
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 102人
- 残り
- 5日
応援コメント
プロジェクト本文
はじめに
「赤ちゃんが生まれて幸せなはずなのに…」
涙が止まらない
食事も睡眠もとれない
つらい気持ちを誰にも言えない
妊娠・出産・育児は、喜びとともに大きな変化と不安が押し寄せる時期です。実際に、妊娠中・産後にうつ病を経験する方は約10〜15%にものぼり、日本の妊産婦の死亡原因の第1位は自殺であるという深刻な現実があります。このような問題は決して遠い誰かのことではありません。
中には家から出られず、必要な支援にたどり着けない方も少なくありません。もしも、そうしたママやご家族のもとに、こころのケアに特化した医療スタッフが直接出向けたら…。私たちは、その仕組みを本気で作ろうとしています。
私たち訪問看護ステーション コトイサは、群馬県高崎市にある、年間分娩件数約1,300件を扱う「産科婦人科 舘出張 佐藤病院」を中心とした佐藤病院グループの一員です。
母体である「産科婦人科 舘出張 佐藤病院」は江戸時代中期に開院し、280年間にわたり、地域の女性とご家族のこころとからだを支えてきました。 全ての女性が健康である社会と健康な次世代の創出を目指し、時代に合わせた安心・安全な医療と健康増進サービス等を提供する「女性の生涯にわたる専門病院」を目指しております。
上記理念をもとに、私共、医療法人舘出張佐藤会では、
・高度生殖医療に特化した「高崎ARTクリニック」
・働く女性の健康課題に寄り添いプレコンセプションケアを推進する「フィーカレディースクリニック」
を運営しております。
この度、新たに、訪問看護ステーション「コトイサ」を立ち上げ、周産期のママのメンタルヘルスケアを中心とした母子支援特化型訪問看護を展開いたします。

佐藤病院グループでは、他にも
・子宮頸がんの予防啓発や女性のQOL向上を目指す「NPO法人ラサーナ」
・子育て支援や地域課題解決に取り組む「一般社団法人コトハバ」
・企業における健康経営をサポートする「ウィズメディカル株式会社」
を通し、グループ全体で、女性の生涯を通じた健康支援と誰もが自分らしく安心して暮らせる社会の実現を目指し、幅広い活動を展開しています。
こうした取り組みが評価され、2018年には第2回ジャパンSDGsアワード特別賞を受賞いたしました。私たちはこれからも、すべての世代の女性とそのご家族を支え、地域に根ざした包括的な医療と支援を続けてまいります。
私たちは「安心して子どもを産み育てられる環境づくり」こそが、少子化に歯止めをかける第一歩だと考えます。そしてそれには、からだだけでなくこころのケアが欠かせないことを、日々の診療を通じて実感してきました。
そのため、2024年には 公認心理師の資格を持つ看護師・助産師を中心とした周産期メンタルヘルス専門チーム を設立。2025年には 精神科医師による外来 を開設し、入院中や外来に来られる方へのこころのケアを充実させてきました。
「ゆっくり話を聞いてもらえて、妊娠・出産後のどうにもならない心身の不調をやっとわかってもらえた」 という安堵の声が、少しずつ届いています。
しかし一方で、地域の中には、外出が難しく、通院そのものが叶わない方々も少なくありません。外来でお会いできるのは、ほんのひと握りにすぎないのです。
さらに昨今の精神科や心療内科の受診は、予約が混雑しているため数か月待ちになることも珍しくなく、支援が必要な時にすぐにケアにつながれない現状があります。その間に症状が悪化してしまうケースもあります。
だからこそ、必要なケアを早期にご家庭へ直接届けられる体制を、今すぐに整えることが欠かせないと考えました。
Aさんは、過去の出産育児に大きなトラウマを抱えていらっしゃいました。その中で第3子をご出産しましたが、疲労とストレスから睡眠障害を発症し、日常生活が困難となってしまいました。既にご出産から数か月が経過していましたが、ご家族からのSOSがあり、当院の訪問看護につながりました。
以降、週に1度、当院スタッフが訪問をすることで、「孤独ではなくなった。1週間の出来事やストレスを話すことで、気持ちの整理ができるようになった。自分なりの対処法が見つかりつつある」と安堵されています。
訪問看護ステーションが実現すれば、当院の患者様だけでなく、地域の精神科や心療内科を受診されている母子やご家族にも、タイムリーに安心と希望を届けることができます。
そこで私たちは「待つ医療」から「届ける医療」へ。患者様が暮らすご家庭に直接伺える体制をつくるために、一歩を踏み出しました。
今年、新たに 訪問看護ステーション「コトイサ」 を立ち上げます。「コトイサ」とはフィンランド語で “心地よい場所”“あたたかい家庭” という意味。
その名の通り、外出が難しい母子やご家庭のもとへ、周産期のメンタルヘルスを理解したスタッフが直接訪問し、患者様にとって安心できるご自宅でゆっくりとお話を伺います。そのため、ママはリラックスして自分と向き合うことができます。また、ママを支えるご家庭の状況も把握しやすくなり、大変効果的な支援につながります。

下記のような状態にありながら、症状が重く外出が困難であったり、上の子がいて通院が難しい方、ご不安が強く定期的なフォローを必要としている方は、私たちの「届ける医療」をぜひ利用していただきたいと願います。
・つわりが重い、予期しない妊娠だった、過去にトラウマがある、など妊娠中からご不安が強い方
・出産体験に戸惑いや自己否定感を感じたまま苦しみを抱えているママ
・産後うつに悩むママとそのご家族
・精神疾患を持つママとその家族
・ご実家が遠い、シングルマザー、ワンオペなど、育児サポートが少なく、大きなストレスを抱えるママ
<訪問看護でできること>
ご家庭それぞれに様々な事情があり、ひとり一人に個性や考え方があります。今、苦しみを抱えながら頑張っているママとその家族が、少しずつ笑顔を取り戻していけるよう、私たちが全力でサポートさせていただきます。
🧠 こころのケア:
孤独や不安に寄り添い、周産期メンタルヘルスに特化した公認心理師や助産師・看護師が精神的サポートを行います。
🩺 母体の健康管理:
バイタルチェックや妊娠中の経過、産後の回復状況の確認、内服管理、必要時には病院・市町村など関係機関と連携します。
👶 育児サポート:
授乳・ミルク・離乳食の相談、赤ちゃんの発達チェック。上のお子さんへの対応も。
👨👩👧 家族への支援:
ママだけでなく、パパ・ご家族が抱える不安にも寄り添います。
🚑 緊急時の対応:
体調急変時には迅速に病院へつなぎ、安全を守ります。
<コトイサ理念>
私たちは、人生のさまざまな時期に寄り添い、専門的な看護とあたたかな心で、暮らしの安全を支えます。母と子、ご家族、そして地域に暮らすすべての方が、自分らしく穏やかに過ごせるよう、そばで共に歩みます。皆様の心地よい日々を育てることが、私たち「コトイサ」の願いです。

【資金使途】
皆さまからいただいたご支援は、訪問看護ステーション「コトイサ」で使用する 訪問車両1台の購入費用に充てさせていただきます。
群馬県は車社会であり、高崎市を含む周辺地域では公共交通だけでは移動が難しく、安定した訪問には専用車両が欠かせません。訪問時間を守ることは信頼関係の構築に直結します。緊急時に迅速に対応するためにも車両が必要です。
目標金額:200万円軽自動車1台あたりの購入費は 約150〜180万円。1台分の車両費に加え、保険・登録費用や医療物品を積むための付帯費用を含めて、合計約200万円が必要となります。
【スケジュール】
・11月 訪問看護ステーション「コトイサ」サービス開始
・12~1月 車両購入
<クラウドファンディングとした理由>
このプロジェクトを通して、周産期の母子支援における課題を一人でも多くの方に知っていただき、皆さまと一緒に「子育てしやすい社会」をつくりあげていきたいと考え、この度クラウドファンディングを利用しました。
地域における本当の意味での「切れ目のない支援」を可能にするには、私たち病院側も主体的に母子支援の在り方を模索する必要があります。
ぜひ、この産婦人科病院による母子支援特化型訪問看護の取り組みが高崎から全国へと広がることを願っております。

「コトイサ」が走り出すことで、外出が難しい母子やご家族に安心を届けられるだけでなく、地域全体が「子育てしやすいまち」へと変わっていくことを願っています。
そして将来的には、周産期を中心としたサポートにとどまらず、若者の心の悩み、更年期を迎える女性の健康課題、さらには老年期の暮らしの支援へと対象を広げていきたいと考えています。
一人の女性とそのご家族の人生に寄り添い、世代を超えて「安心して誰もが自分らしく暮らせる社会」を実現することが、私たちの願いです。
<最後に>
「女性が健康であること」は、次の世代を育む力となり、社会の大きなエネルギーになります。佐藤病院グループはこれからも、患者さま一人ひとりが輝ける人生を送るための支えとなり、地域に根ざした医療を提供してまいります。
この挑戦は、私たち医療機関だけでは実現できません。皆さまのご支援が、子育てに悩む母子やご家族にとっての「心地よい場所=コトイサ」を広げる力となります。
どうか、安心して子どもを産み育てられる社会を一緒につくる仲間になってください。皆さまの温かいご協力を心よりお願い申し上げます。
※使用している画像について、保護者より掲載許諾取得済み
- プロジェクト実行責任者:
- 萩原 淳史(医療法人舘出張佐藤会 訪問看護ステーション コトイサ)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年1月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
車両1台購入費用
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プロフィール
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リターン
3,000円+システム利用料
・感謝のメール
感謝のメールをお送りします
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
5,000円+システム利用料
・感謝のメール・活動報告メール
・感謝のメールをお送りします・活動報告をお送りします
- 申込数
- 15
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
・ホームページにお名前の掲載:小(希望別)・感謝のメール・活動報告メール
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします
●コトイサHPにお名前を掲載させていただきます。
20文字までで、イニシャルも可能です。
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#betten)の「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- 申込数
- 46
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
50,000円+システム利用料
・ホームページにお名前の掲載:大(希望別)・感謝のメール・活動報告メール
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします
●コトイサHPにお名前を掲載させていただきます。
20文字までで、イニシャルも可能です。
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#betten)の「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
100,000円+システム利用料
・リーフレットお名前掲載(希望別)・感謝のメール・活動報告メール
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をお送りします
●コトイサリーフレットにお名前を掲載させていただきます。イニシャルも可能です。
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#betten)の「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
プロフィール

医療の地域格差に立ち向かう。切れ目のない不妊治療の提供へ|穂高病院
#子ども・教育
- 現在
- 27,922,000円
- 支援者
- 212人
- 残り
- 7日

心理専門職による「心のケア」を、必要な人に無料で届けたい
#子ども・教育
- 総計
- 11人

子宮体がん再発後も、妊娠の可能性を守るための挑戦。臨床研究の継続へ
#医療・福祉
- 現在
- 9,642,000円
- 支援者
- 324人
- 残り
- 25日

子どもや家族の孤立を防ぐ。多機能・都市型の支援拠点モデルを福岡から
#まちづくり
- 現在
- 9,952,000円
- 寄付者
- 349人
- 残り
- 37日

ひとり親の孤独の連鎖を断ち切る場所を大阪に!ハグテラプロジェクト
#環境保護
- 現在
- 932,000円
- 支援者
- 45人
- 残り
- 8日

済生会川口乳児院|子どもたちに安心と愛を。46年ぶり施設建て替えへ
#子ども・教育
- 現在
- 13,229,000円
- 寄付者
- 668人
- 残り
- 23日

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
#子ども・教育
- 現在
- 7,062,000円
- 支援者
- 329人
- 残り
- 7日
















