塩害対策として、ご寄付して頂きました

ドームの半球部分は、横付けローラーが5個、縦付けが3個（写真は縦付け）あります。この計8個のローラーで、360°回転して、スリットから観望対象を望遠鏡に導入します。ドームの肝になる部分です。

 

一般住宅ではわずかな勾配があるために、雨水が流れ落ちるのですが、ドームや望遠鏡設置は水平を基本としています。そのため雨水が残ります。塩分が含まれると...鉄製のボルトやローラ台座は錆びることになります。

特に縦付けは、以下のようになるわけです。完全に錆びて固着し、ローラが削れてしまっています。

 

 

なにか対策をしなければなりません。

　

ネジなどは、ステンレス製に交換。

ローラ台座がステンレス製の部品を考えていましたが、このサイズではそれが存在していないことが判明。ならば、シリコーン（撥水性がある）スプレーで対策？としても、半永久でもない...。

　

だったら、アナログでいきましょう。水洗い！

　

狭い場所なのでスプレー式で洗い落とせる、噴霧器が良いのでは？などと、中伊豆の叔母に話をすると「去年買ったけど結局使わなかった。天文台に寄付する！」と。

 

なんと！新品未使用を寄付していただきました！乾電池で動作するタイプです。

 

 

 

強い浜風が吹いたら、これで塩分を飛ばしていくことにします。

　

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