2017年1月12日に安倍昭恵総理夫人が国立盲学校を訪問してくださった後、私と校長先生は10社ほどのメディアさんから囲み取材を受けました。その際に、「クラウドファンディングは今いくらまで達成していて、後いくら必要なのですか?」と聞かれ、 「今180万ペソまで達成していて、あと200万ペソほど必要です」と答えました。私がそう答えたのが、翌日『スター』というメジャーな新聞に掲載されました。

 

2017年1月13日、私たちが校長室でミーティングをしているところに電話がかかってきました。それはある財団の代表をされている女性の方からで、「フィリピン障害者支援事業に200万ペソを寄付したいので、今から小切手で持って行くのでそこで待っていてほしい」という電話でした。200万ペソは日本円に換算すると約456万円(2017年2月1日換算)になります。

 

信じられない申し出に、校長室にいた私達みんなは驚きました。 生まれて初めて、いいえ、きっと人生で最初で最後だと思うのですが、約456万円がこんなにも急にやってくるという場に立ち会いました。

 

ご寄附のお申し出を下さったのは、その財団の名誉会長を務めていらっしゃる81歳のフィリピン人男性だということがわかりました。財団の代表の方によると、その名誉会長さんは、新聞を読むなり出かけようとしていた代表を呼び止めて、「君は今日、他の仕事は何もしなくていいから、今すぐ銀行に行ってチェックを作って、この若い日本人女性に持って行きなさい。新聞によると彼女は明日には日本に帰国してしまうから、今盲学校へ行きなさい」とおっしゃったそうです。

 

さて、信じられない出来事と喜びだったのですが、問題が一つ発生しました。

 

フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、フィリピンにて組織としての法人口座を持っていないことや、ご寄付が海外からということで、手続き上の問題等があり、Readyforを通じての入金ではなく、直接フィリピン国立盲学校にご寄付頂くこととなりました。

 

今回のご寄附を頂いたことで、プロジェクトを実行するのに必要な800万円という目標金額を実質的に達成することになりましたので、Readyfor事務局とも協議の上、これまでReadyforを通じてご寄附頂いた金額に、今回フィリピン国立盲学校に入金されている分の金額も含めてクラウドファンディングの支援総額に反映させて頂くこととなりました。

 

 

ご寄附をくださったフィリピンの財団と名誉会長及び代表者の方の、大きな暖かいご支援のお申し出に心から感謝すると同時に、これもメディアにとりあげていただいたおかげであり、総理夫人に訪問していただいたおかげであり、そのご訪問をアレンジしてくださった外務省の方々のおかげであり、フィリピンの方に協力しようと思っていただけるところまで達成率を上げてくださっていたみなさんのおかげです。もうどなたにどうお礼を申し上げたらいいのか分からないですが、本当にありがとうございます。

 

頂いたご寄付は、国立盲学校の寮設備の改修、ミニバスの購入費として大切に使わせていただき、また寄付者の皆様へも随時現地での進捗を共有させていただきますので、これからも応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

新着情報一覧へ