
支援総額
目標金額 600,000円
- 支援者
- 86人
- 募集終了日
- 2022年12月2日
リターンの両吟集について
クラウドファンディングはじまりました。さっそく心あたたまる応援をいただき、ありがとうございます。最後まで見守っていただけるとうれしいです。
1990年10月、はじめて蝦名さんから手紙をもらいました。内容が、連歌の誘いだったことは忘れていましたが、連歌なんてそんな難しいことできないわと思った気がします。でも、92年には、蝦名さんと両吟(ふたりでの連歌)をはじめていました。途中で中断したり互いに行方不明になったりしていたのに、再会して、また両吟を再開して、それは亡くなる前年の2020年9月まで続きました。
これまでに全部で28巻(1巻60首)ですから、ふたりで1680首、詠んできました。最初の18巻を5冊の小冊子(私家版)にまとめました。そのあとの4巻を中心に、去年、書肆侃侃房さんから「両吟歌集 クアドラプル プレイ」を出版していただきました。

本を出すなら両吟集が先だと、蝦名さんが言い張ったんです。死後、古い手紙を整理していたら、90年代の半ばころ、「イーハトーブ喪失」の出版のあとの手紙に、次の本は両吟集だよ、と書いてありました。当時、本をつくるとか私は想像もつかずにいたので、そのまま忘れていたのだと思います。亡くなる前に両吟集が出せることが決まったのは、きっと蝦名さんの執念でした。
蝦名さんとの両吟は楽しかったのです。蝦名さん、もっと短歌の上手な人と遊べば、もっと素敵な一連になったもしれないのに、と私はときどき思ったものでしたが、一緒に遊んでもらえて幸福でした。結社にも属さず、短歌の発表の場も持たなかった蝦名さんの短歌が、こんなかたちででも残ったのなら、野樹のいた意味もあるかもしれません。
連歌、両吟は、たくさんの駄作もとどめながら、駄作にも生きる意味があると言える、一人では立つことのできない地平に立てる、希望と可能性を持った詩形式、蝦名さんが愛した詩形式でした。
「クアドラプル プレイ」以降の両吟6巻が、(10首クアドラプルに載せた以外)未発表のままです。6巻360首、うち蝦名さんの短歌が180首。リターンとしてこの6巻を、冊子にまとめて、お配りしたいと思います。どのような形になるかはまだ未定ですが、ここでしか配る機会もないと思います。
応援いただいて、受け取ってもらえるとうれしいです。
イメージはこんな感じ。
「短歌両吟第7集 カイエ」。「カイエ」は最後の両吟のタイトルです。
応援したいけれど、クラウドファンディングが難しいという方は、メールください。
リターン
3,000円+システム利用料

完成した歌集1冊
完成した歌集『ニューヨークの唇』一冊をお送りします。
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年7月
5,000円+システム利用料

完成した歌集1冊と、私家版の冊子
完成した歌集『ニューヨークの唇』一冊をお送りします。
未発表両吟の私家版冊子をお送りします。
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年7月
3,000円+システム利用料

完成した歌集1冊
完成した歌集『ニューヨークの唇』一冊をお送りします。
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年7月
5,000円+システム利用料

完成した歌集1冊と、私家版の冊子
完成した歌集『ニューヨークの唇』一冊をお送りします。
未発表両吟の私家版冊子をお送りします。
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年7月

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