皆さまからのあたたかいご支援を賜り、最初の目標を達成することができました。 本当に、ほんとうに、ありがとうございます!おひとりおひとりのありがたいお気持ちが束になって、皆で目標を実現できたと思っています。そこで、復活できた「ウォード藍」の染料をより多くの皆さまに体験していただくために、プラス125万円、250万円のネクストゴールを目指したいと思います。

 

このプロジェクトは検証を重ねてスタートしたものの、「ウォード藍」が無事に根付くのか、やってみないとわからないところがありました。そして年明けにさっそく発芽を確認できたため、より具体的な夢を語れるようになりました。

 

栽培した「ウォード藍」をつかって、染料を復活させることができれば、南仏に続き、世界で2番目の例になります。気仙沼でしか染められない色を求め、世界中から染め体験をしたいと訪れる方々が出てきます。

 

そこで、染料を復活できたあとのお話をしたいと思います。これまでは下図の「Step1」のフェーズしかお見せしていませんでした。そして発芽が確認できた今、続く「Step2」、「Step3」のお話をさせていただこうと思います。

 

ウォード藍の染料を世の中にデビューさせるロードマップ

 

▼スケジュール

●2017年初夏(初年度)

・試験栽培した「ウォード藍」の収穫+染料づくり

・次年度用いる種の自家採取

●2018年初夏(次年度)

・作付面積を増やし、初年度得た栽培ノウハウを活かして栽培した「ウォード藍」の収穫

・「ウォード藍」を用い、復活させた幻の染料をご体験いただける染め場の整備

●2018年秋~

・「ウォード藍」の染め体験開始

・「ウォード藍」、および畑土壌を「ウォード藍」向きに変えていくため植えたお野菜と触れ合える、農業体験開始

 

わたしたちが最終的に思い描いているのは、気仙沼で復活できた「ウォード藍」の染料を求め、世界中のひとびとが訪れ染め体験ができる工房と、農業体験ができる畑をつくることです。工房には、「ウォード藍」で染め体験ができる染め場ほか、ウォード藍に関する資料を揃えた展示スペースを整備します。また、短期滞在して染め体験と「ウォード藍畑」での農業体験をしたい方向けに、工房内に宿泊スペースを設ける予定です。

 

昨年12月に契約した建物。昭和8年竣工。撮影は2013年。

 

せっかく「ウォード藍」の染料を復活できても、皆さまが実際に染料を体験できる空間を用意しなければ意味がありません。

 

わたしたちがたどり着いたのは、昭和8年に竣工された古い洋館でした。凝った意匠が目を引く、気仙沼の歴史を感じる流麗な建物です。もともとは味噌・醤油の製造元で、その後は大内料理学院として知られていましたが、それもクローズ後、10年以上、誰にも使われていませんでした。

 

気仙沼の“街場”には、いくつかこういった洒落た建物が残っています。地元の方にお伺いしてみると、昭和4年の大火で気仙沼が丸焼けになったとき、当時の旦那衆が競い合って建てた看板建築だそうです。水産業でびっくりするくらい儲かっていた時代で、1年でもとよりすごい街になったのだとか。

 

意匠も木口も、当時最高のものを使っているのですが、年月が経ち、2011年の地震で躯体に亀裂が入り、また、内装は木造でかなり傷んでいるため、本格的に「ウォード藍」を収穫できた2018年初夏のタイミングに合わせ、改修をすすめていく予定です。

 

大家さんからお借りした、大内料理学院として使われた頃の建物の写真

 

気仙沼「みなと祭り」当日撮影。ご近所の方からお借りした、昭和62年頃の写真

 

工房メンバーが染めをするアトリエスペース

 

染め体験希望者が短期滞在できる宿泊スペース。これらは自費で捻出予定

 

染め場に改修予定の建物1階。木造で古いため、相当傷みが進んでいる

 

雨漏りや、すきま風も。天井も床も1回解体しなければならない

 

建築会社さんにざっと見てもらったところ、染め場として利用したいと考えている建物1階を、最低限人が安全に作業できる空間に修復する「建物の補強工事」および「染め場の改修費用」には、最低で800万がかかるそうです。

 

この800万円を目標に、現在、工房メンバーで資金調達に奔走しています。これまでの自分たちの利益に加え、ご融資をいただける金融機関のお話をうかがっているほか、歴史的建造物を補修・保存に尽力している団体様のご協力を得て、補修費用の全額調達を目指しています。そこでネクストゴールとして、改修費用の一部125万円を乗せた、250万を目指したいと思います。

 

一時世界的に手法の絶えた「ウォード藍」を気仙沼で栽培し、土地の利を活かした唯一無二の染料をつくること。歴史的建造物内でその染料にじかに触れ、染め体験ができるアトリエ空間を創ること。それはわたしたちの子ども世代、その孫の世代にまで続く地域遺産を創ることだと信じています。

 

残り期間わずかではありますが、復活できた「ウォード藍」の染料で多くの皆さまが染め体験できる環境を整備するために、ひとりでもたくさんの皆様からの、さらなるご支援、シェアのご協力をお願いできればと思います。わたしたちは本気です!どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

藍工房 OCEAN BLUE

代表 藤村 さやか

 

 

 

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