【クラウドファンディングにご支援くださった皆さまへ】
このたびは、紫苑の心筋症治療のためのクラウドファンディングにご協力いただき、心より感謝申し上げます。
昨日6月24日午前、紫苑は動脈血栓と肺水腫により静かに旅立ちました。
たくさんの注射や薬、二度の入院……小さな体で本当によく頑張ってくれました。
痛みや恐怖を感じる場面も多く、そのたびに「これで良かったのだろうか」と、自問自答の連続でした。
それでも紫苑は、最後の瞬間まで僕のそばにいてくれました。
一緒に過ごした日々は、かけがえのない時間でした。
紫苑は、たくさんの奇跡を起こしてくれました。
一時は半身麻痺で「もう歩けないかもしれない」と言われたのですが、リハビリを重ねた結果、自分の足で再び立ち上がってくれました。
その姿に、先生も驚かれ、僕たち家族も涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
しかし、病は確実に進行していき、薬の量は増え、体への負担も重くなっていきました。
「少しでも楽にしてあげたい」と願いながらも、結果的に苦しい思いをさせてしまったのではないかという想いは、今も胸に残っています。
この写真は、亡くなる数時間前の紫苑です。
本当によく頑張ってくれました。

皆さまからいただいたご支援は、すべて紫苑の医療費に充てさせていただきました。
治療費は当初の想定を大きく上回りましたが、皆さまのお力添えにより、紫苑にとって最善の治療を受けさせてあげることができました。
そして何より、皆さまからの温かい言葉や応援は、僕たち家族にとって大きな励みと希望になりました。
本当に、ありがとうございました。
紫苑と過ごした2年間は、決して長くはありませんでしたが、苦しさも楽しさも全部含めて、僕にとっては幸せそのものでした。
紫苑が使っていたフードや道具は、その“生きた証”として、保護猫団体の皆さまへ寄付させていただく予定です。
正直に言えば、生き物と共に暮らすことの喜びと引き換えに、別れの辛さはあまりにも大きく、まだ心が追いついていません。
それでも、紫苑を通して保護猫団体の皆さまにたくさんの支えをいただいたことに、心から敬意と感謝を抱いています。
これからも、自分にできるかたちで、少しずつでも保護活動を支えていきたいと思っています。
最後になりますが、紫苑を応援してくださったすべての皆さまに、改めて心からお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。





















