裏話　〜保護時②〜

裏話　〜保護時①〜　の続きです。

 

約束の時間になっても帰って来ない娘を心配しながら晩ごはんの支度をしていると

『ねー！！ちょっと来てー！！』と大きな声で娘に呼ばれました。

ただいま！の挨拶もなく、何事かと急いで玄関まで行くと、『見て！見て！』とリュックを開きました。

お土産でも買ってきたのかと覗いてみたのですが、？？？と思った瞬間に

 

『子猫！！ケガして血が出てるから病院行く！！』

『◯◯君に遅くまで診療している動物病院をスマホで検索してもらったから！！』

と…

 

私は帰宅時間が遅いことに腹を立てていたのと、ビックリしたのとでパニックになり怒ってしまいました。

娘は

『血が出てるから死んじゃうかもしれないし、夜寒くて死んじゃうじゃん！！』

と大泣き…

 

しかし、病院の診察時間もあり争っている場合ではないので、急いで家族と連絡を取り、かかりつけの病院へと車を走らせました。なんとか受付時間には間に合いましたが、１時間半くらい待つとのことでした。

 

娘にはアレルギーがあり、家には持病のある愛犬がいるので、子猫を連れて帰ることは出来ない…

犬の保護をしている方しか繋がりがない…

待ち時間も長い…

と色々と問題が頭の中でグルグルと回り始めました。

 

どうしよう、どうしようと悩んでいると

娘が小さな声で

『可愛い〜、飼いたいなぁ…』とつぶやきました。

 

しかし

可愛いけど、それは絶対ダメ！！としか言えない残念な母親になっていました。