コースタル×クラウドファンディング 終了報告
皆様からのご支援のおかげで、無事に4人乗り(クォード)のコースタル艇を購入することができました。心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
【2028LAに向けてローイングの裾野をビーチから広げたい!】クラウドファンディングプロジェクトの終了報告をさせていただきます。
【 艇の配備と進水式 】
2023年2月に購入したコースタルのクォード艇が神奈川県葉山町の一色海岸に配備されました。想定よりも3か月以上早く納品されたため、イベントでの活用機会を増やすべく、協会として企画準備に邁進してきました。
▲納品時の様子
最初に行われたイベントは3月5日の「新艇記念パーティ(進水式)」でした。支援者を中心に葉山へ集結し、新艇のお披露目と体験会で交流を深めました。
当日の海風は非常に強かったのですが、波は穏やかで快適にボートを漕ぎ進めることができました。試乗された方々には満足していただけたようで、やはり二人乗りのダブル艇にはないスピード感や一体感を味わえるのがクォード艇の魅力だなと改めて感じた次第でした。
▲試乗会の様子
進水式では、公募で集めていた艇名の発表とロゴサポーターのステッカー貼りを実施しました。艇名は、「Hayama2023」と「Isshiki2023」。この葉山・一色の地からコースタルローイングが発展することを願い、名付けられました。最後に記念撮影で締めくくり、幸先のよいスタートを私達は切ることができました。
▲支援者のロゴ掲出と記念撮影
【 お台場でのレース開催と親子向け体験会 】
クォード艇購入をきっかけに、私達が直近で最も力を入れて取り組んだのが、GW期間中の5月5日に東京のお台場海浜公園で開催したレースと体験会でした。このイベントに焦点を当てた理由は、都心からアクセスの良いお台場には毎年数万人の来場者が集まるためです。大会には合計10クルーがエントリーし、体験会は即時予約枠が埋まってしまうほどの盛況を見せ、購入したクォード艇が文字どおり大活躍となりました。
▲集合写真とレース(©佐藤淳子/JARA)の様子
これまでも様々なイベントを行ってきましたが、参加者が多かったことで最も盛り上がりを見せました。クラウドファンディングで購入させていただいたボートがあるからこそ、私たちは大会や体験会を行うことができ、今までコースタルローイングを知らない方々にもアピールする機会を作ることができました。皆様の応援が普及活動を後押ししてくれており、少しずつ“コースタルの輪”を広げることができていることに感謝の念が尽きません。
【 今後の展望 】
クォード艇は引き続き葉山・一色海岸に配備されており、一般の方々にもレンタルいただけるようになっています!コースタル艇に乗るきっかけが無かった方にこそ、是非レンタルして海で漕ぐ楽しさを体験してもらえると私達も非常に嬉しいです。
今年も葉山ではいくつかコースタルローイングのイベントを実施する予定となっています。直近では7月に日本代表選手を決める評価レースにクォード艇が使用されます。10月には葉山でビーチスプリントの大会を主催し、昨年実施できなかったクォードの種目が追加される見込みです。クォード艇が導入されたからこそ、イベントの規模に広がりを見せています。
▲葉山でコースタル艇のレンタル実施中
【 収支報告 】
皆様からいただきましたご支援の収支を報告させていただきます。
今回ご支援いただいた金額は 5,770,000円 となります。この資金の使途は以下の通り使用させていただいております。
スイフト社製コースタル4人乗り艇(2艇分)購入費:3,774,100円
READYFORサービス利用料 :1,078,990円
艇関連備品(艇カバーなど)購入費 :264,245円
試乗会イベント(葉山試乗会、お台場大会)開催費:652,665円
今後も2028年のロサンゼルス五輪に向けて、コースタルローイングの普及活動を継続していきたいと考えております。多くの方々に愛され、地域社会から必要とされるスポーツとして、ローイングの明るい未来を作り上げることを目指していきます。引き続き、ご支援のほど宜しくお願い致します。
最後になりますが、このプロジェクトにご協力くださいましたすべての皆様のご多幸をお祈り申し上げ、御礼のご挨拶とさせていただきます。
日本ローイング協会コースタルローイング委員会
プロジェクト責任者:八木陽介 プロジェクト担当:石橋広陸