を促すためのスペシャルブックレットです。

 

●店内装飾品:500,000円

当日店内を装飾する小道具購入、レンタル費用など

 

●印刷物関連費用:700,000円

注文をまちがえる料理店ロゴステッカー、メニュー、コンセプトボード、コースター、ポスター、サンクスレターなど (※1)

 

●準備・本番時運営雑費:1,300,000円

認知症のホールスタッフの方の休憩場所(※2)、機材輸送費、保険料、各種手数料など 

 

※1 一部の備品については、各種要件を満たした場合に限り、貸出し・配布が可能です。 

※2 休憩場所は会場周辺のホテル(トイレ、シャワー完備)などの施設の利用を考えています。

 

 

ご支援のフロー

 

 

 

プロフェッショナルメンバー紹介

 

●和田行男​

㈱大起エンゼルヘルプ(東京 本社) 取締役

通所・入居事業部、地域包括事業部部長

㈱波の女(名古屋 本社) 専務取締役

注文をまちがえる料理店??「何言ってるの、間違えないでよ!」って思うお客さんも、「間違えないように!」と手筈するお店のひとも間違っていないのですが、総人口の15人に一人が認知症をもつ我が国、次は私の番です。「まぁ、しょうがないか」って少しだけ思い合える社会になるだけで「お互いに生きやすくなるのかな」と。

 

●小林由憲

株式会社大起エンゼルヘルプ 代表取締役

 

●小国士朗

テレビ局ディレクター

「まちがえちゃったけど、ま、いっか」。そう言えるだけで、そう言ってもらえるだけで、気持ちがふわっと楽になる。注文をまちがえる料理店は、そんな心地よい空気が流れる場所です。ワクワクした気持ちで、みなさまにお越し頂ければ幸いです。

 

●木村周一郎

株式会社ブーランジェリーエリックカイザージャポン 代表取締役

 

●岡田聡

Yahoo! JAPAN メディアチーフエディター

日本は超高齢化社会を世界で最初に体験する国です。そして認知症になる可能性は誰にでもあります。そんな一筋縄ではいかない現状を前に、ただ窮屈な気持ちになることなく、誰もがいまよりちょっと呼吸がしやすい世界になればと「ひとつのアイデア」を考えてみました。スタッフも働く人々もお客さんも、みんなが楽しく理解し合って、自分の未来に希望をもてるような場を作るプロジェクトに、ぜひご支援のほどよろしくお願いします。

 

●箕輪憲良

Yahoo! JAPAN 社会貢献推進室 公益活動支援リーダー

ちょっとした思い違いがあっても、それを笑いあう『寛容さ』が世界をハッピーにしていきます。この「注文をまちがえる料理店」はそんなの笑顔の発信基地となる場所です。ぜひお店にお越しください。よろしくお願いいたします。

 

●近山知史

TBWA\HAKUHODOシニアクリエイティブディレクター

ちょっと不思議で、まったく新しい料理店。ぜひご支援をお願いします!

 

●平久江勤

TBWA\HAKUHODO プロデューサー

自然と優しくなれて居心地のいい時間をご提供できればと思います。ご支援のほど宜しくお願いします。

 

●徳野佑樹

TBWA\HAKUHODO アートディレクター

認知症の方だけでなく、誰にとっても居心地のいい料理店だと思います。ご支援いただけたら嬉しいです!

 

●小川貴之

TBWA\HAKUHODO アートディレクター

みんなが優しくなれる3日間にしたいと思っています。ご協力よろしくお願いします!

 

●大柿鈴子

TBWA\HAKUHODO ディレクター

認知症の方にもお客さんにも心に残る料理店にしたいです。ご支援よろしくお願いします。

 

●鈴木美穂

NPO法人 maggie's tokyo 共同代表 理事

注文を間違えたって、不手際があったって、大丈夫!トライアルオープンしたときのあの温かくて幸せな空間を少しでも多くの方々に感じていただけたら嬉しいです。
そして、このプロジェクトが、どんな病気や困難を抱えている人にとっても理解ある寛容な社会をつくっていくひとつのきっかけになることを心から願っています。

 

●徳田雄人

「NPO法人認知症フレンドシップクラブ 理事

この企画を通じて、認知症があってもなくても、普通にはたらける、そんな場が増えていけばと思っています。

 

●米良はるか

READYFOR株式会社 代表取締役

 

「注文をまちがえる料理店」という考え方に、感銘をうけました。小国さんからこの話を聞いて、「ぜひ、一緒にやりましょう!」とすぐに発したことを覚えています。このプロジェクトを発端に社会の問題を別の側面から捉える「寛容な社会」を作っていけることにわくわくしています。

 

●夏川優梨

READYFOR株式会社 キュレーター

プレオープンの3日間で、「間違ったっていいじゃん」という考え方があるだけで、みんなが優しい気持ちになれることがとてもステキな体験でした。寛容的な社会に向けてもう一歩前進できるように、応援よろしくお願いします。

 

●松本彩恵

立教大学 コミュニティ福祉学部

このプロジェクトは、私たちが暮らしやすい社会を実現する一歩になると思います。
ご支援のほどよろしくお願い致します。

 

FAQ

 

≪レストランについて≫

 

1)行ってみたいけどちょっと不安です……。

店内にはサポートスタッフが複数常駐しますので、ぜひご心配なくお越しください。また、当日レストランの入り口でブックレットを配布予定です。認知症の方とどう接すればいいか?まちがいが起きた時どうすればいいか?そんな不安にお答えしたいと思っています。

 

2)認知症の方も調理をおこないますか。

当日の料理はすべてご協力いただくプロのシェフが担当いたします。

 

3)食品アレルギーの対策はされていますか。

食品アレルギーについては、入店前にスタッフにお知らせ下さい。スタッフが注文や配膳をサポートいたします。

 

4)料理の値段はいくらですか。

一律1000円で提供予定です。

 

5)常設店舗としてOPENする予定はありますか。

現状その予定はありません。ただし、興味を持ってくださった方々と協力して機会を増やしていけたら素敵だな、と思っています。

 

≪働き方について≫

 

1)お店で働く認知症の方はどのように募集していますか。

和田が運営する介護施設で、働く意欲がある方を対象に募集を行っています。

 

2)認知症の方は長時間働けるものなのでしょうか。

基本的には交代制で、ご本人やご家族と相談しながら適切な働き方を用意します。過度な負担をかけないよう、お店の近くに休憩できる場所も設ける予定です。

 

3)一般のレストランと働き方はどこが違いますか。

テーブルに数字を振ったり、注文を簡単にチェックできる用紙を用意するなど、認知症の方が働きやすいための工夫を施しています。また、お店のあちこちにサポートスタッフがいます。

 


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