プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

(注)本プロジェクトは、現時点で目標金額を達成していますが、達成率の表記が100%を超えて表示されていない現象が生じております。今後のご寄附につきましては、キャンセルは出来ませんのでご注意下さい。また、達成後も本プロジェクトは2017年2月15日(水)まで予定通り続きますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。

 

なお、達成に至る経緯・詳細については、以下のURLよりご覧下さい。

『フィリピンから456万円のご寄付をいただきました』

https://readyfor.jp/projects/ftcj_phspd/announcements/50001

(2017年2月3日追記 Readyfor事務局)

 

 

生まれた環境で未来を閉ざさないでほしい。支援の行き届かないフィリピンの視覚障害のある子どもたちへ最高の学習環境を届けたい!


ページをご覧いただきありがとうございます。フィリピンで障害者支援事業を担当しています、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、FTCJ)の石田由香理です。私は1歳3か月の時から全盲で、高校まで盲学校に通いました。盲学校で点字の読み書きを含む教育を受け、自立のための生活スキルを学んだ結果、海外の大学院を卒業。今は一人暮らしをしながら働いています。


フィリピンでは、学校に通うことができている視覚障害者が5%未満しかいないと言われています。国に盲学校は2校しかなく、職業訓練を受け高校卒業までの教育が受けられる盲学校はたった1校だけです。

 

生まれた地域が違うだけで障害者の可能性がこんなにも変わってしまう…。フィリピンの視覚障害児たちが夢を目指して可能性を広げていくことができるよう、このたった1つの盲学校を支援するため、今回のプロジェクトを立ち上げました。

 

本プロジェクトリーダーの石田です!

 

 

 

なぜ全盲の私が途上国支援を始めたのか

 

大学1年生の終わりに、現在私が所属しているFTCJが実施するフィリピンのスタディーツアーに参加しました。そこで出会ったのは、路上で暮らす子どもたちや貧困を理由とする性産業・虐待から救出された子どもたちでした。ツアー中、最も印象的だった言葉があります。

 

「君は目が見えないのに、英語もしゃべることができるし、こうしてフィリピンに来ることができる。フィリピンではまだまだ障害者は何もできない存在だと思われている。フィリピンで教育に関わる仕事をしている者として、僕は君のバックグラウンドにものすごく興味が有る」

 

この時から私自身もフィリピンの障害者事情に関心を持つようになり、この国ならば、私だからこそできることがあるのではないかと思いました。

 

現地の方々と打ち合わせをしている様子

 

 

視覚障害者の教育・生活環境を整えるため、寮の屋根の改修とミニバスの購入を行います

 

フィリピンでは、他の東南アジア諸国より数年早く、1992年に障害者の権利や
社会参加を保証する法律が制定されたにも関わらず、障害者の社会参加率はあまり向上していません。教育省は、視覚に障害のある子どもの初等教育就学率が5%未満、高校に進学できるのは2%未満だと発表しています。

 

日本には盲学校が70校以上ありますが、フィリピンには2校しかありません。そして、高校卒業までの教育を提供しているのは、フィリピン国立盲学校たった1校です。

 

フィリピン国立盲学校

 

地域の学校に通っている視覚障害者もいるのですが、適切な学習支援が受けられないため、授業に参加できずにただ教室に座っている子が多く、とくに7年生以降の中等教育になると、障害のある学生への支援者が在駐している学校はほとんどありません。地方では特に、障害者理解が進んでいないことや、学校の数も少なく通学距離が長いことなどが理由で、視覚障害者が教育を受けるのは本当に困難です。


障害者が大学進学資格を得るため、あるいは職業訓練を受けるためには、このたった1つのフィリピン国立盲学校に通わなければならないため、国全土から志願者が集まります。

 

盲学校での授業の様子

 

障害者用の機器を使い、算数の勉強をしています。

 

それにもかかわらず、学生たちが宿泊している築46年の寮の屋根は、太陽の熱を直接寮内に通し、96人が生活できる寮の気温は午前でも35度を超えてしまっています。

 

視覚障害のある生徒が学校へ通うためには、盲学校に併設された寮が必要です。ましてやここはフィリピン。日本とは違い、いくら白杖を使ったとしても、公道を歩いて学校まで通うということは非常に困難です。

 

そこで本プロジェクトでは、この盲学校に併設する寮の屋根の修繕を行います。新たな屋根は一番外側がスチール製、その下に断熱材を入れ、天井に近い部分が木製という三重構造にするので、外部の熱を寮内に通しにくくなります。また、既存の平らな天井では室内に熱がこもってしまうため、天井を屋根と同じ三角形にすることで、天井が高くなり寮内の空間を広げることもできます。

 

白杖を使い学校へ通う生徒たち


世界保健機関(WHO)が開発途上国における障害者の割合を約15%と発表している一方で、フィリピン国家統計局は自国の障害者率を1.57%と発表しています(2010年)。世界基準と比較して、フィリピンではまだ多くの障害者が出生届けも出されないまま、その存在すらないものとされているのです。

 

「障害者は何もできない」

「教育を受けても仕方がない」

 

フィリピンではそんな風に思われていますが、私はそんなことはないと思います。私もフィリピンに何度も足を運び、学習環境が整備されていないだけで、優秀な子どもたちはここフィリピンの盲学校にもいるということが分かりました。国からも理解を得ることが難しく、誰もやらないのであれば、私たちNGOにしかできないことがここにはあると思います。

 

一生懸命、勉強をする子供たち。いい環境の中で勉強ができれば、
障害のある子たちも未来への希望を持ち続けることができます。

 

フィリピン国立盲学校の学生たちは、積極的にイベントやセミナーに参加し、教育を受けることで視覚障害者の可能性がどれだけ広がるかを披露し、障害者理解を深めようとしています。

 

そのようなイベント参加のために使われているスクールバスがあるのですが、使用20年で、屋根や床の鉄板は腐って穴が開き、学生たちの安全な移動が確保できなくなっています。本プロジェクトでは、新しいミニバスを購入することで、学生たちの安全な外出を保証し、障害者理解や社会参加の機会拡大を後押しします。

 

現在使われているミニバスは、ドアも床も鉄板でできており、雨漏りによって錆びついています。

 

窓ガラスにも亀裂が。このような危険な状態で、通常なら廃車にするであろうまま20年走り続けています。

 

 

誰でも希望を持って生きることができ、そして「共に生きる社会」を目指したい

 

私は1歳3カ月で失明してから、高校卒業まで盲学校に通いました。点字の教科書
に沿って毎日授業があるのはあたりまえで、時には全国模試などを通して学習の到達度を知ることもできました。

 

そのような状況下でさえ、高校3年の夏休み、母親は私に向かってこう言いました。

 

「あんたは目が見えんのやから、どうせろくな就職先無いんやから、高い金使っていい大学行っていったい何になる。会社は一流大学を出た全盲より、名も無い大学出でいいから弱視のほうを採用するんや。お前が思ってる以上に障害者って邪魔なんや」

 

それまで18年近く私を育ててきた親が、私の可能性を信じてはいなかったこと、私の未来を、そして存在を否定された経験は、9年たった今でも忘れることはできません。


人は生まれる国や家を選ぶことはできません。それなのに、同じ視覚障害者なのに、生まれた国によって得られるチャンスに差がある現状を、他人事だからと見過ごすことができるでしょうか。

 

 

日本にいる私たちの今の生活も、障害者の権利を主張し、行動範囲を広げようとした多くの先輩方の苦労の上に成り立っています。先輩方が作り上げてきた居心地のいい環境に甘えるだけでなく、今の時代を生きる私たちは、その歩みを周辺国へ伝えていくべきだと思うのです。

 

そのためにまずは、フィリピンにたった1つしかない盲学校の学生たちや先生方と一緒に、視覚障害者の社会参加の機会を広げ、教育環境を整えていきます。そして、視覚障害のある生徒でも輝ける、という卒業生を作り、「僕にも、私にも、できるんだ」とすべての視覚障害のある子どもたちに希望を持ってもらいたいと願っています。

 

どうか私たちの挑戦に、ご支援をいただけないでしょうか?

応援、よろしくお願いいたします。

 

 

 

税制上の優遇措置について

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、2012年3月16日より「認定NPO法人」として認定されています。認定NPO法人とは、NPO法人のうち、その運営組織及び事業活動が適正であること並びに公益に資することについて一定の要件を満たすものとして、国税庁長官の認定を受けた法人のことをいいます。

 

この、新たな税額控除制度により、当団体に対する皆さまからの寄付・募金は「特定寄附金」とみなされ「寄附金控除」の対象となります。控除額は、「税額控除」、「所得控除」の2つのうち、メリットが大きい方を選ぶことができます。

 

※「税額控除」 を選択されると、多くの場合、所得税額が従来よりも少なくなります。「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当団体が発行した「領収書」の提出が必要となります。


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