温泉旅館の古き良き、和のおもてなしを守る！次世代まで引き継ぐ！

 

 

日本おもてなしCSの浦田証悟と申します。

 

 

 

 

この事業を開始したきっかけは9年前にある温泉旅館に仲居として勤める機会を頂いた時です。

 

１泊一人5万前後する比較的高級な旅館だったのですが、接客するのは昨日今日初めて着物を着たリゾートバイトの方ばかりでした。マニュアルもなく、感覚で指導する先輩方ばかりで契約の3か月どころか1週間も続かない、新卒の社員は直近3年の人は誰も残ってない。

 

しかしながら数少ない先輩方の接客は素晴らしいぬくもりのある和のおもてなしでした。ただ、「この技術、接客はこのまま引き継がれるのか？」容易に思い浮かぶ疑問でした。

 

そこで私はこの和のおもてなしを良い部分は残し、若い世代でもやりがいのある形にしてマニュアルを残し、旅館のシステムを改善させて欲しいと社長に頼みこみ、2年間で形にしました。

 

その後、8件の旅館で現場で働いたり、システムのコンサルをしたりして検証もしてみました。

 

労働基準法や、もともと根付いたシステム、世代の違い、接客の地域性など問題点は相当ありますが、大きく分けるとポイントは2つでした。

 

「やりがい」と「社会的地位」

 

実際現場で働くとすぐにわかるのですが、温泉街で勤務される方には共通の特徴があると考えます。

それを払拭するには「やりがい」と「社会的地位」でした。

 

誰もが、「私の職業は仲居です」「私は温泉旅館のフロントです」など胸を張って言えるプライドを根付かせることが一番大事なことでした。

これを日本全国に広げることが、下記の今後のビジョンに繋がる根本的に必要な事です。

 

・不人気となりつつある温泉街の復興
・繁忙期と閑散期がはっきりしている温泉街の閑散期対策
・行政と連携した地域の発展
・地元雇用の促進
・デッドスペースを活用したＦＣの全国展開

 

何年、何十年とかかる大きな事業になりますが、この第一歩が「人」そして「プロフェッショナル」の育成です。

 

 

 

 

 

私、浦田が静岡県を本社とし、日本の文化の代表の一つである、温泉旅館、和のおもてなしを守る事を目的としたプロの派遣とコンサルティングを事業とする会社を立ち上げます。

 

古き良き和のおもてなしの良いところを残し、現代の需要に合うようにシステムを整えて提供し、温泉街の再生、地域活性化、世界に誇れる日本の文化として崩壊しつつある温泉での和のおもてなしを次世代まで残すことを目的としています。

 

また、温泉での「仲居」という職種の世間での立場の底上げをし、近い将来CAや看護師のように女性が活躍する職業での人気と賃金の高い職にしたいと考えます。さらに海外からも募集が来るような人気職にしたいと思っています。

 

和のおもてなしのプロの派遣会社を設立することによってできること

 

・温泉旅館をまだ効率よくシステム化できていない旅館に対して、和の文化を残しつつ効率化し、結果的に人件費を大幅削減し、同時におもてなしのレベルも上げる。
 
・行政や組合などとの連携を持ち、寂れた温泉街そのものの再開発にも備える。
 
・温泉旅館でほぼ１００％デッドスペースと化しているカラオケルームや、スナックラウンジなどのテナント利用や、新店舗の提案。

 

先の事業プランとしては、現在温泉旅館でどこにでもあり、必ず閉鎖しているカラオケ、スナック、ラウンジなどのスペースのテナント化を提案し、全国的に展開、別事業としてのFC展開も考えております。

 

■ 会社設立後の人材募集について

　基本的にはここ数年定着しつつあるリゾートバイトの延長になります。

　その中で高時給である理由を明確にし、高い意識と研修期間を理解している方のみ採用しま

　す。また「手に職をつける」という意味で今後女性が活躍する職業の中で看護師、ＣＡなど

　に肩を並べる職になっていくよう現場のシステムや、働き方など根本的なところから改善し

　ます。

 

■ おもてなしの教育者と教育をする現場の旅館などについて

　教育者についてはＪＴＢの主催すの検定「日本の宿おもてなし検定」の上級を合格した方を

　中心に関東圏の温泉、北陸圏の温泉で20年以上務めた方、合計3名に教育をして頂きます。

　これはおもてなしにも地域制がかなりあるので敢えて違う地域の方で選定し、検定の教本の

　内容を基本として指導します。

　また、研修協力現場も同じく、北陸圏と関東圏で共に60年以上の歴史のある格式の高い旅館で

　行います。

 

 

今回のプロジェクトの一部にクラウドファンディングを活用したいと考えたのは下記の理由になります。

・今後、全国の温泉街で事業を展開していくためのコミュニティづくりの一歩としたい。
・より多くの方に和のおもてなしの魅力/こだわり、そして温泉街の今後などを知って頂きたい。

 

 

 

 

 

将来的には行政を巻き込んだ地域創成まで発展させる所存です。

 

最後に、「和のおもてなし」「温泉」「和食」「日本酒」など温泉街には地域に根差した世界に誇れる素晴らしい日本が沢山揃っております。

 

もちろん、日々システムなど進化はしておりますが、効率や利益を優先しすぎて良いところが消えてしまってる部分も否めません。

 

自信をもって提供でき、かつ効率的な「和のおもてなし」を少しでも多くの方に知って頂き、ご理解、賛同頂けるよう日々の活動をいたします。