プロジェクト終了のご報告
皆様、ご無沙汰しております。
扇会でございます。
この度は、私たちのクラウドファンディングにご支援いただき、誠にありがとうございました。
大変多くの方のご支援を頂けたことを心より御礼申し上げます。
皆さまのご支援のおかげで、2月からスタートしたこのプロジェクトも初収穫・売上を達成し、ひと区切りを迎えることができました。
ここに、2月〜7月の主な活動を振り返りながら、ご報告させていただきます。
【2月】法人登記を行い、事業を開始。耕作放棄地の開墾やビニールハウスの設置、畑作り、かぼちゃの苗作りなど、栽培準備に励みました。全くのゼロから始めることばかりで日々目の前にタスクに向きあいました。

【3月】かぼちゃの苗を畑に定植するとともに、トウモロコシとインゲンも植え、伝統的な混植栽培「スリーシスターズ」を開始。温度管理がとても難しい季節で、トンネルが飛んで行き、張り直す等、天候環境への適応の課題に日々悩まされました。

【4月】病害虫の防除作業に取り組む一方で、イノシシに苗を一部食べられるトラブルに見舞われました。大きな損失でしたが、耕作放棄地と向き合うことの厳しさを再び知るきっかけとなりました。 
【5月】除草作業やかぼちゃの皿敷きを行い、収穫に向けた準備を進めました。4月に行った追肥が効果を発揮し、かぼちゃがどんどん大きくなり色も濃くなっていきました。そして5月末から遂に収穫開始。営業活動も同時に進め販売先の確保にも力を入れました。

【6月】ついにかぼちゃの収穫が本格化。長崎のスーパーの店頭にも並び、チラシにも掲載頂く等、扇会のかぼちゃ【栗香かぼちゃ】という名前のブランドとして販売を開始。スリーシスターズの収穫も同時に進め、かぼちゃのみならずとうもろこし、いんげん豆の収穫も実施。
【7月】引き続き販売を行いましたが、保管していたかぼちゃの一部に腐敗が見られ、課題も明らかになりました。栽培方法や収穫時期、管理体制の見直しが今後の課題です。マレーシア、台湾へ輸出も実施を行い、雲仙市から始めてかぼちゃを海外に輸出することができました。

この半年間の取り組みは、試行錯誤と挑戦の連続でした。実際の住まいのリフォームから始まり、ハウスの施工、耕作放棄地の開墾、かぼちゃ・とうもろこし・いんげん豆の混植栽培、販売用POPの作成、さらには輸出への挑戦まで――栽培から販売まで一貫して進めることができたのは、地域の皆さまやご支援くださった皆さまの温かい応援と励ましがあったからこそです。
天候や栽培環境の変化に向き合いながら歩んだ日々で得た経験や学びは、私たちにとってかけがえのない財産となりました。今回のクラウドファンディングを通じて、あらためて「地域と共に歩む農業」の大切さを実感し、皆さまと共に作り上げたこの成果を未来へとつなげていきたいと強く思っています。
また、8月中にはホームページをオープン予定ですので、その際には改めてお知らせさせていただきます。これからも温かく見守っていただき、もし長崎にお越しの際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
心よりの感謝を込めて――これからも変わらぬご支援と温かい応援を賜れますと幸いです。
扇会 上村威、坂本将彦、松村隆成、久保瞳美





















