人形との出会いときっかけ(野田竜太郎)

操り人形を作ってる野田竜太郎です。

人形(puppet)に興味を持ったのは20年以上前、チェコの人形アニメーション監督イジィ・トゥルンカの作品を本で見たのが最初でした。当時はビデオもDVDも出ておらず、実際映像を見たのは何年か経ってからだったと思います。
チェコの操り人形のどこか憂いとほの暗さ、それと滑稽さを感じる雰囲気がとても好きでした。その後も人形のアニメーションの作品は色々と見ました。
操り人形を作りだしたのは一年前。それまでは絵描きでしたので平面作品を相手にしていました。きっかけは去年仕事で東京に行ったとき、たまたま八王子の夢美術館でチェコ操り人形展が開催されていたのを観に行った事です。それまで見るだけだったものを、強く作りたいと思うようになりました。
家に帰るとすぐに、よく分からないまま適当に道具と材料を買い木彫りで人形を作り始めました。ひと月かかって一作品目が出来上がりました。
一年経ち今も人形は増え続けています。子供も大人も喜んでくれる作品にしていきたいです。