プロジェクト本文
自己紹介
ページをご覧いただき、ありがとうございます。北海道の道東、酪農の盛んな町である標茶町で10年前から自然の草木から色を頂いて蜜蝋に混ぜた手作りのクレヨンを作っている伊藤といいます。
生まれは岡山で2歳から静岡県浜松市に住み、大学で北海道にやってきました。その後、畑作農家で働きましたが、2人目の出産時に腰の骨を折り、農業が出来なくなり、自宅で出来る草木染めを始めました。
講師として講習会をしていた時に、化学物質過敏症の小さな男の子に出会い、「市販のクレヨンで絵を描くことが出来ない」という話を聞きました。その子のためにその日に草木染めを辞め、自然のものだけでクレヨンを作れないものかと10年かけてクレヨンを開発。その後、草木から色を頂いた絵の具なども作っています。
最初は、クレヨンの形にならないどころか、薄い色しかできず、表面も白く蝋が固まり、描きにくいクレヨンしかできませんでした。その後、改良し「優しい色合いのクレヨンですね」と言われるまでに。試し描きでホッと笑顔を見せるお客様を見ながら、こちらも嬉しくなり作っていてよかったなと感じます。
また、化学物質過敏症のお子様や大人の方、自然に寄り添いたい方、お孫様に安全な画材を考えておられる方など、色々な方にお使いいただいており、クレヨンを通して沢山のお客様や仲間が出来たことがとても人生のプラスとなっています。
クレヨンの作り方
それをクレヨンや絵の具に混ぜて作っていきます。
とても手間のかかる作業をコツコツと地道に少しずつ作り上げています。
山梨で公務員をしていた息子も北海道に来て一緒に作業をするようになり、キーホルダーやクルミのインクを息子が手掛けるようになりました。
SLのススから作った「SL冬の湿原号ススクレヨン」、夏の間青草だけ食べている牛の緑色のウンチから色を頂いて作った「ウンチクレヨン」、ヒグマが食べる植物から色を頂いて作った「ヒグマのごはんクレヨン」など、ちょっと変わったクレヨンつくりも楽しみながら作っています。
北海道には昔からアイヌの方々が住んでいます。
彼らはいつも「草木一つ一つには、それぞれ神様が宿っている」と言います。
そんな神様から私たちは色を頂き、その色で画材を作っています。
決して人工的に着色せず、あるがままの色で作っています。
神様から頂いた色であることを大切にし、常にその色に感謝し、畏敬の気持ちを持ちながら大切に作り続けています。
プロジェクトを立ち上げたきっかけ
現在のクレヨン工房は、築59年の古い建物を移築し、最初は酪農地帯にある小さな小学校の敷地内に青年会館として使われていました。そこで会議をしたり、結婚式もされていたそうです。のちに保育所としても一部使われるようになり、小さなお子さんたちのにぎやかな声のする建物だったようです。
その後、コミセン、保育所が別な場所に建てられ、学校の職員住宅として使われていましたが、学校の移行に伴い、この建物も使われなくなり、取り壊し予定でした。
丁度その頃、工房を探していた私の目に留まり、役場から許可を得、地域からあたたかく迎えられ、この建物で工房兼ショップをすることとなりました。
それから10年が経ち、老朽化が激しくなり、役場もいよいよ取り壊しの話が出たため、移転をすることにしました。
工房の移転先について
移転先は小さな湖がある小さな駅「塘路駅」の向かいの倉庫を見つけました。小さな駅ですが、夏にはノロッコ号という列車が止まり、冬にはSLが止まるにぎやかなその駅の周りにはあまり店もなく、降りたお客様もどことなく淋しそうに見えました。
この標茶町には道の駅がありません。
そこで、クレヨンの工房とショップを作るにあたり、クレヨンや雑貨だけではなく、標茶町の特産品を置けるスペースも作れば、この町を知ってもらえたり、人と人を繋げられる場所に少しでもなれたらいいなあと思うようになりました。
実はこの物件、1階は古い倉庫で、2階が住宅部分になっていますが、水道、電気は隣のハンバーガー屋さんから引っ張っている難物件でした。
さらに・・・
・地面を掘って水道管を新たに入れ、独立した水道を引かなければなりません。
・電気もブレーカーもないため、倉庫内と2階部分にブレーカーや電気配線工事をしなければなりません。
・二階にお風呂場はありますが、ボイラーがないため、水しか出ず、1階の作業場も水しか出ません。
・灯油タンクもなく、ストーブもありません。
・倉庫のため、壁の断熱材はもちろんなく、断熱もしなければなりません。
・床はなく、コンクリートが一部見え隠れしているガタガタな地面です。
こちらの物件は、賃貸でありながらも工事費に多大な費用がかかります。
であれば、水道も電気もある普通の空き家を探すべきだという方もいらっしゃいました。そのような物件もいくつも探しましたが、工房とお店を兼用することから、少し広い空間のある建物で、出来れば自分たちがそこに住めれば、通勤時間も無くなり車も1台ですみ、経費も時間もかからずいいだろうなと思ったのです。
また自然豊かな場所で自然素材のクレヨンや絵の具を、ゆったりと作れる場所を探したところ、この物件しかないと直感しました。
釧路市にも近く、雪が少なく、冬でも観光客がやってきたり、オオワシやアオサギ、キツネやリスたちがいる自然豊かな場所。
アイヌの方々が多く住んでいるというこの集落に、自分たちも住み、文化を知り、そして標茶の食べ物や町内外の作家さんたちの作品を置いたり、ワークショップをしたりと楽しめる空間を、皆様のご支援で共に作り上げられればと思っています。
プロジェクトの内容
今回、ご支援いただきました資金で、この倉庫を店舗兼工房にし、作家さんが来て、店内でワークショップをしたり、クレヨン作業風景を見学できたり、標茶の物産を買って楽しめるような空間にしていこうと思っています。
工事にかなり費用がかかり、時間もかかりますが、出来るところ(例えば壁に自然素材の塗料を塗る、棚を取り付けする、玄関を取り付けるなど)は自分たちでやっていこうと思います。
水道、電気工事に多大な費用がかかるのは、この物件が隣の建物から電気水道を引いていたことから分離する工事が必要で、地面に水道管を掘って繋ぐ工事にかなりの時間と費用がかかるためです。また、ボイラー、灯油タンク配管もないため、それらの費用もかかります。
これら、多大な工事費がかかりますが、必要最低限の工事を依頼するとともに、工事費の一部(55万まで)を補助してくれる町の補助金も申請をし通過しております。残りの工事費、外装費などを皆さんからご支援いただき、大工さんへの工賃や内装費用等(約80万ほど)は自分の資金から出して補填していきます。
【資金使途】
水道電気工事費 37万(実際92万。町からの補助金55万補填を差し引いた額
冷蔵ショーケース18万(チーズや牛乳等の町の物産販売のため)
外装費用18万
リターン5万
手数料22万 合計100万円
自己資金から
大工工賃 50万
内装費用(照明、塗料、床張りなど)30万 合計80万
【工事のスケジュール】
水道工事は地面を掘って水道管を引っ張ってくるため、地面の凍る冬の作業が出来ず、水道工事は2023年4月に行う予定です。
この期間、食品をあらたに扱うことから、食品衛生管理者、またクラフトビール販売も構想にあり、酒類小売業の資格を取るために保健所、税務署に足を運び、手続きをしてくる予定です。
店舗の外には、町内の牛肉など取り扱う自販機をここにも設置したく業者と交渉予定です。
プロジェクトの展望・ビジョン
以前は酪農地帯の、冬は雪で閉鎖される工房に自宅から30分かけて毎日通っていましたが、釧路市に近い小さな駅前のこの物件で、この町にはないアンテナショップ的な商品も置くことで、沢山の方々に来てもらえる場所になればと思います。
近くに大きな湖があり、カヌーも盛んで自然を満喫できる静かなこの場所で、アイヌの方々とも交流を深め、学び、小さな畑も作りゆっくりとクレヨンを作っていければと思います。
そして、ワークショップをしたり、作家さんたちの個展を開けるようなスペースも設け、気軽に立ち寄ってクレヨンや作家さんの作品を見たり、町内の美味しいチーズや牛乳や卵など購入してこの町のことを少しでも多くの皆さんに知っていただける空間になれるよう、どうぞ、お力をお借りしたく思います。
皆様のお力で、標茶に小さなアンテナショップを作り、カヌーだけではなく、色々な体験や楽しみを生み出せる場所を一緒に作り上げていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
- プロジェクト実行責任者:
- 伊藤 朋子
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年4月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
水道電気工事費37万(実際92万、町から補助金55万振込予定)、外装工事費18万、冷蔵庫ショーケース18万、リターン5万、クラファン手数料22万に使わせていただきます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 牛乳やチーズなど地域の物産を店内に置く予定でいるため、食品衛生管理者の資格が必要になりますが、2023年5月ごろに取得予定です。 クラフトビールの取り扱いも予定しており、酒類小売業の免許が必要になりますが、2023年5月ごろに取得予定です。
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 残り80万は大工労賃と内装工事(ペンキ、床張り等)費用。こちらは自分の貯金から支出。
プロフィール
2011年から北海道標茶町で、自然の草木の色を頂いた蜜蝋のクレヨンや、絵の具、インクなどを作っています。
リターン
3,000円+システム利用料
クレヨン4本お任せセット、nuri絵ハガキ3枚セット
感謝の手紙、クレヨン4本お任せセット、nuri絵ハガキ3枚セットをお送りします。
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 9
- 発送完了予定月
- 2023年5月
3,000円+システム利用料
クルミインク
感謝の手紙、オニグルミで出来た、今年秋に新発売したばかりの天然素材100%のインクをお送りします
- 支援者
- 35人
- 在庫数
- 10
- 発送完了予定月
- 2023年5月
5,000円+システム利用料
クレヨン10本紙箱minaminaセット
感謝の手紙、基本色が入った誰でも使えるクレヨン10本紙箱minaminaセットをお送りいたします。
- 支援者
- 19人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2023年5月
5,000円+システム利用料
クレヨン紙箱10本toytoyセット
感謝の手紙、小さなお子様でも描きやすい土の色のクレヨン4本が入っているtoytoyセットをお送りいたします。
- 支援者
- 15人
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2023年5月
5,000円+システム利用料
クレヨン紙箱10本kimセット
感謝の手紙、森の色を10色集めたクレヨンのセットをお送りいたします(kimセットは季節によって色の組み合わせが変わります)
- 支援者
- 9人
- 在庫数
- 11
- 発送完了予定月
- 2023年5月
10,000円+システム利用料
クレヨン木箱20本セット
感謝の手紙、クレヨン木箱20本セットをお送りします。
- 支援者
- 9人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2023年5月
10,000円+システム利用料
Tuna-Kai応援お気持ち10000円コース
開店祝いとしてリターンは要らないよというめちゃめちゃ心の広い方へ。
心より感謝を込めてお礼の手紙をお送りいたします。
お住いの方向に朝晩手を合わせてお礼いたします。
新店舗の壁にお名前を書かせてください。
- 支援者
- 39人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
30,000円+システム利用料
クレヨン20本セット、絵の具入り10色パレット
感謝の手紙、クレヨン木箱20本セット、絵の具入り10色木のパレットをお送りします。
色はお任せでお作りいたします。
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 6
- 発送完了予定月
- 2023年5月
50,000円+システム利用料
Tuna-Kai応援お気持ち50000円コース
開店祝いとしてリターンは要らないよというめちゃめちゃ心の広い天使のような方へ。
心より感謝を込めてお礼の手紙をお送りいたします。
お住いの方向に朝晩手を合わせて正座してお礼いたします。
新店舗の壁にお名前を書かせてください。
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
100,000円+システム利用料
Tuna-Kai応援お気持ち100000円コース
開店祝いとしてリターンは要らないよというめちゃめちゃ心の広い神様のような方へ。
心より感謝を込めてお礼の手紙をお送りいたします。
お住いの方向に朝晩手を合わせて正座してお礼いたします。
新店舗の壁にお名前を大きく書かせてください。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
プロフィール
2011年から北海道標茶町で、自然の草木の色を頂いた蜜蝋のクレヨンや、絵の具、インクなどを作っています。