「北海道百年記念塔」解体差し止め住民訴訟にご支援を!

「北海道百年記念塔」解体差し止め住民訴訟にご支援を!

支援総額

10,452,000

目標金額 3,000,000円

支援者
1,400人
募集終了日
2023年1月10日

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2023年04月01日 12:15

北海道百年記念塔解体差止訴訟プロジェクト終了(中間)報告

【はじめに】
 

北海道百年記念塔の解体工事差止を求める裁判費用を集めるため令和4年10月12日に始まったReadyforプロジェクト「『北海道百年記念塔』解体差し止め住民訴訟にご支援を!」プロジェクトは令和5年3月31日にReadyforプロジェクトしては期限を迎えます。

 

この間に全国の1400名もの方々から1000万円を大きく超える浄財をいただきました。この資金によって北海道を相手にした行政訴訟という極めて難しい訴訟を戦うことができました。まずはご支援をお寄せいただいた皆さまに感謝申し上げます。

 

Readyプロジェクトしては3月31日が最終日となりますが、北海道百年記念塔を守る私たちの戦い、法廷の場で私たちの主張の正当性を明らかにする戦いはまだまだ続きます。規約上終了報告となっていますが、私たちのとっては中間報告です。そうした状況を踏まえまして、代表の野地秀一のあいさつを掲載いたします。

 

 

【ご報告】

 

ご支援頂いている皆さまへ

北海道百年記念塔を守る会 代表 野地秀一

 

日頃は北海道百年記念塔を守る会の活動にご支援賜り厚く御礼申し上げます。令和4年10月12日から開始したクラウドファンディング「北海道百年記念塔プロジェクト」は令和5年3月末日で一応の終了となります。クラウドファンディング(CF)をはじめ、直接弊会の口座にお振込みや現金書留でもご浄財をお預かりしたことで、活動を続けることが出来ました。CFでは1,400人の多くの方々にご支援頂きました。

 

さて、令和5年3月28日、札幌地方裁判所において北海道百年記念塔解体差止訴訟の中間判決、並びに解体差止の仮の申立てについての判断も下りました。残念ながら、結果は「いずれも却下」でした。これにより結審となり、地裁での敗訴が確定しております。判決の内容は、①百年記念塔の解体撤去及びそのための費用の支出に処分性が認められるか②原告適格についてを争点として、①において「百年記念塔が解体撤去されることにより、百年記念塔を利用等することが出来なくなるのは、野幌森林公園を訪れた不特定多数者に対する一般的抽象的な事実上の影響にすぎないものであり、原告らが主張する権利ないし利益に具体的に配慮すべきことを義務付けているとはいえないから、百年記念塔を通じて醸成された何らかの価値が仮に損なわれるとしても、百年記念塔が解体撤去されることによって生じる反射的、間接的な影響であって、北海道の住民の権利義務を直接に形成することが法律上認められたものということはできない。そのため、原告らの主張を踏まえても前記結論は何ら左右されるものではない。」として、処分性を認めず、この点で不適法であるので、②については判断するまでもなく、不適法として申立てを却下しております。これにより一審での敗訴が確定しております。誠に残念であります。

 

判決の内容を読むと、百年記念塔の歴史的価値や半分が道民の寄付によって建てられた

先人達の思い、北海道に暮らす住民のふるさとへの思いなど全く考慮せずに反射的、間接的な影響と片付け、我々の思いを踏みにじる内容であると言わざるを得ません。

 

これを受けて、我々は次のステップとして控訴をすることに致しました。仮の差止めについても申し立てを行う予定です。すでに、塔は頭頂部の解体が始まり、今までの塔の姿では無くなっていく状況にあります。時間的な猶予はありませんが、過去の建造物でも、工事中に解体をストップして残られた建物等もございます。

 

まずは、お世話になった皆さまへ札幌地方裁判所の判決の結果をお知らせいたします。力及ばす本当に申し訳ございませんでした。しかしながら、我々は最後まで闘い抜く所存ですので、引き続きご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

 

 

【取り組み結果】

 

北海道百年記念塔の解体差し止めを求めて、令和4年10月3日、札幌地方裁判所に「訴状」を提出し、「令和4年(行ウ)第35号 建物解体撤去等差止請求事件」として事件番号が与えられました。

 

令和4年11月22日に第1回口頭弁論が行われ、原告である私たちに訴訟を行う資格があるのかを検討する「訴訟要件」が当面のテーマであることが裁判所より示されました。これを受け、令和4年12月21日、令和5年1月17日に原告の主張を明らかにする準備書面を札幌地裁に提出しています。

 

2022年11月22日 22:02

【速報】第1回口頭弁論 開かれる!

https://readyfor.jp/projects/100nenkinento/announcements/242250

 

 

一方、被告である北海道は11月18日に原告訴状に対する答弁書を提出。第1回口頭弁論を経て、令和5年1月18日に、原告準備書面に対する反論である被告準備書面を提出しています。原告はこの前日である17日に主張を補強する準備書面を提出していますが、被告はこれに応えることなく第2回口頭弁論を迎えました。

 

これに対して原告は、11月18日の被告準備書面に対する反論である第3準備書面を第2回口頭弁論の前日である令和5年1月23日に提出しています。

 

第2回口頭弁論を前に、原告は被告の主張に対する反論を2回、被告は原告の主張に対する反論を1回書面で提出しましたが、それに対する再反論も行っています。

 

令和5年1月24日に第2回口頭弁論が開かれました。行政訴訟は、有権者・住民の訴えを実現したという熱意や関心が裁判の行方にも大きく影響するということから、法廷を満員の傍聴人で埋めようと、私たちは1月に入ってから2回の札幌チカホ(札幌駅前地下歩行空間)での展示会、記念塔周辺4万世帯に対するパンフレット配布などの取り組みを行い、口頭弁論前日には札幌産業振興センターで、訴訟団顧問弁護士に東京で結成された「北海道百年記念塔を支える会」の現地ツアー30人を交えて「決起集会」を行いました。

 

2022年12月15日 22:50

「北海道百年記念塔訴訟支援 1月アクション」敢行

https://readyfor.jp/projects/100nenkinento/announcements/245512

 

 

こうした取り組みによって第2回口頭弁論には200人を大きく上回る傍聴人が札幌地裁を訪れました。民事訴訟・行政訴訟としては「裁判所の始まって以来の傍聴者」と対応に当たった裁判所職員が語っていました。

 

訴訟団顧問弁護士は、この様子を見て「記念塔を守りたいとこれだけの人々が裁判所に詰めかけたことが何よりも訴訟要件の証し」とする第4準備書面を札幌地裁に提出しました。これに対する被告の反論はありません。

 

第2回口頭弁論で、谷口哲也裁判長は、次回の口頭弁論で訴訟要件について判断を下す中間判決を行うと宣言。訴訟要件が認められれば裁判は続行し、記念塔を巡る道の決定の正当性を審理するすることとなり、訴訟要件が認められなければ終局判決となって一審の敗訴が決まります。

 

2023年01月25日 10:31

百年記念塔解体差止訴訟 第2回口頭弁論 報告

https://readyfor.jp/projects/100nenkinento/announcements/250991

 

 

一方で道は厳冬期にもかかわらず解体工事を強行し、第2回口頭弁論に合わせて本体の解体に入るという暴挙に出ました。第2回口頭弁論での裁判官の心証を伺っていたわれわれは、ここにいたって解体の差し止めを求める仮の申立てを行うことを決意し、2月24日に札幌地裁に申立て書を提出しました。

 

2023年02月28日 15:00

記念塔解体差止め仮処分の申立を行いました

https://readyfor.jp/projects/100nenkinento/announcements/255859

 

札幌地裁は、この申立てに対する反論を3月14日まで提出するように道に命じ、道は同日に答弁書を提出しています。その内容はこれまで同様に原告には訴訟要件がないとするものでした。

 

この間、私たちはチカホのイベントやビラまきなどで継続的に世論を喚起。東京の「支える会」は、北海道新聞に意見広告を出すことを3月に入って発意し、私たちも協力して実質的に10日間で370万円の募金を集め、3月22日の北海道新聞朝刊札幌本社版(対象人口300万人)に10段の意見広告を打ちました。

 

2023年03月22日 09:34

記念塔意見広告 道新朝刊10面に掲載

https://readyfor.jp/projects/100nenkinento/announcements/259174

 

 

こうして迎えた令和5年3月28日、第3回口頭弁論が開かれました。行政事件の3回目としては異例の傍聴券対象となりました。マスコミを多く詰めかける中、谷口裁判長は、原告に訴訟要件がないとして本訴、仮の申立てともに却下の判断を示しました。

 

2023年03月28日 19:18

【速報】記念塔裁判の判決と決定

https://readyfor.jp/projects/100nenkinento/announcements/260263

 

これは平成年代に進んだ司法改革の動向を踏まえない、古色蒼然たる判断であり、原告として到底承服できないものであることから、口頭弁論後にロイトン札幌で開いた記者会見で、野地秀一代表は高等裁判所への控訴を宣言しました。

 

また仮の申立てに対する却下についても到底受け入れることが出来ないことから、札幌高等裁判所に対して即時抗告を行うことを決めました。あわせて記念塔が失われたとしても最高裁まで争うことをマスコミ・大勢の支持者の前で誓いました

 

 

以上のように、私たちの戦いは終わったわけではありません。これから札幌高裁に場所を移して戦いを継続します。このような訴訟体制が取れるのも、クラウドファンディングで多くのご支援をいただいたおかげです。控訴審に移っても継続してこのページで新着情報を発信してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

【収支報告】

 

 

上記のように3月28日時点で128万円の資金を残しています。これはリターン費用のほか、今後の控訴審、(望むものではありませんが)最高裁訴訟に向けた活動資金とさせていただきます。さらに資金が残った場合は、訴訟の取り組みをまとめた報告書の編集制作費に充て、すべての資金を記念塔訴訟関連で完結いたします。

 

 

【リターンの発送状況】

 

Readyfor北海道百年記念塔プロジェクトでは、支援者リターン「裁判経過の報告メール」として「訴訟情報」「新着情報」をお伝えしているところですが、「3万円コース」以上の支援者の皆様には「北海道百年記念塔の絵葉書」をお約束しています。4月中に準備を行い、ゴールデンウィークの連休中に発送作業を行います。

 

これらに加え「30万円コース」以上の支援者様には、一審での訴状、準備書面、仮の申立て申請書等の「訴訟資料」を製本して送付いたします。これもゴールデンウィーク中に準備を行います。今しばらくお待ちください。

 

 

【今後について】

 

前述のように私たちの戦いは終わっていません。控訴審という新たな段階が今まさに始まろうとしているところです。支援者の皆さまには、これまで同様に【新着情報】や【経過報告メール】を発信してまいります。引き続きご関心をお寄せいただきますようお願い申し上げます。

 

リターン

2,000+システム利用料


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2,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール

支援者
581人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年2月

5,000+システム利用料


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5,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール

支援者
406人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年2月

10,000+システム利用料


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10,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール

支援者
349人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

30,000+システム利用料


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30,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
41人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

50,000+システム利用料


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50,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

100,000+システム利用料


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100,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

300,000+システム利用料


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300,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■裁判記録の提供
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

1,000,000+システム利用料


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1,000,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■裁判記録の提供
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

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